カニ24-111加工工程

今日から9月です。例年は残暑がまだ厳しいところですが、今年は涼しいスタートとなりました。そして防災の日でもあります。

今から92年前の1923年9月1日、関東大震災が発生しました。発生時刻が11時58分で、昼食時と重なったことから、避難する時に火元を始末しなかったために大火災が発生したそうです。

この大震災を忘れないため、「防災の日」が設定され、全国各地で防災訓練が行われています。

 


先日、黒Hゴム化したカニ24-111ですが、加工前と途中経過の写真を紹介します。

黒Hゴムになる前は、Hゴムがご覧のとおりグレーです。グレーHゴムは今でもJR北海道の14・24系客車に残っており、急行「はまなす」で運用されています。しかし、来春までとなる公算が大きいでしょう。

旧製品なので、トレインマークは入っていません。

 


床板と車体を分離し、窓ガラスを外します。写真では分かりにくいですが、黒に変更するHゴムは正面の両サイドとトレインマーク表示機、側面は荷物室の扉です。

 


黒Hゴム化した正面窓です。黒にすると結構目立ちますね。「はくつる」のトレインマークが入っていますが、旧製品は上からステッカーを貼る様式で、透過しないタイプでした。

貼り付けたのは、車体内側から貼るタイプのフィルムシールで、透過するタイプです。これにより、最後尾の表情がリアルになるばかりか、旧来のステッカーと違って剥がれる心配がありません。

 


黒Hゴム化した側面ガラスです。塗料が乾いたら、元通りに組み立てて完成です。グレーで目立たなかったのが、黒になると目立ちます。手すりの別体化と車体の表面保護は後日施工となりますのでご了承を。