先週、3年ぶりに採集したヒラタクワガタ♀に産卵させるため、産卵セットをしました。
まずはケース底にマットを堅く敷きつめ、産卵木をセットしました。産卵木が細いので、2本セットとしました。
次に産卵木が全て隠れるまでマットを入れました。根食いなので、ほとんど材を埋めてしまいます。ノコギリクワガタやミヤマクワガタも同じ食性です。
材を埋めた後は転倒防止材として、樹皮を敷き詰め、♀を放しました。天然採集なので、交尾済と判断し、単独で入れました。天然採集ものは雌雄同居させなくても、ほとんどの♀は交尾済なので、単独で入れておいても十分卵を産んでくれます。
今年は♀殺しが発生してしまったので、このままではブリード不可となって血が途絶える可能性もありましたが、天然♀が採集できたことでなんとかつなげることができました。
しかし、12年前に採集したものから受け継がれた血は途絶えるのはほぼ確実なので、今後はこの♀からの血脈が受け継がれることでしょう。