標本整理&作成

今日は台風接近のため、午前中に止み間があった頃合いを見計らって、買い出しなどをしておきました。

 


昨日のうちに100円ショップでタッパーや発泡ボードを買っておきました。

 

 
ボードをタッパーに入る大きさに切り出し、貼り付け。さらに薄い発泡スチロール板を貼りました。

 


寄贈対象標本を移しました。今シーズン限りで現行テーマが終了し、来シーズンから新フィールドを加えた新テーマに移行するため、次回標本メンテ作業には行くことができず、知り合いに預かりを依頼しています。持ち運びのしやすさ等を考慮し、簡易標本箱を作りました。

さらに…!新フィールドは現行フィールドとは都県境で隣接していますが、スジクワガタを採集した場所は自分ちに近いポイントで、標本管理団体の意向にそぐわないところも出てきています。コクワガタはもう東北産しか採集、飼育しなくなったのもその表れでしょう。

 


ホームセンターにて発泡スタイロフォームを購入し、即席展足板を作りました。

 


福島遠征時に採集したミヤマ♀、なぜか片方の顎がないのがいました。これは奇形の一つで、最初から欠損していることになります。

 


時間はかかりましたが、8頭展足しました。あとは10日以上乾燥するだけです。

 


新フィールド産のノコギリペアです。ブリードに使う前に死んでしまいました。

 


標本の修復にはマニキュアも使用しています。マニキュアを使用するメリットは、はみ出た時の修正には除光液を使えばいいのと、お湯に浸けて軟化する場合、水溶性の木工用ボンドは溶けてしまうのに対して大丈夫だからです。

 


福島で採集したミヤマ♂のうち2頭は先に展足し、乾燥したので標本箱へ移しました。左個体は里型っぽいような…(・・?

ということは3タイプ産するということでしょう。

標本作るとその地域でどんな虫がいるのかわかるので、おすすめです♪

捨てボトル作成

台風接近と前線活発化により、明日は暴風雨が予想されるため、今日のうちにLUMBERJACKへ行ってきました。

6月末に菌糸交換し、3か月経ったのでもう羽化しているか確認しようと菌床を掘りました。

 


中の菌糸があまり食われていないうえに幼虫がクリーム色になってきています。脂をのせはじめたようです。

 


新しい菌糸ボトルを買ってもほとんど食べないので無駄になると判断し、階下の店舗でミタニ社製の「くぬぎ純太くん」を買いました。いわゆる“捨てボトル”作成です。

 

 
体重測定したら23g!羽化予想サイズ72~73mmは堅そうです。

マットを詰め、糞をできるだけ入れて幼虫を投入しました。蛹室を作って蛹化→羽化は12月ぐらいになる可能性がでてきました。

 


もう1頭もまだ幼虫のままで出てきました。

 

 
こちらも体重測定したら23gでした。2頭揃って羽化予想サイズが72~73mmになるとはなんという偶然!!これも小さな奇跡でしょうか。ハーレム職場に異動したから??

こちらもマットを詰めて集めた糞と一緒に幼虫を投入しました。

もう成長はほとんど終わっているので、無事に蛹化し、羽化することを願ってやみません。

嵐の前の静けさ

今日は晴れ間が出て気温が上がりました。しかし、この晴れ間は束の間、週末は台風接近の恐れもあります。台風通過後は気温が上がることから、来週が今シーズン最後となるでしょうか?

夜の気温がまだ20度ぐらいあったので、台風接近前に観察へ出撃ました。

 


最初のポイントではノコギリクワガタを見つけましたが、スズメバチの襲撃で撮影できませんでした。刺されはしなかったのが幸いでしたが。

いきなり刺すわけではなく、ホバリングしながら警告を送っているようです。この警告が無視されたら攻撃するので、即座に退散した方がいいでしょう。

足元ではいがぐりがいっぱい落ちていました。前より増えた気がします。

 

 
2箇所目の通称“大物ポイント”ではコクワガタがいました。ケツ打ちになりましたが…。しつこいようですが、このコクワガタは採集していません。コクワガタはもう東北産(現状は福島産のみ)しか採集・飼育しないことになりましたので。

なぜ、コクワガタは東北産しか採集しないのかというと、遠征時のオオクワガタ採集時に採るからです。飛来には条件が必要ですが、オオクワガタを呼んでくれるかどうかの重要ポストにあるので。

ゲジゲジが蛾を食べていました。…ということはゴギブリはいませんね。当然ですがゲジゲジがゴキブリを食べてしまったので。

 

 
最後のポイントでは蛾とゲジゲジを見ました。2箇所でゲジゲジが蛾を食べているところに出くわすとは…!これも小さな奇跡!?

 


樹皮隙間からはコクワガタの顎が見え、撮影を試みましたが影になってしまいました。隠れてしまい、奥深く隠れたのでもはや取り出すことは不可能です。

10月近くなってもまだわずかに見られていることから、シーズン終了宣言は来週になる見込みです。ただし、いきなり「今日をもってシーズン終了宣言します」ではなく、週間予報での最高/最低予想気温から判断します。

終了宣言まであと10日もないでしょう。…そしてシーズン終了宣言と同時に現行テーマも終了します。来シーズンから新フィールドを加えた新テーマへ移行するのです。

来週になれば、シーズン終了までのカウントダウンです。

ノコギリクワガタ着手

今日も冷たい雨で、気温も10月中旬並みでの冷え込みでした。明日は晴れ間が出て気温が上がりますが、新フィールドの山道はコンディションが悪化している可能性が高そうです。

今の時期は夜でもスズメバチが居座っているので、リスクを冒してまで通る必要はなさそうかもしれません。明日の夜間観察は旧ルートになる公算が強いです。

 


やっとノコギリクワガタの飼育記録改修に着手しました。記事が古いので、一新しますが、昨年からか今年からか、まだ迷っています。

ですが、まずは今年分から着手した方が無難そうです。今年は7月が暑すぎたので、最初の産卵セットはどうなったのでしょう?

割り出さないと分かりませんが、酷暑では幼虫までやられた可能性もありそうです。放熱効果のあるガラス瓶だったら助かったかもしれませんが…。

ミヤマクワガタ

今日も冷たい秋雨でした。ウェザーニュースの週間予報ですと、10月3日にも晴れ間が覗き、気温が上がるそうです。しかし、台風24号の動向も気になるところです。シーズン終了宣言をいつ出すか難しいのもそのためです。

 


改修中のHPはミヤマクワガタまでできました。あとはノコギリクワガタができれば、再オープンの目途がつきそうです。

ただし、WordPressまたはCSSによるデザインができればですが…。

本当の難関はこれからでしょう。遅くとも11月には再オープンしたいので(´・ω・`)

産卵材購入

昼前から雨が降り、ひんやりとした週明けとなりました。金曜日に晴れ間が覗き、気温が上がるそうですが、もしかすると今シーズン最後の夜間樹液採集となる可能性があります。

来週は台風24号が本州に接近する可能性があり、通過後の天気や気温次第でシーズン終了宣言日が左右されます。この宣言により、現行テーマはシーズンと同時に終了し、来シーズンからは新フィールドを加えた新テーマに移行が決まっています。

 


会社帰りにむし社に立ち寄り、産卵材を買ってきました。細材3本セットは品切れだったので、5本セットを買いました。

福島で採集したアカアシクワガタは3ペアで、3本使っても2本が余ります。まだミヤマクワガタが生きてますので、そちらに使えば無駄はなくなりそうです。

もうすっかり涼しくなったので、高山種にはちょうどいいでしょうね。

中秋の名月とクワガタ

連休最終日は中秋の名月です。ただ、雲が多く切れ目から見える程度でした。

日中は汗ばむ陽気で夜の気温からまだいけるじゃないかと判断し、夜間観察に出撃しました。新フィールドの山道ポイントはスズメバチと蛾しかいなかったので、そのまま山道を通り抜けて行きました。

 

 
雲の切れ目から月が見えたので、撮影しました。いつ、また隠れるかわからない状況だったので。満月は明日なので、少し欠けています。

 


目的のポイントに到着、ノコギリクワガタが交尾していたので撮影しました。よく見ると片方の顎が半分ほど折れています。

 


ゲジゲジもいました。ゴキブリがいなかったことから、食べられたと考えてよさそうです。

 


コクワガタもまだいました。冬眠に備えて栄養を蓄えておく必要があるからでしょう。

 

 
帰り際にもう一度撮影しました。それにしても交尾時間が長いような気がします。

種親がいるので採集せず、そのままにしておきました。コクワガタはもう東北産しか採集・飼育しないので、その場ではもちろん採集しませんでした。

この後は時間の制約から帰宅しました。

秋分のクワガタ

今日は秋分の日、昼と夜の長さがほぼ同じの日です。天気に恵まれ、日中は汗ばむ陽気でした。この暑さなら、夜はいけるじゃないか…?

自転車がパンクして以来、2週間ぶりの夜間樹液観察に出撃しました。

 


最初のポイントでは、コクワガタを発見しました。秋分になるとカブトムシやノコギリクワガタはほぼ姿を消し、コクワガタも数がめっきり減りました。

 


コカマキリを発見しました。樹液に来た蛾を狙いにきたのでしょうか。

 


足元にはいがぐりがいっぱい落ちていました。もうすっかり秋ですね。。。

 

 
ポイントを移動し、通称“大物ポイント”でもコクワガタを1頭発見したのみです。光に驚いて逃げようとしたため、ケツ打ちとなりました。

蛾もいましたが、スズメバチも同時に見つけました。しかも正面です。。。下手に刺激するとやばいので、即座に退散しました。

9月最終週は最高・最低気温が低く、雨の降る日も多いです。10月になると天気が回復し、気温も上がるそうですが、シーズン終了宣言はもう少し先でしょう。

ヤヌスゾウカブト

今日は午後、LUMBERJACKへ虫メンテに行ってきました。

涼しくなってきたので、避暑の必要がなくなり、アカアシクワガタをレンタルBOXより引き揚げました。

 

 
先週、高校の先輩から預かったヤヌスゾウカブトの餌交換もしました。まずは♀の体重測定です。

アクティオンゾウカブトに次ぐ重量級だそうですが、実際に測ってみたら19gでした。

 

 
♂は…?こちらも測ったら18gでした。アクティオンの場合は♂成虫で50gはあるという重量級なのですが、どちらも20gに満たない重さで拍子抜けでした。

幼虫の時はもっと重かったじゃないでしょうか?幼虫の時は予想では120~150gになりそうです。

 


よく見るとアクティオンゾウカブトに似ています。角は短いが、体は大きく、まさに“ゾウカブト”です。ヘラクレスが長さなら、ゾウカブトは重量ですね!しかも幼虫期間がめちゃ長い!3年半かかるとか…!

先輩と互いに異なる環境で採卵し、幼虫が取れたら交換することになっています。日本のカブトムシと違って大人しく、喧嘩が嫌いだそうです。角が短く、体が重いからでしょうか。

大型ゾウカブトは初めてです…。

ようやく蛹化

今日も冷たい雨で気温は20度近くまでにしかなりませんでした。「暑さ寒さも彼岸まで」ですが、10月中旬並みの気温なのでちょっと極端ですね。

昨年採集の福島産コクワガタ♀から採卵したもので、最後まで幼虫だったものがやっと蛹になりました。

 


♂の蛹です。ガラス面には背中側を向けていますが、別角度で♂と確認できました。

これで福島産コクワガタは7月に帰郷させたものを含めると5♂5♀が蛹化もしくは羽化したことになり、全14頭中の生存率は7割強の成績です。

 


7月に羽化していながら、♂の数が足りずにペアを組めていない♀です。7月時点では帰郷したものを含めると4♂5♀でした。

やっと蛹になった♂が羽化すれば3ペア(帰郷したものを除く)が揃います。里親に出すことは可能ですが、福島産ですので…。しかも、facebookで現フィールド産のコクワガタはもう採集・飼育はしない(ただし、野外観察は今後も継続、コクワガタ自体の採集・飼育は東北産のみ継続)宣言をしたので、オオクワガタ同様に面接が必要になりそうです。

羽化は10月中旬頃になりそうですね…(;´▽`A“