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アルテミス@館長の業務日報
新潟県産オオクワガタ分離
今日は天候回復し、晴れ間が覗きました。昨日の大雨の影響もあり、山道のコンディションはまだ悪そうでした。昼間、明るいうちなら確認ができますが、夜に暗くなってからだと危険があるためです。
明日は下膳中、LUMBERJACKへ行き、午後は立川で四季島撮影を考えています。
先週の福島県産オオクワガタペアリング前に新潟県産は飼育ケースから取り出し、分離飼育としました。同居期間は1週間程度としており、それ以上同居させると悲劇が起こる可能性があるためです。
悲劇とは♂が♀を殺したり、♀による♂捕食です。♀が♂を捕食するのはカマキリでよく見られますが、オオクワガタの様に長命なクワガタでも起こりえるのです。
♀は卵を産みますが、産卵時には栄養をかなり使うのです。その栄養分は・・・タンパク質で、産卵すると不足します。そのため、いつも餌ゼリーは高蛋白のものが欠かせません。
明日は2セット作ることになります。あと、イオウマメクワガタもですが。
福島産オオクワガタペアリング
今日は出社日、朝から雨の1日でした。定時で帰ることはできましたが、雨の降り方によっては影響が出た可能性もあります。
新潟県産オオクワガタのペアリング期間が過ぎ、個別飼育に切り替えた後は福島県産オオクワガタのペアリング準備をしました。
餌台は一度洗浄して新しいざりーに交換、ペアを投入しました。しかしながら羽化後3年が経過しており、産卵は厳しいかもしれません。♀は人間でいえば40代、ぎりぎりです。卵巣に卵がどれくらい残っているかは未知数です。
もう1ペアも別のケースにて投入しました。こちらは♀がまだ若いので、期待できそうです。♂には♀殺しの“前科”があるため、事故が起こらないことを祈るばかりです。雌雄の血統が違うので、採卵できれば幼虫はCBF1になります。
昨シーズンは福島へ行けず、新潟が代替となりましたが、今シーズンは行けるでしょうか。夏休み前だと予約が比較的取りやすいですが、血を薄くしたいので野外採集の必要はあるのです。
青森産オオクワガタ産卵セット
今日から6月、木曜日なので通常出社日でした。
LUMBERJACKでアカアシクワガタの産卵セットが終わった後は青森県産オオクワガタの産卵セットも同時に行いました。
産卵材は正月の初売り時、高校の先輩より分けていただいたものを使用しました。加水後、水切りはしていませんでしたが、乾燥状態のマットをそのまま使用することで、吸わせることにしました。こうすると、マットが材からの水分を吸収することで、加湿状態とほぼ同じになる筈です。
オオクワガタはやや乾燥気味のに産むので、水分過多状態では卵が腐る恐れもあります。マットに吸わせればセット時に霧吹きでの加湿作業が省略できるので、自然に任せるのもいいかもしれません。ただし、水分は少しずつ蒸発するので時々は霧吹きで加湿も必要ですが。
剥いた樹皮を転倒防止材代わりに敷き、ゼリーをセットした後は♀を放しました。まだ羽化して2年なので産卵は可能な筈です。人間でいえば30代に相当するので、まだ大丈夫でしょう。
今季はどれくらい産卵してくれるでしょうか。
アカアシクワガタ産卵セット
今日で5月は終わり、明日から6月です。衣替えと同時に梅雨の季節で、カブトムシやクワガタの発生数が増え始めることでしょう。8月の秋田は決まりましたが、7月の遠征はまだ決まっていません。
日曜日のLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテでは、アカアシクワガタの産卵セットをしました。産卵木は前夜から加水し、自宅から持ってきました。
産卵木の樹皮を半分以上剥き、マットに頭が出るぐらいまで埋めました。マットから出る分だけ剝かなかったのは転倒防止を兼ねているためです。
自宅から持ってくる際、材は水切りしていませんですが、マットに吸わせる分を勘案し、無加湿で使用しました。
マットが材の水分を吸うことで、自然にマットが加湿されるとみているためです。セット完成後、♀を放しました。
もう1頭の♀も産卵セットしました。アカアシクワガタの産卵セットはオオクワガタ、コクワガタとほぼ同じです。
昨夏に秋田で採集しましたが、夏も終わりに近づいている時期だったので、ひと冬越させてからがいいと判断しました。ヒメオオクワガタ同様、晩夏以降に採集される成虫は新成虫の可能性があるためです。
充分に交尾も済ませていますし、うまく産卵してくれるでしょうか。
増え始めたノコギリクワガタ
今日は夜間の気温が20度近くの予想なので、夜間樹液観察に赴きました。
今夜の観察ルートはグリーンボランティア活動範囲内で、広場とは逆方向から入りました。最初のコナラポイントでノコギリクワガタ♂を見つけ、撮影しました。
撮影後に採集しようとしたら…茂みに落ちてしまい、見つかりませんでした。他にカシの樹液も見ましたが、発生が始まったばかりなので数が少なく、1頭もいませんでした。
場所を移動し、交尾中のノコギリクワガタペアを見つけて撮影に成功しました。いざ採集しようとすると♂が真っ先にポロっと落ちてしまい、♀だけのゲットとなりました。
ゲットしたノコギリクワガタ♀です。前回採集したものよりやや大きいので、キープとしました。30mmは確実に超えていそうです。
サミットのポイントではノコギリクワガタ♀を見つけました。こちらは撮影後に確認後、リリースしました。
広場に戻り、桑の木を見ました。テントウムシの蛹がどうなっているのか気になっており、なんと!羽化していました。しかし、翅がしわくちゃです。羽化直後であれば無紋なので、模様があることから羽化失敗でしょうか。
撮影後は家路につきました。