幼虫危機一髪!!

今日から7月です。しかし、夕方近くまで雨が降り、冷気の影響で気温が低かったです。

 


昨日タッパーに引っ越したノコギリクワガタ幼虫が地表近くに出ており、これはまずい!と緊急対策を実施しました。

マットの湿度が低いことも考えられるので、幼虫の周囲を除くマットに加水しました。根食いなので、湿度の高い環境にいるためです、十分育った幼虫は朽木から脱出して土中に蛹室を作るのです。

ただし、冬に自然状態で土中の蛹室で越冬中のノコギリクワガタを探すのは非常に難しいです。どうみても、成虫採集は夏に樹液で採集する方がずっと簡単です。

しばらく観察すると、幼虫は潜っていきました。

 


もう一つは酸欠の可能性も考えられます。そこで、タッパーの蓋に穴を1つあけて、フィルターを貼りました。

幼虫が地表に出てきた場合は、あらゆる可能性を探ることです。根食いの種類ならマットの湿度が低い、もしくは全種に共通することは酸欠の可能性も考えることです。

あまり密封した容器だと、酸欠になりやすいです。特に3齢後期以降は酸素が重要で、必要酸素量が不足すると“暴れる”ため、要注意です。酸欠で幼虫が暴れると体重が落ちて羽化サイズに影響を及ぼしかねません。

とりあえず落ち着いてくれたので、ひとまずは大丈夫でしょう。