懐かしの東海道新幹線100系

今日は台風が進んでいる影響で前線が活発化し、雨の一日でした。午前中にはLUMBERJACKへ行き、レンタルBOX内のクワガタ餌交換及び利用料金の支払いをしました。

 


※100系「こだま404号」/東海道新幹線掛川~静岡間にて・1999年8月8日撮影

引退間近の0系を駅間走行写真した1999年8月8日には他車種も撮っています。この中から第2世代である100系の写真を紹介します。

100系は国鉄末期の1985年、「ニュー新幹線」と銘打って登場したフルモデルチェンジ車で、2階建て車両が目玉でした。1986年から量産が開始され、1992年まで66編成1056両が製造されました。

撮影した当時、東海道新幹線では高速化が進み、100系は「こだま」が中心となり、「ひかり」は停車駅が少ない列車中心になりました。

写真はX編成で国鉄時代に7編成が製作されました。東京~博多間通しの「ひかり」中心に充当されましたが、前年の1998年10月改正で撤退、東海道新幹線内の「こだま」専用になり、食堂車は営業を終了してしまいました。

 


※100系「ひかり102号」/東海道新幹線掛川~静岡間にて・1999年8月8日撮影

こちらはJR西日本が製造したV編成で9編成が製造され、「グランドひかり」の愛称があります。2階建て車両を4両連結し、先頭車のノーズ下には外気取り入れ口が特徴でした。山陽新幹線内に限り最高時速230km/h運転でした。

 


※100系「こだま417号」/東海道新幹線静岡~掛川間にて・1999年8月8日撮影

〆はG編成です。8号車の食堂車を2階はグリーン車、1階はカフェテリアに置き換え、50編成が製造されました。また、一部編成がJR西日本へ譲渡されています。

「のぞみ」と「ひかり」「こだま」は最高時速が50km/hも違うのは勿論ですが、「のぞみ」の直前に東京駅を発車した「ひかり」が、高加速と高速度を活かして退避駅まで逃げ切るには「のぞみ」と同型車両でなければこなすことができないのです。

0系や100系は最高時速が220km/hと遅く、東海道新幹線の過密ダイヤでは次第に足かせとなっていき、「こだま」に回されたのち廃車が急速に進む結果となったのです。

すでに300系さえも消え去ってしまったので、新幹線の世代交代が早いことを実感させられるだけでなく、今では貴重なひとコマです。