2019年シーズン総括ーミヤマクワガター

台風20号は温帯低気圧に変わりましたが、秋雨前線が北上したため、夜には雨が降ってきました。例年なら10月後半には秋雨前線が南下し、消滅する筈ですが、今年はまだ太平洋高気圧が強いので南下できません。

シーズン総括第4弾はミヤマクワガタです。オオクワガタが高嶺の花だった頃、ミヤマクワガタが憧れのクワガタでした。ミヤマの名前の通り、深山に生息するため、近所で採集できるものではありませんでした。ただし、ニュータウン最後の開発地付近では開発前には生息していたという情報があります。

 


今季は福島・青森遠征で採集しました。9月の青森遠征時は♀1頭のみで、ノコギリクワガタが多数だったことから、時期をずらして共存している可能性があります。

福島遠征時では灯火トラップに多数飛来したのが本種です。ノコギリクワガタが全然来なかったことから、優位種にあることがいえそうです。

 


初日の灯火採集時は♂ばかりで♀がなかなか飛来せず、終了時間間近になってやっと飛来しました。写真は後翅を折りたたんだ後、前翅を閉じている最中のものです。

 


2日目の夜は雷雨のため、スノーシェッドで待機さざるをえず、飛来したのは写真のペアのみでした。スノーシェッド内はオレンジ路のナトリウム灯ですが、雨を逃れて飛んで来た可能性が高いです。

「オレンジ色の光に虫は集まらない」の常識が覆された格好ですが、虫も雨除けに飛び込んできたといっても過言はありません。

採集は簡単なのですが、飼育は難しく、産卵⇒幼虫まではいけても、まだ羽化までは行ってません。高温に弱く、幼虫や蛹での死亡率が高いので、飼育を難しくしている一因なのでしょう。

採集は難しいが飼育は簡単なオオクワガタとはまさに正反対といってもいいかも知れません。

東北遠征時に数を採集できるようになりましたが、飼育が問題なことと、ノコギリクワガタとの競合・共存関係が今後の課題です。

シーズン総括第5弾はアカアシクワガタです。