一世代前の併結

今日で8月も終わり、宿題の追い込みをしている子供たちも少なくはないでしょうか。私が小学生の頃は自由研究を除いて宿題は概ね旧盆前に終わらせていました(^^ゞ

ここ1週間、夜間樹液採集ができずネタに困っています。

盛岡駅での新幹線の話が出ていたので、もう一歩進めてみましょうか。

旧盆休みの青森遠征採集が恒例化したのは、2011年からです。この年の夏休みに初めて十和田湖を訪問し、「オオクワガタの天然採集」という目標を掲げたのはいうまでもありません。

東北新幹線が前年の12月に全通し、E5系が翌年の3月にデビューしましたが、これから紹介するのは季節外れとなりますが2012年12月に撮影したE2系とE3系の併結です。

 


※E2系「はやて28号」/東北新幹線盛岡駅にて・2012年12月30日撮影

2012年の年末、583系による寝台特急「あけぼの81号」が運転されるため、急遽東北遠征となりました。

撮影を終え、新青森から「はやて28号」に乗り、東京へ帰る途中、盛岡駅で撮った一コマです。この頃は「はやて」にE5系が増えつつあったものの、まだE2系は数往復が残っていました。

 



※「はやて・こまち28号」併合/東北新幹線盛岡駅にて・2012年12月30日撮影

秋田からの「こまち28号」がゆっくりと進入し、手前で一旦停止してから連結しました。ほんの2年ぐらい前までは、E2系とE3系の分割併合を盛岡駅で見ることができました。

現在では「こまち」の併結相手が「はやぶさ」に、車両もE5系とE6系に変わってしまいました。ですが、塗装は違えど、山形新幹線にはE3系が運用されているので、E2系とE3系の分割併合は現在も福島駅で見ることができます。

東北新幹線は東京~新青森間670km以上の長距離路線ゆえ、更には北海道新幹線と一体化して東京と北海道を結ぶ路線になります。

航空機との競合という環境にさらされているゆえ、高速化は宿命といえるのでしょう。

E2系もE3系もデビューから17年が経過し、すでに廃車も始まっています。遠征時に何気なく撮った写真も後々には貴重なワンカットとなります。JR世代の新幹線車両も世代交代が進む昨今、「あの時撮っておいてよかった」と、記録することの大切さを改めて思います。

TOMIX「さよならあけぼの」セット

今日はTamTam相模原店へ行き、昨日TOMIXから発売されたばかりの「さよならあけぼの」セットを買ってきました。

3月14日発の下り定期列車を再現したセットです。車番はもちろんのこと、各車の特徴等、実車にできるだけ忠実に再現しています。

 


これまでのさよならセット同様、外箱が用意され、ブック型ケースをまとめて収納できます。

 


ブック型ケースが2つ入っており、機関車2両と客車9両が入っています。客車は個室車を含めてほとんどが金帯車です。

寝台特急「あけぼの」は渡道や秋田帰省時に何度も利用していたので、なじみが深いブルートレインといっても過言ではありません。

更に、走行写真も結構撮っていますので、思い出の一品となることでしょう。実列車は臨時列車となりましたが、模型の世界ではいつまでも現役です。

1年前と現在-盛岡駅での一コマ(併合編)

今日も秋雨前線が停滞し、北から湿った空気の影響で10月並みの涼しさでした。高山採集の可否はこの週末に判断します。

2月の山梨豪雪では自衛隊の車が除雪に来るまで1週間程度孤立したそうですから。

 



※「はやて・こまち32号」併結/東北新幹線盛岡駅にて・2013年7月16日撮影

昨年の盆休み東北遠征では、秋田にも立ち寄って「あけぼの」「いなほ」等を撮影していたので、帰りは当然「スーパーこまち」でした。

7月3連休にも青森遠征しているので、調べたところ帰りが「はやて」だったので、盛岡駅でE3系との併合を撮影していました。

この年の3月改正で「はやぶさ」が増発されたとはいえ、まだ「はやて」は多数運転されており、E3系「こまち」も相当数が残っていました。

 



※「はやぶさ・こまち16号」併合/東北新幹線盛岡駅にて・2014年8月17日撮影

では、1年後はどうでしょうか?「はやて」と「こまち」の併結運転が終了し、秋田新幹線の車両は全てE6系になりました。「スーパーこまち」の愛称はわずか1年で消えて「こまち」に統一され、併結相手は「はやぶさ」に変わりました。

車両は変わっても、ゆっくり進入して一旦停止という手順は昔と変わっていません。

ひと昔前はE2系+E3系、今はE5系+E3系という過渡期を経てE5系+E6系になりました。分割併合や車両の組み合わせにも世代交代が感じられます。

2016年春の北海道新幹線開通でJR北海道の「H5系」が乗り入れてくるので、新たにH5系+E6系の組み合わせが見られますが、札幌延伸時にはまた車両が世代交代していることでしょう。

札幌延伸時、私は定年間近の50代後半になっていますので、その時も若い頃と変わらず元気に駆け回っているでしょうか。

1年前と現在-盛岡駅での一コマ(分割編)

今日も気温が低く、時折雨が降る天気でした。我が家で飼育中のカブトムシやクワガタは活動が鈍く、餌の減りも少ないです。来週には残暑が戻るそうですが。

 



※「はやて・こまち31号」分割/東北新幹線盛岡駅にて・2013年8月11日撮影

まずは昨年の夏休みに青森遠征で乗車した「はやて」と「こまち」分割の再掲です。ただし、遠征初日時点では田沢湖線が大雨の影響で不通になっており、分割された「こまち」編成は秋田へ向かうことができないため、5km先にある盛岡新幹線車両センターへ回送されて行きました。

 



※「はやぶさ・こまち17号」分割/東北新幹線盛岡駅にて・2014年8月15日撮影

今年の青森遠征時に撮影した「はやぶさ」と「こまち」の分割です。1年前と何が違うのでしょうか?

答えは秋田新幹線の車両です。1年前はE3系でしたが、現在はE6系に変わりました。新幹線の車両寿命は平均で15年とされ、秋田新幹線開業時から使用されたE3系は古いもので17年間も走ったことになります。

東海道・山陽新幹線の場合、「のぞみ」で東京~博多間を往復した場合、2000km以上は軽く超えるため、博多まで往復した翌日は東京~新大阪折り返しに使用したりして走行距離の平準化を図っていますが、金属疲労と老朽化が早く、かつての0系や100系は13年どころか11年で廃車になった車両もあります。

現在の新幹線車両は全てアルミ車体で鋼製車体に比べて寿命は長く、東北系の場合は走行距離が東海道・山陽新幹線程は長くないため、平均寿命の15年を超えて使用できたのです。

すでにE2系も廃車が始まっているので、新幹線の世代交代の早さを感じます。2016年春以降は北海道新幹線用のH5系も加わるので、H5系+E6系のカップリングも見られるでしょうか。

皮肉??2年連続の寝台列車

今日も気温が低く、時々雨が降る天気だったので、夜間樹液採集はお休みです。ですが、この時期採集に行けないと、本当にネタがないものでして…(;´▽`A“

北陸新幹線の金沢延伸が来年3月14日に決まったと報道がありました。同時に並行在来線はJRから切り離され、第3セクターへ移管されます。長野県がしなの鉄道、新潟県がえちごトキめき鉄道、富山県があいの風とやま鉄道、石川県がIRいしかわ鉄道で、それぞれ県境駅までが営業エリアになります。

 


※寝台特急「あけぼの」

昨年の「第17回総合写真展」で展示されたのは寝台特急「あけぼの」でした。この年の2月中旬、E653系への置き換えが決まった「いなほ」の撮影も兼ねて秋田へ遠征し、通称“松原のカーブ”で撮影しました。

タイトルは「雪煙」で、列車全体が覆われる程の雪煙が予備審査通過のポイントになったと思います。

ですが、翌春に「利用客減少と車両老朽化」を理由に定期運転を廃止して多客期運転の臨時列車になるとは思ってもいませんでした。

 


※寝台特急「トワイライトエクスプレス」

続いて今年の「第18回総合写真展」に展示が決まった「トワイライトエクスプレス」です。

北海道新幹線開通で現在の海峡線が架線電圧昇圧に伴い、現在のED79が使用できなくなるため、去就が注目されています。

3月に北海道へ遠征した際、まだ非電化区間で撮影したことがないので、「宿題」にしていました。

5月下旬、JR西日本から来春で運転終了と公式発表が会った時は寝耳に水でした。車両老朽化が理由ですが、本当の理由は北陸新幹線開通で並行在来線の経営分離で、相手会社に支払う線路使用料が3社分発生し、運賃や料金値上げにつながるからなのです。

2年連続で寝台列車の写真が入賞するとは思ってもいなかったのですが、どれも翌春に運転終了間近のタイミングです。本当に皮肉なのかも知れません。

寝台特急を撮影できる時間は限られてきています。JR貨物からEH800を借りられるのか、委託するしないは別として、宿題を見出して撮影していこうと考えています。

7000系幕車の区間急行

今日は日中でも気温が上がらず、過ごしやすい1日でした。もうそろそろ秋雨シーズンなのかも知れません。

今年は天気が不安定なので、シーズン後半戦目玉イベントとなる山梨での高山採集は微妙な感じといったところです。

 


※7000系区間急行/京王線新宿駅にて

今日紹介するのは、京王で貴重な存在となりつつある7000系幕車です。現在、7000系は後期製造車を中心にLED化されています。

前期製造車は今でも種別・行先表示が幕のまま残っています。LEDによる表示はある程度以下のシャッタースピードで撮らないと、表示内容がきちんと写ってくれないので、撮り鉄としてはなかなか厄介です。

上野駅へ「あけぼの」入線を撮りに行った夜、特急で新宿到着後はすぐに折り返し種別が変わっていました。

しかも、折り返しの種別は「区間急行」です!!区間急行は2013年2月22日のダイヤ改定で通勤快速を日中や土休日にも運転するために改称しました。停車駅は通勤快速時代と変わっていません。

相模原線の特急復活(2代目)運転により、日中の急行は相模原線内各駅停車となり、区間急行に置き換わりました。

日中の区間急行は都営新宿線直通運転なので、京王線新宿駅で見られる時間帯は限られています。

7000系幕車による「区間急行」表示を撮れたのは、ある意味貴重なカットでした。

第18回総合写真展

先日、(財)国際文化カレッジからお知らせが届きました。今年も12月5~11日に開催される「第18回総合写真展」に作品が展示されることが決まりました。

 


※東京都美術館

 


※会場

会場は上野にある東京都美術館です。尚、写真は昨年の「第17回総合写真展」のものを再掲しましたので、ご了承ください。

 


※寝台特急「トワイライトエクスプレス」

3点応募し、選外で返却された写真は2点です。返却された2点の写真を確認したところ、入選したのは3月に北海道で撮影した「トワイライトクスプレス」であることが分かりました。

これまではSLでしたが、昨年の「あけぼの」に引き続き2年連続で寝台列車の写真が入選したことになります。

ただし、写真サイズから実際の展示写真は上下方向が一部トリミングされます。掲載した写真はあくまでもイメージとして捉えてください。

これから本審査のち賞が確定します。賞などは追ってお知らせします。

オウゴンオニ幼虫

今日はイベントがあり、スタッフとして参加しました。しかし、その帰りに自転車が途中でパンクし、修理のために夜間樹液採集ができませんでした。

 


昨日のLUMBERJACKレンタルBOXにて、オウゴンオニクワガタ幼虫が成長したので、菌糸ボトルへ移しました。

カップから取り出した幼虫はかなり成長していました。

 


菌糸ボトルへ移した幼虫です。すでに2齢後期でしょうか?オオクワガタの3齢幼虫並みの大きさにまで成長していました。

 


全て引っ越しが終わった後の幼虫達です。1頭が死亡し、9頭になりましたが、これから菌床を食べて成長することでしょう。

羽化予想サイズは♂で65mmオーバーはいくでしょうか?70mmオーバーはいけるかどうかですね。

オウゴンオニ幼虫の飼育は初めてなので、まだ手探り状態ですが、無事に羽化まで行ってほしいです。

比較セット

今日は夕方、西に黒っぽい雲を見たので、天気急変の可能性があるのと、明日のイベント準備で夜間樹液採集はお休みです。

イークワ楽天市場店から通販で産卵用マットを購入し、産卵セットしました。

 


今回購入したのは「ニューエッグマット」です。商品説明では産卵促進効果が高いと謳っており、今までのマットと比較ができるかも知れないのと、青森のミヤマ産卵セットもあるためで、マット不足の懸念からです。

 


セット後に♀を放しました。見た目はあまり黒っぽくないですし、ノコギリやミヤマ、アンテにも効果があるとのことですが、実際に使用しないと分かりません。

結果は10月中旬以降になるでしょう。結果次第では来シーズンに影響するかも知れません。

青森産ミヤマクワガタ

今日はさすがに疲れたので、夜間樹液採集には行くことができませんでした。

 


※青森産ミヤマクワガタ♂

夏休み中の青森遠征では、3日間ほとんど終日雨に降られ、クワガタをあまり採集できませんでした。

辛うじて採集できたミヤマクワガタの♂を紹介します。

このミヤマクワガタ♂は、17日未明に宿前の自販機にきたものを拾いました。大顎からみて、蝦夷型と分かりました。

蝦夷型は北海道に多いですが、北海道にしかいないという訳ではなく、東北北部では低地にも見られますし、関東でも標高800m以上の高標高地にいます。

蝦夷型の特徴は第一内歯の発達が悪く、大顎を強引に閉じると先端がくっつきます。

実のところ、青森遠征で採集したミヤマクワガタの♂は2頭目で、2012年に採集できたものは山型です。

このことから、蝦夷型と山型の2タイプを見たことになります。同一地域で2つ以上の型を産出しているため、なぜこのようなことが起こるのかは解明されていません。今のところ有力なのは幼虫時代の環境です。

もし雨が止んでライトトラップを仕掛けられば、もっと多く採集できただけに、雨が恨めしく思えます。結局1度も使わずに返却となりますので、来シーズンの課題です。