今日、JRから春の臨時列車が発表されました。これにより、3月の北海道行きは日程調整の目処がつきました。あと1か月とはいってもあっという間です。会社でも上司から羨まれる一方、計画を立てて旅行に行ってくださいと言われていますので、時刻表とにらめっこすることになります。
今年は室蘭本線非電化区間での撮影も考えていますので、避花粉での療養も兼ねています。
18日にも上越線へ行ってますが、週末なので来週明けからの報告とさせていただきます。こうでもしないと、旧ブログの写真も含め、北海道寝台特急等の写真を紹介する機会がなかなかないと思いますのでm(_ _)m
今日紹介するのは、寝台特急「あけぼの」です。3月14日限りで定期運行を終了し、以後は臨時列車になります。「春の増発列車のお知らせ」によると、青森発が4月24日~5月5日、上野発が4月25日~5月6日となっています。需要が根強く、日本海側を経由するために新幹線の影響を受けにくいと思っていたのですが、便乗廃止にしか思えてならないですね。。。

※寝台特急「あけぼの」/奥羽本線白沢~陣場間にて・2000年12月17日撮影
写真は今から13年以上前、2000年も暮れに押し迫った12月17日に撮影しました。当時、キヤノンからEOS-1vが発売され、11月中旬にEOS-1NRSからEOS-1vHSに買い替えました。
しかし、この年の11月末あたりからD51が復活後2度目の全検入りし、撮影ネタに困っていたのも事実です。使用に慣れるため、1か月ほどの試用期間を経て、本格運用開始する考えとしており、本格運用開始はここ奥羽本線としました。
12月15日の夜に寝台特急「はくつる」で上野を発ち、翌朝の青森到着後は大釈迦峠で「あけぼの」「日本海3号」を撮影してから宿泊地である大館へ向かいました。
翌朝、電車で陣場へ向かい、この時が初訪問となりました。これ以後、何度か訪れるようになったのはいうまでもありません。
当時、併用していたEOS-3と2台同時にセットし、それぞれ300mmと200mmの焦点距離で撮影しました。
折しも天気は雪。しんしんと穏やかに降る感じで、視界は概ね良好でした。まだ12月とはいえ、雪降る中で待つのは結構寒い思いがあります。やがて「あけぼの」通過時刻が迫ってきました。
最初に300mmで撮影し、次に200mmの方で撮影するという、若さゆえの無謀な撮影でした。東京に帰った後、現像依頼をして数日後に仕上がりを確認したら、ほぼ満足のいく結果でした。
今ではデジタルカメラなので撮ったその場で確認できますが、フィルム時代は現像仕上がりまで撮影結果を確認することはできませんでしたね。とはいうのも、ポジフィルムを使用していたからです。
現在の「あけぼの」はB寝台車も金帯車が多くなっていますが、当時は元「あさかぜ」の金帯車が「はくつる」に使用されていたため、個室寝台車以外はほとんどが白帯車でした。
2年後に東北新幹線八戸延伸で「はくつる」が廃止され、オロネ25-700を除く金帯車が「日本海3・2号(当時)」「あけぼの」に回されるようになって10年以上経ちますが、元「あさかぜ」の残党は「あけぼの」廃止でその定期運用を失うことになります。
博多「あさかぜ」廃止で品川から青森に転じて20年近く経ちますが、風雪との闘いの日々も終わりに近づいてきます。
最終日に向かって走る「あけぼの」-。
フィルム時代に撮りためた写真は概ね10年分ありますので、日を改めて紹介します。