コクワガタ展足

今日は久しぶりに暑さが戻ってきましたが、引き続き大気が不安定な状態です。

先日、コクワガタの小型♂が死亡しました。昨年の8月に採集されたもので、野外採集ものは残り寿命が短いのも当然です。

 


施設に収納されている標本にコクワガタは少ないので、最終的には寄贈することを前提として、展足しました。

とはいっても、このコクワガタ、自分が採集したものではなく、先生が採ったものを戴きました。

ノコギリクワガタの場合、野外採集したものはその年の冬までにほぼ全て死亡するので標本が集まりやすいのですが、ドルクス族の場合は寿命が長いので、寿命を全うするのは野外採集した翌年以降が多く、稀に3年近く生きることもあります。オオクワガタだったら、もっと長いですけど。

コクワガタの虫言葉(?)は「初心忘るべからず」でしょうね。