オオクワガタ菌床投入

今日で10月は終わり、明日から11月です。8月に令和初の種親として採集したカブトムシの♂が死亡しました。2012年採集の12月2日、2017年採集の11月27日に次ぐ歴代3位の長生き記録でした。遺骸は損傷がないので後日、標本にします。

20日の3種同時菌床投入のトリはオオクワガタです。

 


台風が過ぎた後の13日、F2幼虫を割り出したケースから更に見つかり、しばらくプリンカップで保管していた幼虫を菌床ボトルへ移しました。頭の大きさから♂でしょう。

 


WF1幼虫のうち、4頭が最後まで残り、菌糸ビンへ移しました。これでオオクワガタの幼虫は今季分20頭全てが菌床飼育となりました。今季分の幼虫飼育は福島産だけですが、来季からは新潟、青森産も加わります。

 


菌糸瓶へ引っ越し、しばらくして潜っていきました。写真の幼虫は♀でしょうか。

今季は採集したWD♀の産卵数が少なかったので、無事に越冬して来年はもう少し多く産卵して貰いたいですね。

アカアシクワガタ菌床投入

今日は昨日の冷たい雨から一転、秋晴れとなりました。しかし、週間予報を見る限りでは11月になってもまだ曇りや雨の日がいい気がします…。

 


20日のLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテでは、コクワガタの他にアカアシクワガタ、オオクワガタの幼虫を菌床投入しています。

コクワガタの幼虫を投入し終えた後はアカアシクワガタの幼虫を投入しました。昨シーズンに採集したもので、すでに親は死んでいましたが、4頭と少ない数ではありますが、取ることができました。

まだ初齢で雌雄判別ができないため、全て500㏄菌糸瓶に投入しました。次回交換時には雌雄判別がついていることでしょう。

過去には菌糸飼育で45mm程度の羽化実績があるので、♂と判別したものは800㏄へ移せば、50mmオーバーを狙えるでしょうか?ただし、コクワガタより要求積算温度が低いため、夏季は冷却する必要があるのはもちろんのこと、12月以降に一度持ち帰ってベランダで寒さ経験させる手もありそうです。

もうすぐ11月なので、3連休に今季採集ものも割り出してみますが、幼虫は取れるでしょうか?

コクワガタ幼虫菌床投入

今日は朝から冷たい雨が降りましたが、夕方の退勤時にはほぼやみました。東北本線が全線復旧したので、週末から「カシオペア紀行」は運行再開、四季島も通常ルートでの運行に戻ることでしょう。

11月中旬に会社の社員旅行があり、2日目の自由行動では群馬県へ「四季島」の撮影に行く予定です。

10日近く経ってしまいましたが、10月20日のLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテでコクワガタの幼虫を菌床投入しました。

 


プリンカップから取り出した幼虫です。すでに2齢にまで加齢していました。

 


菌糸瓶に幼虫を投入しました。今季、初めて50mmオーバーが羽化したので、大型成虫を得るのにコクワガタでも菌糸瓶が有効だと思い知らされました。

 


幼虫投入を終えた菌糸瓶です。♀または性別不明の初齢は500㏄(写真左)、♂は800㏄へ投入しました。まずは野外ギネス超え、そしてBE-KUWAギネスを超えて60mmを目指すなら、これぐらいはしないと難しいでしょう。

60mmオーバーのコクワガタ、未だ想像できないのですが、これだけ本気で飼育している人はいるでしょうか?

次回交換時にはどれくらい成長しているでしょうか?更に雌雄判別すれば、♂は800㏄へ移すことになりますから。

コカブト羽化したが…

晴天での週明け、やっと中央線特急の運転が再開し、通勤時の新宿駅では17日ぶりに電光表示板の案内で「かいじ」「あずさ」「富士回遊」等の愛称を見ることができました。

 


昨日(10月27日)のLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテで久しぶりにコカブトのチェックをしました。

8月に割り出した唯一の幼虫はすでに羽化していましたが、残念ながら★になってしまいました。ちなみに♂でした。このことから、コカブトは成長スピードが早いことが伺えます。

 


産卵セットは…暴いてみたところ、幼虫も新成虫も0でした。もう時期柄、無理なので♀は越冬させて来春にまたチャレンジです。

コカブトって、冬眠できるの?といえば、成虫で越冬できるんです。これがカブトムシとの大きな違いです。したがって、コカブトは成虫の寿命が長いということになります。卵から羽化まで2~3か月と想定し、成虫の寿命は長くておよそ10か月でしょうか。

蝶ではヒオドシチョウやエルタテハ、キベリタテハ等が成虫の寿命が長いことで知られています。

現在、♀は持ち帰り、高蛋白ゼリーで体力をつけてもらっています。持ち帰った♀が来春、生きているうちに♂を採集できれば追い掛けできるのですが、なかなか見つからないのでそうはいかないでしょうね…。

1か月ぶりのフィールド

昨日は午前中晴れたので、1か月ぶりにフィールド散策しました。今年の10月は例年より曇りや雨の日が多い気がします。

 


夏の夜の観察時と同じルートで山道に入りました。山道では枯れ木に見慣れないキノコが生えていたので撮影しました。

最初はキクラゲの一種かと思いましたが、後に調べたらハナビラニカワタクのようでした。

 


山道を下り、田んぼではすでに収穫をおえてはざ掛けしていました。来年の種もみ分を除いてスーパー等に新米として並ぶのはもうすぐでしょう。

 


刈り入れを終えた後はひこばえが生えています。台風、大雨で田んぼに水が溜まっているので、遠目にみると田植え直後に戻ったようです。

 


もうすでに柿の実が実っていました。「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺がありますが、もう少ししたら熟して食べ頃になるでしょう。HPの表紙写真候補として撮影しました。

 


都県境を越え、通称“大物ポイント”に着きました。台風の被害が懸念されていましたが、こちらは無事でした。とはいえ、今季はあまり見ていなかったですね…。

 


ジョロウグモが巣を張って獲物を待っていたので、撮影しました。蜘蛛の巣はわなを兼ねていますが、網を張らない蜘蛛もいます。

 


カラスウリの実が実っていました。よく見ると青い実と赤い実の2つがあります。青いのが未熟で赤いのが熟した方です。しかしながら、人間にはこの実は食べられず。鳥が食して種を運びます。

樹液ポイントの無事を確認し、この後は帰路につきました。

ラベル作成

今日は午前中だけですが、久しぶりの秋晴れとなりました。台風の被害がないかの確認も兼ねてフィールド散策しました。

ラベルシールに切り替えのため、wordにてひな型を作りました。

 


ラベルの枠内に入れるため、表の行数とかがExcelより制限されるので、幼虫の飼育ラベルに関しては2枚使用することで解決を図りました。

来季は自己採集の福島だけでなく、新潟、青森産の3産地分ブリードになるため、ラベル管理の見直しが必要になりました。

もう一つは作成する際の迅速化、瓶交換時の貼り替えを考えると、ラベルシールが得策と考えました。

基本的にはExcelの様式を踏襲しつつも、Word様式に最適化しています。まずはオオクワガタ、コクワガタ、アカアシクワガタとし、順次他種にも広げていきます。

明日のLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテでチェックし、ノート記録してからの作成となるでしょう。

2019年シーズン総括ーコカブトー

発達した低気圧で朝から大雨でした。千葉では記録的大雨で鉄道が運転見合わせとなり、帰宅困難者が出たそうです。

シーズン総括第8弾はコカブトです。

 


コカブトは7月初めに♀を採集できました。これまで見つけたのは♂ばかりで、♀はなかなか見つけることができませんでした。

数が少なく、樹液や灯火に集まらないので、なかなか見つけることができません。オオクワガタ並みに見つけるのが難しいといってもいいでしょう。

 


ブリードにはチャレンジしましたが、取れたのは現在のところ幼虫1頭のみ、再度セットしてみましたが2か月半経過しているので、どうなったいるか分かりません。

週末にLUMBAERJACKへ行った時に確認するしかありません。

成虫の寿命はカブトムシより長く、冬眠もするそうですが、野外採集した♀のほとんどが交尾済といっても、精子ストックが効かないので冬を越せても来春に産卵できるとは限りません。

採集、ブリードのいずれも課題があります。あくなき挑戦は一生涯続くことでしょう。

これにて2019年シーズン総括は全て終わりました。

今シーズンもいよいよ終盤、例年なら11月中旬に終了宣言を出します。

明日は久しぶりに晴れるので、台風の被害状況確認も含めてフィールド散策を予定しています。

2019年シーズン総括ーカブトムシー

今シーズンに採集したクワガタムシは全6種の総括が終わりました。しかし、ヒラタクワガタは2017年以降見つかっていません。最後に旧フィールドで見たのが2016年です。

2017年の福島遠征でオオクワガタを採集しており、2011年に旧フィールドで採集した時は青森や山梨遠征でミヤマクワガタを採集することができませんでした。オオクワガタが採集できた代わりに採集できなくなった可能性があるとしたら、何らかの因果関係があるのでしょうか?

 


シーズン総括第7弾はカブトムシです。今季は7月前半の低温で新旧どちらのフィールドでも異変があり、発生が遅れ気味でした。

7月末の梅雨明けと同時に一斉に発生した感じです。

しかし、その天下は短く、旧盆を過ぎるとめっきり減ってしまいました。

 


新フィールドで少なく、8月に2、3回見た程度です。旧フィールドと違い、数が少ないのか分かりませんが、エル・ニーニョの影響もあるので、単純に比較はできません。来季以降の課題です。

ただ、旧フィールドより雑木林で覆われている範囲が広く日中でも涼しいためか、♂はより大型な気がします。。。

 


9月の青森遠征でも何頭か見ることができました。発生終期もしくは冬が長いためか、地元より角が短く小ぶりです。

 

飼育では赤♂を種親に使用していますが、羽化した子供は全て黒褐色です。遺伝ではないとしたら環境的要因なのかもしれません。実際、野外では赤♂は少なく、大変貴重です。

環境的要因だとしたら、餌の水分量?もしくは温度?これらのなぞは永遠に解明されないのでしょうね。

産卵数およびイベントで子供たちにあげていることから、例年ブリード用に採集しているのは旧フィールドのみですが、カブトムシは今も昔も好きな虫であることは変わらないでしょう。

2019年シーズン総括ースジクワガター

賀ちうの今日は10日ぶりにすっきりした秋晴れとなりました。例年なら晴れる日が多いですが、今年は少ない気がします。

シーズン総括第6弾はスジクワガタです。

 


今季は近所のフィールドで6月から見られました。

 


しばらくは見られなかったですが、8月後半に数が増えたのか、多くの個体を見ることができました。その反面、コクワガタはあまり見られませんでした。他にも、9月の青森遠征でも1♀を採集しています。

このことから、旧フィールドではコクワガタが多く、新フィールドではスジクワガタが多いことから、互いに棲み分けている可能性が高いです。

昨年8月下旬に近所で見つかった時の衝撃は大きく、フィールドやテーマが変わるきっかけを作った虫ともいえるでしょう。

しかし、旧フィールドでの採集・観察を辞めた訳ではなく、今季も継続していますが、頻度は半減しています。これは新フィールドへメインが移り、旧フィールドでの成果は地元の子供たちや然るべき機関へ引継ぐのがいいとの判断です。

ブリードは難しいので、飼育には色々課題があります。コクワガタの棲み分けも含めて、これからといったところでしょう。

今季採集のクワガタムシはこれにて総括を締めくくりますが、カブトムシ・コカブトがまだ残っていますので、もうしばらくお付き合いください。

2019年シーズン総括ーアカアシクワガター

今日は即位の礼に伴う臨時祝日で休みでした。天皇一代一度で、新天皇が即位を内外に宣言される儀式です。外国から400人近い元首級の要人が招かれ、国内招待者を含めて2000人近くが参列しました。

前回は上皇陛下の時で1990年11月12日、この時は休日でしたが、今回は今年限りの祝日です。平成の時はまだ自分は高校生でした。

今シーズン総括第5弾はアカアシクワガタです。

 


今季の採集は7月の福島遠征での1♂2♀のみです。上写真は灯火トラップに飛来したもので、前翅を畳んでいる最中はレアです。後翅はまだ折りたたまれていません。

 


裏返すと腹や脚の脛が赤く、和名の由来になっています。ドルクス族では集光性が高く、よく飛来しますが、今季は遠征当時の低温で飛来数は昨年より少なかったように感じます。ヒメオオクワガタ同様、秋遅くまで活動するので、寒さには強い筈ですが。

9月の青森遠征では1頭も採集はできませんでした。数年前までは採集できたのですが、地球温暖化の影響でコクワガタが台頭しつつあるのでしょうか?

山地性では比較的ブリードは簡単ですが、昨年採集の♀から採卵したものは今季羽化個体が全て♀でした。。。来季に野外♂を採集するしかなさそうです。

今季採卵ものは4頭幼虫が取れましたが、産卵材は水分多目でないとなかなか産卵してくれないかも知れません。

飼育面ではまだまだ課題もありそうで、今シーズンはやや不発気味に終わった感があります。

シーズン総括第6弾はスジクワガタの予定です。