583系「日本海」試走

今日は遂に…遂に…!小田急線の複々線化が完成しました。着工から30年近くかかりました。ただし、列車増発等のダイヤ改正は17日からなので、通勤経路の変更はまだです。

午前中、府中にある金太鉄道へ行って来ました。ヤフオクで落札した583系「日本海」の試走です。

 

 
内容はTOMIXの583系(クハネ581シャッタータイフォン)基本セットに増結セットを足した程度ですが、片方の先頭車がクハネ583(左写真)に差し替えられています。

出品者によると、1985年10月16日に運転された臨時寝台特急「日本海51号」を再現しているとのことです。

大阪方からクハネ581-22+モハネ582・583-102+モハネ588・583-45+サロ581-25+サロネ581-2+モハネ582・583-89+モハネ582・583-18+クハネ583-27の12両編成です。

 

 
 
編成を組み、片道25分程度試走しました。さすがに12両編成で走る姿は圧巻です。

 


運転当時の目玉商品となったA寝台車です。外観は種車時代の中段小窓が塞がれた程度です。急行「きたぐに」の電車化に際し、A寝台の需要が高かったため、サハネ581の3段⇒2段寝台化改造で誕生しました。

 


クハネ581を先頭に走る「日本海」です。タイフォンはシャッタータイプになっています。これは新製時、東北に配置されたためです。

 

 
俯瞰モードで撮影してみました。

運転を終え、特にこれといった問題はありませんでした。編成中、動力車が2両入っていますが、これといった問題はなく協調していました。

一部の車両でBMカプラーが線バネの旧製品で残っており、現行のSPタイプに交換する必要はあります。必要数はどれくらいか?調査してからとなるでしょう。

インレタ保護も必要でしょうし、室内灯を取り付けるなら寝台モードでどう再現するか?急行「きたぐに」なら乗車時間の大半が睡眠時間だったのと、普通車自由席では夜間減光していなかったことを考えると悩みは少なくて済みます。

しかし、「日本海」となると、大阪から青森まで15時間かかったことを考えると、寝ている時間と起きている時間が半々です。鉄道ジャーナル1986年2月号の追跡記事では、羽後本荘で車両サービス会社の人が乗り込み、寝台を解体して座席に転換し、作業終了したのは東能代到着前だったそうです。

製品は座席状態で車内を再現しているので、東能代以北で寝台解体・座席転換後のヒルネ区間とするのもありですが…。

寝台列車ならやはり寝台状態で再現するのが一番でしょうね。