今日で11月は終わり、明日から12月です。早いものでもう師走です。
今回の水郡線遠征で、SLだけでなく2年前と変わっているところがあります。
それは…常磐線特急です。
車両が全てE657系に統一されており、今回が初乗車でした。各座席にはコンセントが備えてあり、携帯電話やスマホ、パソコン等の充電ができるのです。
最近の新幹線や特急車両ではもはや標準装備になったと言ってもよいでしょう。
そのコンセントはどこにあるのか?といえば、肘掛にあります。ただし、新幹線のE5系(H5系)やE6系は320km/hの高速走行を行うため電力容量の関係で、普通車の通路側には車端部を除いてコンセントがなく、窓側の座席下床にあります(グリーン車以上は全座席にコンセントがある)。
※651系特急「スーパーひたち46号」/東北本線上野駅・2012年11月24日撮影
2年前の乗車時はE657系が投入され始めましたが、まだ651系やE653系が走っていました。
651系は一部が直流化改造のうえ、高崎線系統の特急に転用されてまだまだ活躍中ですが、E653系は全く見かけません。
では、E653系はどこへ行ったのでしょう?答えは、新潟へ全て転属して行ったのです。すでに7両編成は羽越線の特急「いなほ」に転用され、485系を置き換えました。
4両編成は来春の北陸新幹線金沢延伸で新設される特急「しらゆき」に転用されます。
JR発足から27年。JR化初期に投入された特急車は経年が25年前後に達し、取り替えの時期を迎えるものの出ています。
そう考えると、月日の経つのは早いものですが、数多くの国鉄車両を淘汰していったJR世代の車両が今度はJR世代の車両に世代交代するとは思ってもいなかったことでしょう。
来春には上野東京ラインが開業し、常磐線特急は「ひたち」「ときわ」に再編されます。一部が品川まで乗り入れ、利便性が増しますが、その反面、上野駅地平ホームは寂しくなってしまうでしょう。
そう考えると一抹の寂しさを感じられずにはいられません。