2段電連1000形

今日は夕方に雨が少し降り、夜になると寒くなってきました。明日は最高気温が15度にも届かず、10度台前半になりそうです。

今朝は通勤急行を1本早めて通勤準急の撮影を試みましたが、スマホのアプリで位置を確認すると、経堂通過時点で東北沢に達していました。惜しくも追撃ならず…でした。

 


帰りの快速急行は1000形が2段電連になっていたので撮影しました。併結相手は…3000形がほとんどだろうと読んでいました。

8000形もリニューアル時に電気連結器が2段になっていますが、4両編成の新宿方先頭と6両編成の小田原方先頭は電気連結器が撤去されています。

電気連結器といってもひとくちに言われても一般の人にはわからないと思います。簡単にいえば電気的結合するための連結器で、力行、ブレーキ、空調やモニタ、車内放送等、車両間で回路をつなぐのです。連結器の下にある棒みたいなのがそれで、使用しない時は電極カバーが被せられています。

 

 
よくみると、連結時はカバーが押し込まれています。それにしても、昔に比べると併結パターンも寂しくなりました。

3000形登場前は2600形、4000形(初代)、5000・5200形、9000形もいて、8000形や1000形も加えて多彩なパターンが組まれていました。3000形の大量増備で8000形以外の鋼製通勤車が廃車となり、更新工事で8000形はブレーキが変わったために同形車か3000形としか併結できなくなりました。かつての小田急で多彩な併結パターンがあったのは、ブレーキが揃えられたからです。

2方向運転や途中駅での増解結等、フレキシブルな運用に対応していたのも、急行全線10両運転ができなかった頃の苦肉の策ともいえるでしょう。2000形や4000形(2代)は他車と併結することがないので、電気連結器はありませんが。

1000形は4両編成で両先頭車に電気連結器があるのは、4両編成2本連結した8両運転があるということでしょう。

ワイドドア車36両を除いてリニューアルが進められるので、2段電連を見る機会は多くなることでしょう。