産後休養

6月最終日は朝から雨が時々降り、夕方には上がりました。しかし、夜の街灯巡り採集では1頭も虫を見るけることはできませんでした。

 


産卵セットから1か月半がたち、そろそろ♀を休ませようと、産卵セットから取り出しました。産卵セットの産卵木は左写真のとおり、ぼろぼろになっていました。

ここまでぼろぼろになっていれば、産卵していてもおかしくはありません。

♀は齧った後に挟まっていたので、自然に出るのを待ちました。

 


♀が産卵木の下のマットに移っているのを確認し、休養セットへ移しました。今年はWD個体を採集した場合を除いてもう産卵させません。

高蛋白ゼリーを与えてゆっくり休んで貰います。2シーズン程度は産卵できそうなので、次に産卵させるのは来春ですが、3シーズン目以降の産卵は難しいでしょう。

♀を取り出した後の産卵セットは2週間程度そのままにしておきます。今、割り出せなくもないですが、卵が出てくる可能性があるため、すぼらせて自然孵化を待つことにします。

F2幼虫はどれくらい出てくるでしょうか?2017年の自己採集個体から孫の世代になるのですから、77mmオーバーは狙えるでしょうか?

新成虫♂羽化ラッシュ

今日は午後、LUMBERJACKへレンタルBOXの虫メンテに行って来ました。

るい血統で♀はほとんどが羽化していますが、遅れて♂も羽化ラッシュを迎えました。

 


3♂の羽化を確認、このうち2♂を持ち帰りました。羽化後数日経ち、体がある程度固まっているとの判断ですが、まだ赤味が残り、光加減によってはあずき色に見えます。

どっちみち今年中には交尾産卵には使えません。よく見るとスリムで大顎が直線的なので東北産の特徴を出してくれました。

人工蛹室で羽化させた場合、数日しないうちに壁を壊して脱走しようとするし、ケースへ早期に移さなくてはならないので難しいんですよね。

7月20日にはイベントがあるので、カブトムシとは違ってオオクワガタは1ペア限定です。羽化時期もバラバラですし、カブトムシと違ってまとまった数をそろえるのは難しいからです。

来年の種親候補はるい血統で2ペア揃いました。大半は売る・プレゼントなので、候補はじっくり選ばないといけませんね…。

 

65mmオーバー♂

今日は灯火巡り採集へ行こうとしたら、雷が鳴って即座に退散しました。大気が不安定な状態です。

 


先週羽化したオオクワガタの♂を水苔入りのケースへ移す前に測定してみました。

測定結果は66.8mmでした。野外採集の♀から採卵した子供ですし、2年かかったとはいえ70mmオーバーを目指すのは厳しかったのでしょうか。

 


65mmオーバーとはいえ、そこそこ大きいです。マット飼育でしたし。

まだ来年の種親候補はいますし、7月20日のイベントで1ペア限定プレゼントにするのもよさそうです。種親はお店とかで買ったものではありません。自己採集ものですから!!

下手すると3年1化になりそうな幼虫もいますし、このまま蝉化してしまわないでしょうか?

どちらにせよ来年の種親以外はヤフオクで売るのは確実になりそうです。

梅雨の晴れ間の日中観察

令和初の台風が発生し、明朝には関東接近の恐れが出てきました。朝通勤時と重なるため、交通事情が気になるところです。

去る16日、梅雨の晴れ間に新フィールドの日中観察をしました。

 


まずは初夏の雑木林です。令和に改元したばかりの頃に比べて緑が濃くなってきました。春から夏へ季節は着実に移ろいています。

 


山道を下り、駅へ向けて自転車を走らすと、田植えを終えたばかりの田んぼではカモが2匹仲良く泳いでいました。

 


よく見るとマガモのようです。♂が♀を追いかけている感じでしょうか?合鴨農法に近いですが、稲の害虫を食べてくれたり、糞は肥料にもなるのでよしてしますか。減農薬または無農薬につながっていますし。

ただし、合鴨の場合は稲穂が実る頃には捕獲され、食肉処理されます。

 


都県境を越え、旧フィールドに着きました。先日見つけたカミキリムシの発生源を…ということで撮影しました。

カミキリムシの種類を鑑定してくれた先生の話によると、乾燥した材から発生するそうです。発生源は薪らしいので、こちらで発生した可能性が高いです。しかし、畑の中ので勝手に入って探すわけにはいかないでしょう。

夜は暗いので様子が分かりにくいので、この日の日中観察は発生源の撮影という目的もありました。

撮影した後は帰宅しました。

灯火巡り

今日も梅雨の晴れ間が広がり、日中は蒸し暑くなったので今夜も灯火巡りに出撃しました。昼休み、新宿駅へ昼食に行った際にえきねっと予約しておいた新幹線のきっぷを買っておきました。

 


最初に見つけたのはノコギリクワガタの♂ですが、車に轢かれた後でした。灯火巡り採集の場合、外灯下では車に轢かれた後の轢死体を見ることは珍しくありません。ましてや車の通りが多いところではなおさらです。

 


お寺近くでは切り株を徘徊するコガネムシを見つけました。しかし、落ち着かない状況なのか、すばしっこく動いていてなかなか写真を撮らせてくれません。

後に詳しい人に鑑定して貰ったところ、ナガチャコガネと判明しました。

 


再び自転車を走らせ、やっと生きたクワガタを見つけました。ノコギリクワガタの♀でしたが、やっと見つけた時の喜びは大きいものです。

他にも周辺を見回りましたが、今日の収穫はこの1頭のみでした。

外灯がまだLEDになっていないとはいえ、そう楽観視はできません。来年の東オリンピックがヤマとなるのでしょうか。

羽化ラッシュ、しかし…

今日は梅雨の晴れ間が広がり、日中は汗ばむ気温になりました。今夜は灯火巡り採集に出撃しましたが、成果は灯火近くの木にいたコクワガタの♀1頭だけでした。

 


一昨日(6月23日)のLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテにて、人工蛹室の♂蛹が羽化寸前の状態にまで色づいてきました。次回メンテ時は羽化していることでしょう。

 


菌床ボトルを逆さにしたものは蛹になった他、新たに1頭羽化していました。まだ赤っぽいので、次回来たときに取り出します。

 


次々と蛹化、羽化していく中で1頭、まだ白い幼虫のままがいました。前回菌床投入から3か月が経過しています。来週交換になりますが、売切れたらまずいので、先にボトルを1本買いました。

まさか、2年1化に…?福島に限らず、東北産だから夏に冷やすと菌床飼育で2年1化になることはありえるようです。

次回交換後はしばらく様子を見守るしかなさそうです。。。

2年1化♀取り出し

週明けは朝から本降りの雨が降り、通勤時の通勤急行を1本早めて新宿駅にて昼食用の駅弁を買ってから会社に行きました。

 


2年1化の♂が羽化した金曜日(6月21日)の夜、♀を取り出しました。蛹室までマットを掘り進むと、♀が出てきました。

 


飼育ビンをひっくり返すと、♀が出てきました。体長を測ったら43.1mm、体型はややスリムです。ややスリムな体型、東北産の特徴が出ています。

 


仕切り付きのケースへ移しました。まだ餌は食べないのでゼリーは入れてません。乾燥に気をつけるだけです。

 


続いて2頭目も取り出しました。ややぽっちゃりな感じで、体長は44.6mmでした。

 


撮影後に仕切り付きケースへ移しました。ややぽっちゃりな方は多分、ヤフオクで売りに出すでしょう。相当数が羽化していますが、さすがに飼育しきれないので、次世代の種親に使う分以外は売ります。

売ることでちょっとした小遣い稼ぎにもなるでしょうし、数をこなせば副収入になるかも知れませんね。

コクワガタ新成虫ペア

今日は午前中、LUMBERJACKへレンタルBOXの虫メンテに行ってきました。

 


福島産コクワガタで最後の1頭はまだ確認をしておらず、菌床を掘ったら…♀が出てきました。7頭中1頭は死亡したので、4♂2♀が羽化したことになります。

 


52.1mm♂は持ち帰っているので、このうち1♂2♀を持ち帰りました。

その後、保水用に水苔を買っておきました。

 


仕切り付きケースにマット、水苔、転倒防止用の樹皮を敷き詰めました。

 


そしてペア予定の雌雄をケース内に放しました。幼虫時代に蓄えた脂肪分が残っているため、少なくとも1か月は餌を食べません。

それまでは乾燥に気をつけるだけです。水苔の保水力が高いからといって、長期間霧吹きしないと、やがては乾燥してしまいます。

今回は♂52.1mmと♀31.4mm、♂49.5mmと♀30.0mmの組み合わせとしました。成熟は早いですが、念のためブリードは来春以降にします。

昨年羽化した♂45.0mm×♀29.5mmのペア共に、♂49.5mm×♀30.0mmペアが今季の福島遠征時の帰郷対象になりそうです。

来春の種親は♂52.1mm×♀31.4mmペアを使うので、60mmオーバーを本格的に目指すならまずは野外ギネス(54.4mm)超え、そしてBE-KUWAギネス(58.1mm)超えと段階的に踏んでいくのが正当でしょうね。

続・2年1化♂羽化、♀取り出し

今日は夏至ですが、昼以降に大雨が降りました。大気が不安定な状態になっているようです。

 


今朝、マット飼育で2年1化になった最後の1頭が羽化しました。朝の時点では前翅が白かったですが、午後にはオレンジ色に色づいてきました。これからだんだ濃くなって体も固まってきます。

 


続いて夜には♀を取り出しました。マットを掘っていくと…いました!!

 


瓶を逆さにして取り出しました。昨日取り出したもの同様、ややぽっちゃりな印象がありますね。西日本産だったらももう少し太かったかもしれません。

 


コバエシャッタータイニーに湿らせたティッシュペーパーと共に入れました。体長は44.6mmでした。

昨日取り出したもので43.1mmの個体がややスリム、44.7mmものがややぽっちゃりでした。わずか1.5mmの体長差で印象が変わるのでしょうか?体の幅も測ってみないとわかりませんね。

2年1化♂羽化

明日は夏至です。1年で最も昼時間が長い日で、この日を境に夜時間が少しずつ長くなります。しかし、それでも7月9日ぐらいまでは日没時間が19時を超えています。

 


今朝、遂にオオクワガタの♂が羽化しました。寝る前はかなり羽化直前で皮にたるみができていました。老廃物を排出したためです。

 


早朝、トイレで目覚めた時にすでに羽化し、後翅を乾かしている最中でした。まだ頭は完全に起き上がっていません。

出勤のため、7時前に起きると、頭は起き上がって前翅もオレンジが濃くなってきました。

 


会社から帰ってくると、後翅はすでに畳まれ、前翅の赤味が濃くなってきました。これから数日かけて黒く固まっていきます。

2年1化で無事に羽化してくれてよかったです。体長は65mmぐらいでしょうか?体が黒くなり固まってもまだ性成熟はしていないので、大人になったとはいえません。

成熟期間は6~8か月ぐらいで、その頃には冬を迎えるので当然活動はできません。結局は翌春以降にならないと交尾産卵はできません。

これから羽化ラッシュを迎えるので、来年の種親に使う分を残してヤフオクで売ることになります。