今日は昼前から雨が降り出し、春の嵐になりました。明日の朝まで降り続くそうです。
先週、クワガタの餌交換時にボーベリア菌の話が少し出ましたので、今回は当時の写真を交えて紹介したいと思います。
ボーベリア菌とは、甲虫を媒体とするカビ菌で、感染した甲虫はカチカチに体が固まって死んでしまいます。これを利用して松食い虫を駆除するため、ヘリで空中散布することがあります。
ヘリで空中散布するのは、人工的に菌を培養して増やしたものだそうです。
春先と秋口に多く、撮影した当時も秋口でした。寿命もありますが、写真のミヤマカミキリの様に、感染して病死することも珍しくないです。
ただし、感染力は弱いので、飼育下で見つけた場合、すぐに取り除き、マットは全交換することをお勧めします。
アルコールに弱いので、アルコールを揮発させて殺菌するのも手です。あとは殺菌できる空気洗浄機もいいでしょう。感染源の近くにいた虫は、水で薄めたアルコールで体を拭いてあげてください。
また、ボーベリア菌で汚染されたマットは全部破棄した方が無難です。飼育ケースを洗った後は、アルコールで拭いておくのも手です。
この記事がクワガタ飼育の上で参考になれば幸いです。