最後のコクワガタ標本

8月下旬に職場異動して早1か月、ハーレム職場になじんできました。最初のうちは上司も同僚も全員女性で30人弱の中に男1人なんて違和感ないだろうか等、色々不安もありました。時間が経つと次第になじんでくるものです。自分は黒一点なもので…(;´▽`A“

 


数日前から知り合いと標本預かりについて話もまとまりました。

次回の標本管理作業には顔を出すことができないので、代理で寄贈をお願いするため、預かってくれることを提案しました。今シーズン終了と同時に来季からの新テーマに移行するためです。

新フィールドを加えて現行フィールドと包括されるため、フィールドごとの採集・飼育対象種も整理されます。その煽りをうけたのがコクワガタで、東北産しか採集、飼育しないことになりました。

現在所有しているコクワガタ標本は2つありますが、このうち1つは青森産、もう1つは現行フィールド産です。このうち、現行フィールド産で所有している標本はこれが唯一で最後の寄贈となります。

同じコクワガタでも現行フィールドと東北産では全く位置づけが異なります。現行フィールドではシーズン入りと終了を告げてくれる指標という位置づけです。同時にうんざりするほど見つかる訳ですから…。

東北地方の場合は、オオクワガタ多産地になると、全く価値観が違います。東北のオオクワガタはブナ帯がほとんどです。ミヤマクワガタやアカアシクワガタが生息しているのですが、コクワガタの競合相手はアカアシクワガタということになります。

ミヤマクワガタ×ノコギリクワガタ、アカアシクワガタ×コクワガタの競合関係があるわけで、コクワガタは少ないうえに、灯火飛来には条件が必要となってきます。

少ないだけでなく、オオクワガタを呼んでくれるかがキーポイントになる訳で、コクワガタが来るか来ないかでオオクワガタ採集の成否に関わる重要なポストになっているといえるでしょう。

現状では東北産のコクワガタで飼育しているのは福島県産のみですが、将来的には秋田や青森県産も加わるでしょうか?