今日は朝のうちは晴れ間がありましたが、次第に曇ってきました。夜には雨の可能性があるとの予報だったので、夜間樹液採集はお休みとしました。
ネタがないので、過去の写真から探したところ、見つけました。過去に楽天ブログで紹介したものなので、再掲となります。
写真は今から7年前、ビッターズオークションにて落札したヨナグニマルバネクワガタです。
クワガタは夏だけかと思われがちですが、秋になって発生するのもいるのです。それは、南西諸島に生息する「タテヅノマルバネクワガタ」で、現在は「アマミマルバネクワガタ」「オキナワマルバネクワガタ」「ヤエヤママルバネクワガタ」に再分類されています。
このヨナグニマルバネクワガタは、ヤエヤママルバネクワガタの与那国島亜種です。現在は国内希少野生動植物種に指定され、採集や譲渡が禁止になりました。今では飼育品さえ入手はできません。
一番発生が早いのは奄美大島で9月、沖縄本島が10月、八重山諸島が11月です。本土では秋でも、南西諸島はまだ夏の最中なのです。
このクワガタを追って2か月間南西諸島を南下しながら採集する人もいたのですから驚きです。アマミマルバネクワガタも現在は条例によって採集禁止になっています。
沖縄でクワガタを採集してみたいと思ったことはありますが、ハブが怖いので…。おまけに飛行機恐怖症ですから無理でしょう。
尚、マルバネクワガタのブリードは難しく、幼虫期間は2~4年に及びます。かくいう私は赤枯れマットの入手ができず、ブリード失敗しています。
まだ30代前半の若かりし頃ですが、当時は色んなクワガタのブリードにチャレンジしようとしていたんですね。今では好きな種に絞っていますが、失敗経験は他の種類にも活きるとは思ってもいなかったことでしょう。