2018年備忘録【後編】

平成最後の大晦日となりました。昨日に引き続き後半を振り返ります。

 

7月…3連休後に2日間有休を取得しての福島遠征。2年連続でオオクワガタの♀を採集できた。

 

8月…夏休み恒例の青森遠征は見送りとなったが、下旬にはスジクワガタを近所で発見し、新フィールドが新たに加わるきっかけとなった。

 

 

9月…誕生日に自己ギネス更新となる67.4mmのノコギリクワガタを採集。

 

10月…例年は秋分の日開催となるインセクトフェアーが会場の改装工事の関係で2週間遅れの開催となった。ドラゴン先生の著書などをGET、サインもして貰った。

 

11月…職場の歓迎会。10月中旬に中途採用で入った同僚と同時となった。メインは博多水炊き。

 

 

12月…第22回総合写真展。初日は浅草ビューホテルで表彰式・親睦会があり、当日は有休を取得して出席。

 

 

1年間を振り返ると京王初の有料座席指定列車「京王ライナー」デビュー、小田急線の複々線化による通勤経路の変更、転職後初の人事異動など色々ありました。

オオクワガタを2年連続で採集できたのは喜ばしいといえますが、今後は毎年採集できるようになることが課題といえます。将来のCBを得るのはもちろんですが、近親交配を続けるといつかは血が絶えてしまう…懸念もあります。

2019年は現天皇の退位・新天皇即位で改元、そして10月には消費税の増税(8%⇒10%)、軽減税率の導入などがあります。

どんな1年になるのでしょうか?

よいお年を。

2018年備忘録【前編】

今年も残すところ明日のみとなりました。今日と明日の2日間にかけて今年を振り返ります。

今年1年間を漢字一字で現すとしたら…

「転」

です。

8月には転職後初の人事異動で、上司と同僚が全員女性の職場に配置され、女性30人弱に男性1人というハーレム状態となりました。また、同月下旬には家の近所でスジクワガタが見つかり、新フィールドが加わって転機を迎えることになりました。

 

1月…首都圏で降雪。転職後初の大雪で会社から早退命令が出たが、降雪と混雑で帰宅の足が乱れた。

 

 

2月…22日に京王で同社初の有料座席指定列車「京王ライナー」がデビュー。

  

 

3月…着工から30年かかって小田急線の複々線化が完成。ダイヤ改正と同時に通勤経路が変更となり、通勤時間が京王時代より最大20分短縮された。

  

 

4月…前年夏に自己採集したオオクワガタから初の累代となるWF1が羽化。

 

5月…夜間樹液採集シーズン開始してから間もなく、数年ぶりにコカブト採集。

 

6月…前年夏に自己採集したオオクワガタから初の累代♂が羽化。結局は2018年羽化で唯一の♂となった。羽化サイズは60mmちょうど。

 

 

7月以降は明日の【後編】で振り返ります。

 

つづく。。。

メタリフェルホソアカクワガタペアリング開始

今日は午後、LUMBERJACKへ行ってきました。年末大掃除でレンタルBOXの整理をするためです。

 

 
先週買ったメタリフェルホソアカクワガタのペアを同居する前に家から持参したコルクボードに止まらせて撮影しました。

やはり大顎が体より長いですね(^^;

現地では細枝上での餌や♀の争奪戦のために大顎を長くする必要があったのかも知れませんね。

このメタリフェル、産地はペレン島産でした。ペレン島亜種は体の光沢が強く、ブルー個体もいるのですが、店頭には1頭もいませんでした。現地で採集後、抜いて(リリース)している可能性もありそうです。

 


♀も同様に撮影しました。♂と比べるとかなり小さいです。ですが、貴重な卵を産んでくれるので、♂以上に大切にしましょう。

 


ペアリングセットを作りました。♀の逃げ場を作っておいたので、安心できるでしょう。姫はじめ(←オイ!!)でもして貰って、年明けには産卵セットです。

およそ9年ぶりの飼育となる今回、親超えできるよう、幼虫を取って育てたいものです。

アカアシクワガタ幼虫割り出し

今日は仕事納めでした。明日から来年1月6日まで9連休です。転職して最長の連休です(笑)。転職前は製造業だったので工場の設備点検で連休が長くなる傾向があります。ただし、稼働日確保のため、週中の祝日が出勤日になることもありました。

今年はハーレム職場に異動し、女性30人弱に男一人となるとは思ってもいなかったです。納会で同じ職場しかも同じチーム内に虫好きがいることが判明しました。話が合ってよかったと同時に驚きは隠せませんでした。

 


長いこと放置状態だったアカアシクワガタの産卵セットケースから木屑が出ているのが発見されました。

急遽割り出してみると…

 


産卵木の一部が剥がれ、食痕だらけでした。

 


表面をマイナスドライバーで剥ぐと幼虫が出てきました。木はすでに手で崩せるくらいに柔らかくなっていました。

 

 
他にも2頭出てきました。放置しすぎて3齢にまで加齢してしまいました…。

 


腹の内側にスジ発見!!♂確定しました。一般的にはお尻の卵巣マークの有無で見分けるのですが、たまに♀でも卵巣マークが見えなかったりすることもありますので、確実ではありません。腹の内側にスジがあるのが♂、ない方が♀ですので、こちらの方が確実です。

 


結果的に3頭の幼虫を得られました。2♂1♀で、♂幼虫は大型を目指すため800㏄菌糸瓶へ投入予定です。

 


幼虫の顔を撮影してみました。コクワガタの幼虫より頭のオレンジが濃いです。ただし、採集地ではオオクワガタやコクワガタと混生していますので、判別には経験を要します。とはいっても、地元で材割はしませんし、東北では雪深いので困難とわかっていて材割採集はしません(神に誓ってでもです!!)。

明日以降、LUMBERJACKへ持って行き、菌糸詰めなどもありますので菌糸ビン投入は年明け以降となりそうです。

メタリフェルホソアカクワガタ

今年の出勤日はあと1日になりました。明日は仕事納めです。

ミヤマクワガタの産卵セットを割り出した同日、この日は店舗到着時にあるクワガタを買ってしまいました(^^;

 

 
このクワガタは…

メタリフェルホソアカクワガタ

です。

 

♂の写真で分かるように、大顎が体より長いです。しかも前翅はメタリックな輝きがあります、この輝きが和名の由来となっています。

割引セールだったので、予算の範囲で大型のものを…と選んだのは85mmUPのペアでした。最大は100mmに達しますが、85mmUPでも十分大きいです。

 


衝動買いに近かったので、仮にケースへ移しても飼育マットが足りず、♀の方の餌ゼリーを交換しました。

久しぶりの外国産クワガタです。ブリードして本気で100mm目指しますか!!

ミヤマクワガタ割出・第1弾

朝通勤時、京王が人身事故でダイヤ乱れ及び運転見合わせにより、振替客で小田急が混雑、10分程度の遅れが出ました。特に成城学園前駅手前では電車が詰まっていました。それでも会社には始業5分前に到着しました。

 


3連休中日の23日、初日に引き続きレンタルBOXの年末大掃除兼整理をしました。ミヤマクワガタの産卵セット4つのうち1つは幼虫が地表に出ていたので、割り出すことにしました。

 

 
まずは地表に出ていた幼虫を回収し、ケースをひっくり返しました。

産卵材の中から幼虫が出てきており、材はかなりぼろぼろになっていました。

結果として7頭の幼虫を回収しました。まだあと3つあるので、残りはどれくらい幼虫がいるでしょうか?猛暑の影響で産卵セットが遅かったので、少ないかもしれませんが、セットの数で勝負しかありません。

幼虫の大きさから2年1化は確実でしょうね。

2018年シーズン総括【6】

今日はクリスマスです。キリストの誕生日で、海外では欧米を中心に祝日としている国もあります。数年前までは新潟で過ごすのが恒例でしたけどね…。

教会歴では24日の日没から25日の日没までがクリスマスですが、日本ではイブに祝うことが多いです。国によって風習が違うものです。

 

シーズン総括第6弾は

スジクワガタ

です。

 

 
今季は8月25日に2♂1♀を採集しました。採集場所はなんと…!自分ちの近所です。

まさか自分ちの近所で見つかるとは思ってもいませんでした。高地に多い筈なのに低地でも見つかったのですから。

同時に開発前の丘陵の自然を伝えてくれる貴重な存在といえるでしょう。この日を境に新フィールドが加わり、転機を迎えることになるのです。現行テーマは11月11日のシーズン終了宣言と同時に終了し、新テーマへ移行しました。HPのタイトルにもそれが表れています。

近所で採集できるものではこのスジクワガタがブリードは難しいでしょう。ヒメオオクワガタで実績を上げたのですから不可能ではありません。

発見時は本当に衝撃ものでした。もしかすると、現行フィールでも場所によっては26年ぶりの再発見につながる可能性が開けたといっても過言はないでしょう。

平成最後の年賀状

3連休最終日は部屋及び飼い虫の整理をしました。ノコギリクワガタの産卵セットで5月下旬にセットしたものは生命反応がありませんでした…。数か月も放置しすぎたうえ、夏の酷暑で死んだようです。今夏は暑すぎましたからね…。

 


平成最後の年賀状は一般列車時代の「カシオペア」で作りました。第22回総合写真展に出品し、優秀賞を獲得したものです。

「平成三十一年元旦」…これが平成最後です。昭和天皇が崩御し、現天皇に皇位継承されてもうすぐ30年になろうとしています。TVで放送された皇室カレンダーは4月までが「平成31年」、5月以降は「新元号元年」となっています。

譲位によって元号が変わりますが、4月頃に発表されるので、何になるでしょうか?

来年の今頃は「(新元号)2年元旦」で作ることになるんですよね…。

2018年シーズン総括【5】

今日は平成最後の天皇誕生日で、来年は皇位継承があるため次回は再来年の2月23日になります。現在の皇太子誕生日が天皇誕生日になりますが、皇位継承があったからといっても、自動的に移動する訳ではありません。「祝日法」という法律があり、法改正して移動します。

皇位継承は5月1日で新天皇即位前・現天皇退位後のため、天皇誕生日はありません。同時に師走の祝日も今年が最後となり、1988年以来31年ぶりに師走から祝日が無くなります。

 

2018年シーズン総括第5弾は…

アカアシクワガタ

です。

今シーズンは福島遠征で3♂3♀を採集できました。

 

 
アカアシクワガタはドルクス族では比較的集光性が高いです。コクワガタの1♂1♀に対し3倍も多く採集できたのも、それだけ優位種となっているからでしょう。

幼虫の食性もコクワガタとほぼ同様で、菌糸で大型個体を作出できます。ただし、夏の暑さには弱いので、真夏は冷却が必要です。

過去の合宿地だった群馬県武尊山でも少ないながら採集できましたし、奥多摩や山梨、秋田、青森でも実績があります。

皮肉なことに、合宿先よりも単独遠征先の方が多く採集できている気がします…。これは先生たちがカミキリムシや雑甲虫採集を中心にしているため、行った先で意図しているクワガタが採集できるとは限らないからです。

アカアシクワガタとの出会いからちょうど30年になります。秋田の親戚が採集してくれたのがきっかけで、今は東北遠征に行けば簡単に自力採集できるクワガタとなりました。

ブリードでは50mmオーバーを目指すのが当面の目標ですね。最終目標は60…いやBE-KUWAギネス(2018年現在61.1mm)超えです!!

2018年シーズン総括【4】

今日からクリスマス3連休、初日は冬至と重なりました。冬至は1年で最も昼時間が短いですが、日の出が東京では6時47分、日の入りが16時32分で、日の出が一番遅く、日の入りが一番早い訳ではありません。

東京で最も日の入りが早いのが12月6日の16時28分、日の出が一番遅いのが1月7日の6時51分です。

 

2018年シーズン総括第4弾は…

ミヤマクワガタ

です。

オオクワガタが高嶺の花だった子供の頃はミヤマクワガタは憧れの的でした。

 

 
漢字で「深山鍬形」と書くとおり、深山に棲むクワガタムシで、暑さに弱く、自分ちの近所では採集できる種類ではありません。ただし、小学生の頃は少ないながらも生息していたポイントがあったそうです。現在は宅地化され、小田急線の新駅までできてしまいましたが。

今季は福島遠征で6♂6♀が採集できました。2006年の群馬合宿で初めて自己採集し、長野や山梨、青森等への単独遠征を重ねるうちに、過去最高の採集実績を記録することができました。

30年前、秋田の親戚が採集してくれたこともあり、かなりの数だったことは驚きでした。ただし、8月後半だったので夏休みが終わる頃にはバタバタ死んでいきましたが、多頭飼いが原因でしたね…。

ブリードは難しく、失敗続きの連続でしたが、近年は♂も羽化させることができるようになり、実績も積み重ねつつあります。

オオクワガタが自己採集できるようになった今でも、ミヤマクワガタは子供の頃からの憧れのクワガタムシであることは一生変わらないでしょう。