令和初のクワガタ確認から一夜明け、昨日(12日)は日中観察に行きました。まだ月前半なので21時時点での気温が18度を下回ることが多いとみているためです。
…が!!まだクワガタのクの字さえも出ていませんでした。
都県境を越えて旧フィールドに着きました。まだ樹液は出ておらず、虫は全然来ていませんでした。まだ早いかな…?と思いつつ、足元にコクワガタの死骸が転がっているのを見つけました。
ほとんど生前そのままで残っています。写真を撮影した後、回収しました。標本にするためです。
2度目以降の冬眠に失敗したのでしょう。前年の晩夏から秋までに羽化した新成虫の場合は体力が充実しているため、高確率で生き残れますが、2度目以降は体力的にきつく、命を落としてしまうことが多いです。
自然下での越冬失敗は冬眠室の凍結がほとんどです。飼育下では冬、ベランダに出して冬眠させていますが、ほぼ100%乗り越えていました。…となると、冬眠前の栄養状態も関係しているのかもしれません。
2度目以降の冬眠に成功して翌年も活動するのはほんの一握りです。きっとどこかでお腹を空かして樹液が出るのを待っているのでしょうか?