アカアシ標本

昨日の標本整理では、ノコギリクワガタ♂66.4mmに続いてアカアシ♂もその対象でした。

 


展足時のまち針を外す前のアカアシ標本です。2014年8月、青森遠征時に採集したものです。

右後脚の符節が欠けていますが、ドルクス属は2度以上の越冬をするのが多いため、2度目の越冬後に活動するうちに符節欠けすることもあるそうです。

湿度の調整、止まり木を増やす等すれば、符節欠けするのを抑えることはできるかもしれません。

綺麗な標本を作りたければ、採集したその場で殺すのが一番ですが、ブリード用の種親に使用している関係でそれができません。

 

昨年11月末には寿命が近く虫の息状態だったので、この時に〆てしまえばよかったのかも知れません。

 

結局は人間の判断がものをいいますが、夏の遠征で採集しても寿命で死んでから標本にできるのは来冬以降となりそうですね(;´▽`A“