ノコギリクワガタ割出・1

今日は新フィールド産のノコギリクワガタを割り出しました。今季からメインフィールドが変わりましたが、採集できたノコギリクワガタは1♂だけでした。よって、昨夏にペアで採集し、産卵させたもので、すでに羽化しているようでした。

 


蛹室は瓶底あたりなので、マットを掘り進むと、やっと新成虫が出てきました。なかなか立派ではありませんか!!仰向けになって寝ていました。

 


取り出した♂です。湾曲具合から、大歯型ですが、概ね55mmぐらいでした。

 


その後も取り出すも、♂ばかりでした。スイギュウで立派ですけどね…。

 


何頭か掘り進むと、やっと♀が出てきました。これで来年の種親には困らなくなりました。

 


来年の種親として♂を選び、仕切り付きケースへ入れました。その後に水苔を敷き詰めました。これでやっと1ペアができたことになります。

 


2頭目の♀を発見しました。測定したら30mm丁度でした。

 


やっと2ペア目ができました。全部で5♂2♀だったので、ペアを組めない単独♂は来春、シーズンが始まったら採集地へ戻すことになるでしょう。

新フィールド産は初めてのブリードで無事成虫になってくれたので、成功といっていいでしょう。旧フィールド産は当面、引き続きブリードはしますが、コクワガタ同様に観察だけとなるのでしょうか。

もうコクワガタは東北遠征時に採集するだけとなったので、ノコギリクワガタも新フィールド産と東北産だけの採集・飼育となる可能性はありえるでしょう。