秋のクワガタ

今日も大気の状態が不安定で、北海道では記録的大雨が降りました。交通機関にも影響が出たそうです。

旧盆休み頃から天気がおかしく、前述のとおり不安定な状態が続いているため、今シーズンは見送りとなった山梨県の高山採集ですが、実は9月に発生ピークを迎えるクワガタがいるのです。

もちろん、標高1000m以上の高地での採集となるため、山の天気は急変しやすく、天気が不安定な状態で採集に行ったら遭難の危険性があります。ましてや山梨での採集は標高1500mぐらいの高標高地です。

標高の高い山で秋に捕れるクワガタといえばどんなクワガタでしょうか…?

 


それは…ヒメオオクワガタです!!

写真を見てお分かりですが、オオクワガタに似ています。標高1000m以上の高地に生息しており、場所によってはなんと!!10月下旬ごろまで見られるそうです。

10月も下旬になると、山の上では紅葉が始まっていますね。こんな寒いのにクワガタムシがいるものか?と大抵の人は疑問に思います。

彼等は寒さに強いのは勿論ですが、体の色が黒なので太陽熱を吸収しやすく、晴れた昼間に活動することで活動に必要な体温を得ているのです。

写真は2012年9月8日に山梨県の大菩薩で採集したものです。こちらは生息地の標高が1500m以上と高く、活動終期は概ね9月いっぱいです。ただし、現地で得た情報では10月20日頃まで捕れた記録があるそうです。

東北地方では北へ行くほど、生息地の標高が下がりますが、「この県ではここに生息している」との情報がない限りは採集に行くことができません。東北地方では福島県の桧枝岐が有名採集地であることは知っていますが、車がない限り採集には行けないでしょう。

私も40代になったことですし、車の免許取得も考える必要がありそうです。当面は公共交通機関利用で採集に行ける山梨県が高山採集のメインとなるでしょう。今シーズンは見送りとなりましたが、来シーズンに期待することにしましょう。