令和初のノコギリクワガタ産卵セット

雨と梅雨寒でここ数日、採集には行けてません。今年は例年よりオホーツク海高気圧の勢力が強いためです。

 


一昨日(6月9日)の夕方にはノコギリクワガタの産卵セットをしました。今年はまだ新旧どちらのフィールドでも発生が確認できず、ブリード個体からとなりました。

ケース底にマットを敷き詰め、材をセットしました。

 


材を完全に埋めた後は、樹皮を転倒防止材代わりに敷きました。産卵材はほとんど水切りしなかったので、マットは軽く湿らす程度にしました。マットによる材の余分な水分吸収量を勘案したためです。

マットが材の余分な水分を吸収することにより、マットが加水状態になると同時に、材の水切りも兼ねています。

 


餌ゼリーをセットし、♀を放しました。雌雄同居期間は2週間以上にわたったので、交尾している筈です。

 


今回の種親となった♀です。ブリード個体なので、産卵した場合の幼虫はF2になります。

オオクワガタに続いて令和初の産卵セットが野外採集個体ではなく、ブリード個体からになるとは思ってもいなかったことでしょう。