七戸十和田駅にて-1

台風が去り、すっきりした晴天と残暑になりました。明日から9月、そろそろ樹液採集シーズンは終盤が近づいてきています。一部のクワ好きな人は高山採集へ行ったりしますが。もうすぐ高山採集シーズンです。

 



バスで1時間ぐらいかかって七戸十和田駅に到着しました。かつては南部縦貫鉄道と接続構想がありましたが、新幹線が全通する前に廃止となってしまいました。

南部縦貫鉄道の営農大学校前駅~森田牧場前駅間と交差しており、終点だった「七戸」駅は直線距離で2.5㎞以上の距離があります。

 


新幹線の時刻表です。1時間に1本の停車が基本ですが、時間帯によっては2時間も空きます。これは盛岡以北の輸送量と沿線人口が少ないためで、2030年度に北海道新幹線が札幌延伸した場合、列車本数は増えるでしょうか?実際、仙台を出ると人口170万以上の都市は札幌までありません。東北新幹線の仙台以北で輸送量が減るのはこのためです。

みどりの窓口で東京までの乗車券を買いました。

バス乗車前のひととき

今日は台風接近で出勤時は雨が降りましたが、昼前には上がり、午後に再び一時降りましたが夕方には完全に上がりました。

 


荷物の発送依頼をした後、9時頃にチェックアウトしました。

十和田橋から撮影した奥入瀬川です。蔦温泉方を向いて撮影しました。いい柳の木が生えていますね。結局は見つけられませんでしたが。

 


道の駅おいらせです。バス停もあるので、ここで七戸十和田駅へのバスを待ちます。

しかし、9時20分を過ぎてもバスが来ません。少し遅れてバスが来たので、乗車しました。七戸十和田駅まで1時間の道です。

最終日の朝食

会社から帰宅したら、すでに丸2日以上経っても古いPCのデータ消去が終わっていませんでした。データ消去はゼロ書き込み方式で、総セクタ数が120億以上でデータ量が多いためです。

ただデータ削除しただけでは残っているのです。復元ソフトを使われると、あっさりデータが復活し、個人情報とかが洩れることもあります。データを抹消するには、専用ソフトで全く意味のないデータを上書きするかHDDを物理的破壊するしかありません。

今はIT会社に勤めているからではなく、転職前の会社で経験済みですから、この経験が活きているのです。

 


最終日は未明に一旦起きて採集に臨みましたが、ほとんど坊主でした。気温も低かった気がします。

7時半ごろには起きて朝食です。卵焼きは厚焼き玉子でした。連泊の客には違ったメニューが出されています。

結構食いでがあり、約25分で完食しました。完食後は部屋に戻り、チェックアウトの準備を始めました。

苦節13年…ヒメオオクワガタ幼虫初対面

今日は午後にLUMBERJACKへ行ってきました。レンタルBOXの虫メンテ時にヒメオオクワガタの割り出しをしました。

 


木を割ると坑道と糞を発見。産卵はほぼ確実でした。しかし、木が堅くて割るのに苦労しながら、幼虫のお尻を発見!!

 


幼虫を傷つけないよう、周りを慎重に割っていきました。ついに幼虫を発見しました!!

 


取り出した幼虫です。遂にヒメオオクワガタの幼初対面です。残りは木が堅くて容易に割れず、ある道具を買ってからすることにしました。

苦節13年、ようやくヒメオオクワガタの産卵に成功しました。やっと産卵にこぎつけ、感慨もひとしおですが、幼虫飼育は癖があって難しいので、これからも大変です。

無事羽化までいけるでしょうか?

2日目の夜

今日は北からの風で気温が低く、雨も降りました。青森遠征から帰った後、8月後半は天気が不安定でなかなか夜間樹液採集ができていません。

 


まずは路上でウスバカミキリを見つけました。よく見ると左後脚がないではありませんか!?遠征から帰って展足後に気づきましたが(^^ゞ

25年前の1991年8月、高校の時に学校周辺のカミキリムシ50種類目となる記念すべき種でした。標本で採集するのは25年ぶりとなります(…オイ!!)

先生達が採ったことのないカミキリムシがいないか、もうちょっと気合を入れて探すべきですね。とはいえ、25年前に採集した時は学校周辺で先生さえもまだ見つけられていなかったですから。

 


続いてノコギリクワガタの♀です。この後2頭も見つけ、この晩はトータルで3頭見つけています。

カブトムシの♀も見つけましたが、これは撮影だけにしました。カブトムシは爆産することがあるので、基本的には地元フィールドで採集するだけにしています。ただし、同じ宿に親子連れが泊まっている時は子供に分けてあげることもあります。

 


ノコギリカミキリです。ニセノコか?と思いましたが、展足時に後脚を見たら溝があるので、ただのノコギリでした。後脚での区別は先生に教えてもらいました。

ニセノコギリカミキリはモミ食いであると先生から聞いているので、同じモミ食いのヒゲナガカミキリがいれば、同所的に生息している可能性があります。

まずはヒゲナガカミキリを見つけるのが先決といってもいいでしょう。

ただし、山梨の時はあまり高いところにはいないといわれたので、北でも同じことがいえるかもしれません。西南日本には多いそうです。

ライトトラップにはほとんど虫が来ず、外灯巡りでも少なかったので、2日続けて惨敗でした。やはり月の影響が大きかったようです。

2日目の夕食

今日は3週間ぶりに夜間樹液採集に出ることができました。もう8月も終わりに近づくと虫は少なくなってきました。

お風呂の後はライトトラップを仕掛けに行き、戻ると夕食タイムです。

 


左が準備直後、右が焼肉が来た後です。

 


青森ならではのほたて鍋です。この後はとき卵でとじます。

 


ご飯がおひつで来ました。この時はほたて鍋はまだ卵でとじていません。まだ卵を割っいないからです。

 


こちらは十和田牛の焼肉です。どちらかというとステーキに近い感じです。

約25分程度で完食し、夜の採集準備をしました。

1年後の変化

今日は雨が降らず、比較的安定した天気でした。しかし、週明けには台風がUターンのち上陸する恐れがでています。

 


午後は焼山周辺でカミキリムシ等を探すことにしました。しかし、なかなか虫は見つかりません。

夜の外灯巡りができそうな外灯も見つけました。その途中で潰れた旅館があり、段々と崩壊しつつあるようです。冬は雪が多量に積もることで劣化を早めているのでしょう。

 


足湯と観光案内所は終了し、足湯跡はブルーシートがかぶせられ、屋根は骨組みだけとなりました。冬に向け、施設は撤去するのでしょうか。

一方で観光案内所は人がいなくなったプレハブ小屋がわびしく思えます。

 


奥入瀬川です。午後はこちら側が順光になるのと、翌日には東京へ帰るので撮影しておきました。

11か月ぶりの十和田湖

今日も天気が不安定で、午後には雨が降りました。今年の夏はオホーツク海高気圧が強いようです。梅雨明けが「消滅型」なのはオホーツク海高気圧が強い年に現れる傾向です。

冷涼なオホーツク海高気圧でも長く南海上にとどまると温められてしまい、太平洋高気圧との境目がなくなり、梅雨前線が消滅します。これが前線消滅型の梅雨明けです。

 


2日目はバスで十和田湖へ向かいました。今年も休屋までは行かず、宇樽部までとしました。

薪を積んでいるところや公衆便所等を探しましたが、虫はさっぱりいませんでした。夏枯れでしょうか?

バスの時間もあるので1時間ほどで切り上げ、バスで焼山に戻りました。

2日目の朝食

今日も天気が不安定で、ランチタイムの時は一時雨が降りました。

 


朝は7時半頃に目覚め、朝食です。一般的な和食スタイルです。右はみそ汁が出た後です。すでに卵は割っていました(^^;;

 


割った卵は…というと、自分でハムエッグを焼くスタイルです。美味しそうに焼きあがりました。

おひつの中のご飯は茶碗に山盛りしても3杯半ぐらいの量でした。それでも前夜同様、すべて食べきりました。

パソコンのメールチェック後、外出の準備をしました。

ライトトラップ

今日は台風の影響で風雨が強い1日でした。しかもランチタイムが風雨のピークでした…。

 


日が落ち、闇夜に覆われつつありました。いよいよライトラップ始動です。

しかし、蛾ばかりでなかなか虫が集まらない…。

周囲を散策して外灯巡りでの採集も併用することにしました。

 


月が出ているためか、あまり虫はいません。ライトトラップに戻ると、カブトムシの♀とミヤマクワガタの♀が来ているではありませんか!!

上弦の月が出ているという悪条件下、やっとライトトラップで回収できた貴重な1匹です。

この日の夜、外灯巡りも併せて回収できたのは、ミヤマクワガタの♀1匹とアカアシクワガタの♂1匹だけでした。