今シーズン終了宣言

今日も晴れ間が出ましたが、雲が優勢なうえに日中でも風が冷たい感じでした。夜になると一段と冷え込むようになりました。

夜の気温を勘案し、本日をもって2014年の夜間樹液採集シーズン終了宣言します。実質的には23日で今年の夜間樹液採集を終了しました。

今年の夜間樹液採集期間は5月13日から9月23日までで、初見日を中心に少し振り返ってみましょう。それぞれの初見日は以下のとおりです。

コクワガタ…5月13日

ノコギリクワガタ…5月30日

ヒラタクワガタ…5月30日

カブトムシ…6月26日

そして、コクワガタとヒラタクワガタを除いてノコギリクワガタの終見日は9月21日、カブトムシは9月14日です。

 


※ヒラタクワガタ♂

それにしても、今年は少し異常な年でしたね。カブトムシの発生が大幅に遅れたのは否めません。昨年までより20日以上遅れました。

9月にヒラタクワガタが採れたのは2005年以来9年ぶりでした。ただし、2005年の時は9月になるまでヒラタクワガタを採集できなかったので、今年は5月から9月まで見られたことになります。

 


※コクワガタ集団

例年、9月になるとスズメバチが夜でも煩くなることが多いですが、今年はそのようなことが少なく、45.7mmのコクワガタと60.5mmのノコギリクワガタを採集できました。

また、遠征は新潟と青森で、7月の新潟はノコギリ、コクワ、スジ、ミヤマ、アカアシの5種を採集できた反面、8月の青森は雨のためにミヤマ1♂、ノコギリ1♀しか採集できませんでした。

今年の夜間採集は終了しても、日中に活動する可能性もあるため、時折日中観察をすることがあるかも知れません。

来シーズンはどのような昆虫相を見せてくれるでしょうか。