今日も蒸し暑かったですが、夜には雨が降りました。夜間採集には行けないので、先日死亡したノコギリクワガタを展足しました。
今シーズン最大の大物ですが、採集したのは7日だったので20日足らずで死んだことになります。測定したら66.0mmでした。生きてた時は暴れたりしたので、致し方なかったでしょう。
発泡ボードの上に待ち針で周囲を止めて形を整えました。2週間もあれば乾燥して標本が出来上がりです。
タッパーに乾燥剤も入れておけば、早く乾燥させることはできますが、最低でも10日は乾燥させた方がいいです。雨季の場合はもう少し長く…20日ぐらいは欲しいですね。
外国産の大型種だったらもっと長くなりますが。
♀の標本が少ないのは、産卵に使用しているためで、特に土産みの種は産卵を終えるとマットの中でバラバラになって死んでいることが多いです。また生前の姿を留めていても、符節が取れていることも多いです。
それだけ産卵が重労働という証でしょう。次回、施設での標本整理時には寄贈します。