微妙な位置の蛹室…人工蛹室へ

明朝は「カシオペアクルーズ」撮影のため、今日のうちにLUMBERJACKへレンタルBOXの虫メンテに行ってきました。

北海道新幹線開業で廃止された「カシオペア」ですが、一般の人から「え、まだ走っているの?」と思われるかもしれません。確かに廃止されましたが、「一般列車」としてです。今は団体ツアー専用列車として走っているので、時刻表には載らないのです。

旅行商品としての販売なので、旅行会社が主催するパックツアーに申し込まないと乗ることはできません。撮影する鉄道ファンは旅行会社のツアー行程や雑誌での運転情報をチェックしているのです。

 


メタリフェルホソアカクワガタ幼虫の一部を飼育ビンに移した後、微妙な位置に蛹室を作った蛹については人工蛹室へ移すかどうか迷っていました。

瓶底が露出しているわけでもなく、すれすれの上にやや傾斜しているので、逆さにすることすらできません。迷った挙句、移すことにしました。

 


蛹を傷つけないよう、蛹室とは反対側から菌床を掘りました。慎重に掘り続け、やっとたどり着きました。

いました!!蛹を取り出しました。

 


人工蛹室へ移しました。今回のはやや細長い印象があります。やはり東北産ですね。大顎もやや直線的に見えます。

この分だと、あと2週間すれば無事に羽化するでしょう。羽化予想サイズは65mm前後でしょうか?

 


まだ白い幼虫がおり、菌糸の食べ具合から2年1化になりそうな気配がします…。こちらはまだいいですが、体色が黄色くなっても変化がないのが2頭おり、もしかすると3年1化になってしまうかも知れません。

冬の間に持ち帰ってベランダで寒さ経験させるべきでした。完全に判断ミスです…。本当に3年1化になってしまうのでしょうか?

これ以上体内時計を狂わせて蝉化しないよう、対策を考えないといけませんね。