10連休3日目、日中は暖かくなるとのことなので、スズメバチの♂を探して午前中に自然観察しました。
スズメバチの♂は実家を巣立つと、他の巣の女王を探す旅に出るので、花などで食事して栄養補給することもあるためです。花以外に目をつけたのが腐果です。
スズメバチは昆虫類を狩り、肉団子にしますが、幼虫の餌なので、成虫自身は食べません。成虫の餌は液状のものしか摂れず、幼虫がくれるミルクを中心に、樹液や花の蜜等を餌としているのです。
収穫されずに残った柿の実がいくつかあります。鳥についばれてその後に腐ったものも見受けられ、虫が集まってきています。
しかし、来ているのは蟻等の小虫ばかりでした。
廃ホダ木を少しどけてみたところ、カブトムシの幼虫がいました。写真を撮影後は元に戻しましたが、発生源は確保されているとみていいでしょう。
造成工事でシイタケ栽培場が2箇所なくなっており、新しい発生源を見つける必要もありました。
今はまだ11月なので、12月以降に探せば、越冬中のスズメバチ新女王がいるかもしれません。
新しい道路を通すため、造成工事たけなわでした。数年後には様変わりしているのでしょう。
高校時代は計画中で20年以上も凍結状態だったのが、今年になって造成工事が始まりました。人口減少時代に新たな宅地造成が必要なのか?疑問にも思えました。
2020年に東京オリンピックが開催されますが、これが終われば東京も人口減少に向かうと予測されています。今、新たに宅地を作っても、将来空き家を増やすだけのオチにもならないでしょうか?
スズメバチの♂は残念ながら見つけることができませんでした。次は3連休が最後のチャンスとなるでしょうか。