標本整理

今日は残暑が戻り、蒸し暑い1日でした。餌交換時にノコギリクワガタの1♂死亡が確認されました。これから秋の深まりとともに、虫達が寿命で死んでいきます。冬までに生き残るのは長命なドルクス族だけです。

 


死んだ虫を標本にする前にスペースを空けるため乾燥が終わった標本を箱へ移しました。

展足期間は概ね10日~2週間ぐらいですが、外国産の大型種はもっと長目にする必要があります。コーカサスやヘラクレスといった大型カブトだと2~3か月ぐらいでしょうか。

もちろん、最終的には寄贈します。私の場合、飼育して死んでから標本にするのがほとんどですが、施設に収蔵している昆虫標本はほとんどが採集後に殺虫したものです。

なぜかというと、昆虫標本は傷やスレがない方が価値が高いとされ、飼育すると脚が取れたり体にスレができたりします。そのため、採集後に殺虫してしまうのです。

高校の時の部活動ではハチを中心に標本を作っていましたが、もちろん殺虫はしていました。今ではカブトムシやクワガタが中心ですが、ブリード用のため殺せないというか…子供の頃は夏休みの友達という感覚もあったからでしょうか。。。