週明けは雲の多いスタートとなりました。入梅が近いのに、雨が全然降らず、発生の遅れが懸念されます。実際、新フィールドでもまだあまり虫を見ていません。
前夜から水を入れたバケツで材を加水し、朝出勤前に摂り出して陰干ししました。
プラケースミニに材を斜めにセットし、半分ほどマットで埋めました。餌ゼリーをセットして完成です。斜めにしたのは餌台とゼリーのセットしやすさを考慮しました。
この大きさなら真夏で♀が食べきるまで1週間程度もちます。基本的なセットスタイルはオオクワガタを踏襲しています。
セットに♀を放しました。♂と同居してほぼ2週間経っているので、交尾済と判断しました。邪魔な♂がいないので、しつこく交尾を迫られることもありませんし、産卵に専念できることでしょう。
すでにコクワガタは東北地方産だけの飼育となりましたが、産卵セットに♀単独飼育はこれまで考えたこともなかったです。
オオクワガタを呼んでくれた功労者である以上、その恩に報いるためにも、大切に飼育するべきだと気づかされたのです。
最初に投入したのは野外採集品です。昨夏に採集したもので、越冬しました。あと1シーズンは産卵できそうなので、追いがけで♂と同居させました。
昨季はセットが遅かったので7頭しか幼虫が取れませんでしたが、今季はどれくらい産んでくれるでしょうか。
3セット中、1セットが野外採集個体、残りの2セットはブリード個体です。仮に産卵すれば幼虫はWF1とF2とになります。F2で50mmオーバーは狙えるでしょうか?