今日は朝のうちは晴れていましたが、夕方から雨が降り出し、退勤時には本降りとなりました。
昨日のLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテで、アカアシクワガタの1♂2♀トリオが揃いました。故郷は青森県ですが、実際に採集したところは十和田湖です。
十和田湖周辺は国立公園ですが、実際に国立公園といっても動植物の採集が全面的に禁止されている訳ではありません。国立公園は普通地域・特別地域・特別保護地区に分かれており、このうち動植物の採集が禁止されているのは「特別保護地区」なのです。これを理解しないと、トラブルの元になります。法律に疎いレンジャーや一般人が誤解しやすいのです。
十和田湖周辺は、奥入瀬渓流や中山半島が特別保護地区になっています。特別保護地区は国立公園全体からいって割合はほんのわずかです。
※アカアシクワガタ/青森県十和田湖にて・2011年8月7日撮影
十和田湖は2011年に初訪問しました。青森遠征のきっかけは6月に遡ります。地元でオオクワガタの♀を採集しましたが、放虫個体だったので、自分の手で天然採集したい!と思い、震災復興支援も兼ねて東北に照準を定めました。
青森を選んだのは当時、まだブルートレインの「あけぼの」「日本海」が走っており、撮影もできるので一石二鳥と考えていました。
青森でのオオクワガタ多産地といえば、十和田湖です。東北では灯火で採集されているので、夜に灯火巡りするだけで捕れると思っていましたから恥ずかしい話です。
ですが、現実はそう甘くありませんでした。初めて訪れた訳ですし、右も左も分かりません。実際に採集できたのはアカアシクワガタが1♂2♀捕れたのみでした。
青森で初採集となったのがアカアシで、翌年以降はミヤマ、ノコギリ、コクワ、スジも捕れるようになりました。しかし、目標とするオオクワガタは未だ採集できず、昨夏はライトトラップを試みようと思ったのですが、終日雨ばかりでライトトラップ採集ができませんでした。
今後、街灯はLEDが進むとされるので、街灯巡りでの採集はできなくなります。これからは自分でライトトラップを仕掛ける必要があり、ライトトラップの重要性は増してくることでしょう。
十和田湖遠征も今年で5年目となります。今シーズンこそはライトトラップ採集を実践したいものです。