2019年シーズン総括ーノコギリクワガター

シーズン総括第3弾はノコギリクワガタです。ノコギリクワガタはカブトムシのライバルのイメージが強く、コクワガタと並んで子供の頃から身近なクワガタのひとつでした。

 


今季も地元フィールドでは6月から見ることができました。ただ、6月の雨不足、7月前半の低温で、発生数が少なかったように感じます。

新フィールドでの外灯巡りでは何回か灯火に飛来したのを見ることができましたが、いつまでも外灯巡りができる訳ではありません。いずれLED化されると、飛来しなくなります。そうなれば、自分で灯火トラップを仕掛けるしか他になく、そのような場所を探さなければなりません。

 


7月末に梅雨が明けると同時にカブトムシが発生ピークに達し、旧盆前までは一時見られなくなりましたが、8月中旬には再び見ることができました。

 


東北遠征2件を挟み、9月14日には日中活動している姿を見ることができました。この日以降、夜間樹液採集はしていないため、実質的に終見日となりました。

 


東北遠征では7月の福島ではほとんど採集できず、ミヤマクワガタが優勢な場所であることから、友人が採集した1♂のみです(宿へ戻る時にリリース)。

9月の青森遠征では多くの個体をみることができたのに対し、ミヤマクワガタは1♀のみだったことから、共存している地域でも時期によっては優劣があるのかも知れません。実際、2015年の青森遠征は9月だったので、ノコギリクワガタが多かったです。

あるいは地球温暖化の影響でノコギリクワガタが優勢になりつつあるのでしょうか?単純に時期だけでは比較はできません。

身近なクワガタでありながら、まだまだ分からないところも多く、今季の異常気象もあるので、新フィールドでは来季以降の宿題となりました。

第4弾はミヤマクワガタの予定です。