シーズン終盤のヒラタクワガタ

今日も日中は汗ばむ陽気で、ぬりっこゼリーが余っていたので、夕方の明るいうちにトラップを仕掛けてみました。

 


この時にノコギリクワガタの♂を2頭見つけました。これで最も遅くまで野外で見た記録を更新しました。

このうち1頭は弱っていたので、標本にすることを前提とし、帰宅後に殺虫しました。

私の毒ビンは酢酸エチルの代わりに無水アルコールを使用しています。先生が「アルコールで虫が死ぬか?酔っぱらうだけだろ?」と言ってましたが、実際に死んでいます。ただし、酢酸エチルより若干時間がかかるのが難点ですが。

 


夜になり、もう一度行くと、コクワガタがいました。樹液が減っているためか、ゼリーにも食いついた模様です。

 


何やら見慣れないクワガタが木を下りるのを見たので、撮影後に素早く採集しました。間違いありません、ヒラタクワガタです!!

今年はスズメバチが夜も煩い影響で満足に採集ができず、シーズン終盤になってやっと採集できました。

 


すぐ近くにコクワガタの小型♂もいたので、撮影しました。

 


樹上にはコクワガタがいました。採集はせず、撮影のみとしました。

この後は20時30分を回ったところで引き上げ、帰宅しました。

 


帰宅後に撮影したヒラタクワガタです。測定したら29.2mmでした。体全体に光沢があり、光沢感の違いでヒラタクワガタと分かりました。

東京都内ではコクワ9、ヒラタ1の割合らしく、数が少ないのでなかなか採集できません。年に1、2頭採集できればいい方です。

シーズン終盤になってヒラタクワガタが採集できるとは思ってもみませんでした。