相鉄・JR相互直通運転開始

今日は相鉄・JR直通線が開業し、相互直通運転が始まりました。開業初日とあいまってfacebook等によると横浜羽沢国大駅は初モノファンで混雑、きっぷも1時間の行列だったそうです。

 


午後、新宿へ行く用事があり、新宿駅の埼京線発車案内では海老名の行先が表示されていました。海老名駅にはJRは相模線が乗り入れていますが、小田急・相鉄の駅とは300Mぐらい離れており、行き来には自由通路を渡る必要があります。

直通列車の種別は「相鉄線直通各駅停車」です。JR線内は各駅停車ですが、そのまま相鉄線内も各駅停車になるのと特急になるものがあります。

相鉄線内に限れば、JR通勤車の「特急」表示が見られます。相鉄の他、京王などの私鉄では通勤車による料金不要特急は珍しくないですが、JR線内では特急列車は専用車による特急料金を徴収する列車だからです。

 


少し時間に余裕があるので、どこか跨線橋から電車を撮れないか?と探し、待つことにしました。

「各駅停車 海老名」の表示でE233系が到着しました。おそらく相鉄線の海老名から戻ってきたのでしょう。相鉄車が来ないか?と期待しましたが、JR車でした。E233系は一般形電車でありながら、乗り入れ先の私鉄線内に限り、特急運用にまで登り詰めたことになります。

東京メトロ線を介して2000番台が小田急線内の急行・準急運用(準急は国鉄時代に国鉄線から消滅)にもついており、埼京線用の7000番台が2例目になります。

 


大久保の方へ行き、タヴァサでインレタを買った帰りにダイヤ改正の宣伝や定期券取り扱いのポスターを撮影しました。

新宿⇔海老名間の所要時間は小田急線の快速急行で45~50分程度、急行でも50分ぐらいなで、JR・相鉄線直通の1時間程度に比べたら前者に軍配があがります。しかし、海老名や大和駅利用者から見れば、ダイヤ乱れ時には代替手段が確保でき、二俣川等の相鉄線沿線からは一部区間を除けば横浜で乗り換えることなく都心へ直通で行けるので、利便性が向上したことになります。

数年後には東急線直通線も開業しますし、相鉄線沿線から新横浜で新幹線に接続できるなど、利便性はますます向上することでしょう。

踊り子車両置き換え

昨日、JR東日本から特急「踊り子」の車両置き換えについて発表があり、facebookグループ等でも話題となっています。

置き換え開始時期は来春からで、E261系の「サフィール踊り子」もデビューします。

車両数は9両編成13本と5両編成4本の合計137両で、9両編成は元あずさ・かいじ、5両編成は房総特急の余剰車と分かります。2015年に房総特急の削減で余剰車が発生し、3本が豊田常駐で中央線の臨時列車に運用されており、残りの4本が踊り子へ転用されることになりました。

このことから、房総での所要数は12本で10本使用と推測できます。

しかし、これだけでは修善寺行の運転継続の根拠にはなりません。熱海~三島間はJR東海、三島から伊豆箱根鉄道へ乗り入れるため、運転士のハンドル訓練やこれらの会社の合意が必要です。ハンドル訓練の際に指導運転士…つまり、教える人も必要です。

転職前の会社で修善寺出身の同僚がいて、帰省時に踊り子を利用していましたが、もしかしたら修善寺行が廃止される可能性があることも教えたらちょっと残念がっていました。

伊豆箱根鉄道にはVVVF車の入線実績がなく、誘導障害も懸念されるため、設備改修などが必要です。過去には京王9000系の登場当初、都営新宿線の誘導障害対策から直通運転を行うことができませんでした。

車両置き換えは2021年春までかかるようなので、修善寺行の運転継続が不透明な現在、伊豆箱根鉄道へ富士山バックの写真を撮りに行くことにもなるでしょう。185系に残された時間はもう長くありません。

 


※写真は再掲です。

初冬のコクワガタ交尾

さざんか梅雨なのでしょうか、今日も冷たい雨でした。また、奥多摩では初雪が降ったそうです。

会社から帰ったらコクワガタのペアが交尾しているのを目撃しました。

 


この寒いのに何しとるねん!!と思わず突っ込みたくなりました。外気温は1桁ですが、室内は暖房をつけてなくても18~19度前後でした。このぐらいならまだ活動できていてもおかしくないでしょう。

まだケースを屋外バルコニーに出していないので。じゃあ、何で出さないのか?というと、ラベルの防水対策をまだやっていないからです。

 


♂が♀の上にのっかかっているように見えますが、姿勢に無理がある感じです。産卵は来春以降なので、この冬は同居冬眠してもらいましょう。

昨シーズンに採集したので、あと1シーズンはいけるでしょう。仮に来春、産卵成功しても産卵数は減るかも知れませんし、採集するまでは今季羽化した子供たちにも頑張って貰いましょう。とはいえ、このコクワガタは福島で採集したもので、東北遠征時しか採らなくなってしまいましたので。

興味深いデータ

今日も最高気温は10度に満たず、寒い1日でした。

先日判明した事実から、今季羽化した福島産WF1の♀を全頭、体幅を測定したところ、意外な結果が出ました。

L=体長、W=体幅とします。

L48.0mm × W20.0mm
L44.9mm × W18.5mm
L43.7mm × W18.0mm
L43.1mm × W18.2mm
L42.2mm × W17.5mm
L42.0mm × W17.5mm
L41.6mm × W17.4mm
L39.4mm × W16.4mm

以上の結果から、体長と体幅は必ずしも比例せず、43.1mmの体幅が43.7mmの体幅を0.2mm上回る逆転現象が発生しています。

一般に西日本産が太目、東日本産がスリムと言われていますが、地域変異レベルではなく、個体変異レベルでしょう。

ではなぜ、東北・北海道産が北上する程スリムになるのか?これは寒冷な気候が影響しているのではないかと考えています。

カブトムシの場合、幼虫時代は腐葉土の中で過ごすため、落ち葉の発酵熱や地熱で厳冬期でもある程度の温度は保たれています。しかし、オオクワガタ幼虫が穿孔する立ち枯れは寒さが直に伝わり、食が細くなりがちなので、体型より長さを優先してスリムな体型になったのではないかと推測します。

体型がそのまま次世代へ遺伝する訳ではないのですが、東北産の特徴を活かした美形個体を作るには、羽化した個体から「これだ!」と選りすぐりの個体を選んでブリードしなければなりません。

来年の種親で♂はもう決まっているので、♀ももうすぐ決まるでしょう。なんだか人間のお見合いみたいです。。。

※写真は再掲です。

2年1化幼虫餌交換

今日は年末並みの寒い1日でした。

昨日のオオクワガタ♀仕分け前にノコギリクワガタの2年1化幼虫の餌を交換しました。

 


餌マットはフォーテック社製の「ヒラタ・ノコ一番」です。前の日(日曜日)のうちに買っておきました。

 


今回、試してみたのが材をマットに埋めこんで同時に餌とする方法です。材飼育に近くもないですが、自然状態では土に埋もれた朽ち木を食べています。

材は水切りせず、そのままセットしました。マットが余分な水分を吸収してくれる筈です。

 


成虫の産卵セット同様、材を全て埋めました。欠点はマットを突き固められないことです。

 


古いマットを少し敷き詰め、幼虫を投入しました。しばらくして潜っていきましたが、吉と出るか、凶となるかです。

果たして材に食い込んでくれるでしょうか。結果は来春になりそうです。もし成功したら、これを応用することになるでしょう。

オオクワガタの場合、材飼育時は材に穴をあけて幼虫を入れればいいのですが。。。

♀選び

週明けは暖かい雨でのスタートとなりました。明日から気温が下がり、季節は加速しそうです。

冬眠前に来年の種親候補とヤフオクで売る個体の選定を行ったところ、体長に対してスリムな♀個体がいることが判明しました。

 


45.0mmの♀で、体幅は19.0mmでした。人間だったらウェストかな?

 


44.4mmの♀で体幅は17.5mmでした。たった0.6mmの体長差で体幅に1.5mmの差が出るとは…!!

東北産はスリムな個体が多いので、♀の体型が遺伝するかは分かりませんが、♂はすでに決まっているので、慎重に選ぶ必要があります。

なんか、人間のお見合いみたいですねぇ…。

 


2頭をコルクベースに止まらせて撮影しました。左が44.4mm、右が45.0mmですが、体幅の差はたった1.5mmといえど顕著に見えます。

すでに決まっている♂は美形なので、美形♂には美女♀といったところでしょうか?東北産の特徴を活かした美形個体を作りたいですし、♀の選定は難しいですね。他の個体も冬眠前に体幅を調べる必要がありそうです。

スジクワガタ越冬準備

金曜日から降り続いた雨は今朝、やっと止みました。しかし、南からの暖かい空気が流れ込んだため、季節外れの暖かさとなりました。

午前中にLUMBERJACKへ行った後、午後はスジクワガタの越冬準備をしました。

 


コバエシャッターミニに仕切りを取り付け、マットと水苔、餌ゼリーを入れました。水苔を入れるメリットは保水効果と転倒防止材代わりで、一石二鳥です。

コクワガタより小さいですね…。家の近所で見つかったものとはいえ、コクワガタという競合種が少なかったからでしょうか。

 


今季、近所では3♂3♀採集したのですが、マット切れのため、2ペア分しかできず、残りは来週です。

メインフィールドが変わるきっかけを作った虫であり、今季もブリードは失敗はしましたが、自分ちの近所で普通に見つかるとは思ってもいなかったことでしょう。

青森産コクワガタ割出、しかし…

今日は朝から冷たい雨でした。今年最後の祝日ですが、土曜日重複のため、いつもの週末と変わらない2連休です(爆。

 


♀を冬眠セットへ移すため、青森県産コクワガタ産卵セットを割り出しました。ゼリーが全然減っておらず、ほぼ冬眠状態に入っているようです。故郷の青森県はもう山間部を中心に雪が降り始めていることでしょう。ただ、今冬は偏西風の蛇行で暖冬傾向の予報となっています。

 


ケースをひっくり返すと、♀が出てきました。生存が確認できたので、これから冬眠セットへ移します。

 


コバエシャッタータイニーへ移した♀です。乾燥防止のため、水苔を敷き詰めています。現地は冬、雪が多量に降り積もるので、乾燥の心配はまずないでしょう。晩秋から初冬の雨や春の雪解けも同様です。

この水苔が現地での雪の代わりですが、時々水分補給の必要があります。月に1~2回の頻度でしょうか。

 


肝心の産卵セットは…産卵していませんでした。採集したのが9月だったので、現地ではもう産卵を終えていたのかもしれません。ドルクス族は気温が低下する時期に入ると、冬眠準備モードに切り替わるので、ノコギリクワガタやミヤマクワガタとは違うようです。

 


まだ11月なので、保湿用のゼリーを入れました。今季は残念ながら産まなかったので、来春目覚めたら期待しましょう。

Excelラベル作成

今日は朝から冷たい雨で、年末並みの寒さでした。

11月も終盤、そろそろ冬眠のため、クワガタをバルコニーへ出さなければなりません。冬眠には不思議なメカニズムがあるようで、例えば一部の脚が麻痺していた個体が冬眠後は回復していたり、前年にはあまり産卵しなかった♀の産卵数が増えたという例があるそうです。

 


もちろん、手をこまねいていたわけではありません。個体管理のため、ラベルを作る必要がありました。

一時はWordで作りましたが、書式に制約があり、結局はExcelに戻りました。画面コピーでは、産地を塗りつぶしていますが、個人(虫?)情報保護のためです。

Excelは会社で普段の仕事で使う機会が多く、その分使い慣れているからです。特に今のハーレム職場では。

何度も作り直して納得のいくものにしなければなりません。まずは羽化個体分を作りましたが、次は野外採集個体分もあります。野外採集個体ではカブトムシやノコギリクワガタ、ミヤマクワガタといった短命種が全て死亡し、ドルクス族が残っています。

遅くとも月末から12月頭にはケースを屋外バルコニーへ出さないといけないので、もう猶予はあまり残っていません。

ノコギリクワガタ割出・2

昨日(11月20日)のノコギリクワガタ確認では、旧フィールド産も割り出していました。旧フィールド産で残った幼虫は3頭でした。

結果は…?

 


無事羽化したのは♂1頭だけで、残りの2頭は蛹化中に死んでいたことが判明しました。来年♀を野外採集しない限りはブリードできません。

 


マットと水苔を入れたケースで休眠させることにしました。カブトムシより産卵数が少なく、生育に時間がかかるため、イベントで子供たちにプレゼントできないのが現状です。

羽化しても休眠のため、すぐには活動しないからです。1年1化で羽化しても、休眠期間のプラスにより、活動まで実質2年かかることになります。2年1化だと、3年です。

2年も幼虫を育てる根気がなければ、累代飼育は難しいといっても過言はないでしょうね。オオクワガタの場合、成虫で複数年生きるため、10年(!)近く飼育を楽しめる可能性があることも忘れてはなりませんけどね~。