今日は日中の気温が高く、退勤時も20度近くありました。季節はまだ足踏み状態の様です。
先日の餌交換時に死亡が確認されたノコギリクワガタの♂を展足しました。
今回展足したのは、9月22日に採集した個体です。ノコギリクワガタは成虫で1年は生きていますが、羽化した当年は活動せずそのまま蛹室にとどまって休眠しています。休眠期間が長いので、翌年の初夏に出てきた頃は余命いくばくもない状況です。
野外採集した個体がひと夏しか生きられないのはそのためです。
40mmにも満たない小型個体なので、タトウでの展足としました。高校時代の部活では展足板は使わず、大型甲虫もタトウでの展足でした。シロスジカミキリやミヤマカミキリ、ウスバカミキリもそうでした…(;´▽`A“
針で固定している訳ではないので、時々形を修正しながら乾燥させる必要があります。
今年はノコギリクワガタが60mmオーバーを中心に捕れすぎましたね…(^▽^;)
その分、死亡後に標本にする手間が増えそうです。