京王から小田急へ通勤経路を切り替えて初めての花金を迎えました。複々線化によるダイヤ改正で通勤経路が変わっただけでなく、生活にも変化が現れました。
まず、京王で通勤していた頃は急行で新宿まで50分近くかかっていたのが、小田急だと40分近くと10分短縮されました。
列車増発により混雑も緩和され、圧迫感はなくなりました。成城学園前では緩急接続で各駅停車から大量の乗り換えがありますが、それでも京王で通勤していた頃よりは余裕があります。
京王で通勤していた頃、新宿へ近づくと200%を超えることはざらで、スマホ操作もままならない程の圧迫感がありました。京王の朝通勤時混雑率は165%とされていますが、これは平均値で、各駅停車より急行等の速達列車に混雑が集中するためです。
今の小田急では朝通勤時でも登戸からの複々線区間では快調に飛ばしているので、通勤時間の短縮を実感できています。
新宿駅の構内図ですが、京王の場合、京王線と小田急線の駅の位置はほとんど同じです。ところが…!
同じ京王でも新線新宿駅はJR南口近くと離れています。都営新宿線直通との兼ね合いもありますが、位置関係だけならまだしも地下深い!!地下30mほどありますから死ぬほど深いです。
どうしてこんなに深いのでしょうか?当時の国鉄は上越新幹線の新宿乗り入れを計画しており、京王に「将来の新幹線乗り入れのため、もう少し余裕をもって掘ってくれないか?」と打診したそうです。
地下4階は都営大江戸線との乗り換え口になっていますが、地下2・3階はコンコースさえ作られておらず、エスカレーターは直行となっています。おそらく、地下2・3階が新幹線用のスペースとなっているのでしょう。
西口へ行くまでに200m以上余分に歩かねばならず、朝通勤時のスピードダウンを勘案すると早目に家を出なくてはなりませんでした。
小田急線の複々線化による朝通勤時の所要時間短縮だけでなく、乗り換え時間も同時に短縮され、最大で20分の余裕ができました。
夕方の退勤時は快速急行で、京王線特急とほぼ同等の所要時間で帰ることができました。
ただし、唐木田行の新宿始発が毎時02分と32分発で、30分間隔です。京王線での橋本特急が20分間隔に対して運転間隔が空いているので、会社帰りにヨドバシカメラやビックカメラ等でちょっと買い物…に寄った場合、待ち時間が空くことがあります。
16年前の2002年に多摩急行(当時)が登場した時は30分間隔でしたが、数年後には20分間隔に増発されました。
京王への挑戦状ともいえますが、京王側は相模原線運賃値下げや同社初の有料座席指定列車「京王ライナー」運転で対抗しており、小田急は複々線を武器にどう攻めてくるでしょうか?