ラベル作成・貼付け

今日は午前中、LUMBERJACKへ行き、レンタルBOXの虫メンテをしてきました。同時にミヤマクワガタ幼虫の一部が2年1化になったことが判明しました。来週あたりに持ち帰り、餌交換後に屋外バルコニーへ出して寒さ経験させる予定です。

ただ、採集地が東北の山奥なので、関東平野程度の冬の気温では♂親がエゾ型であっても、羽化してくる子供は里型になります。エゾ型を作るには、終齢幼虫時に16度以下の低温を経験させる必要があります。でないと、下手すれば3年1化…になりかねません。

 


先日、Wordで作ったひな型を使用し、早速幼虫飼育のラベルを作りました。まずはオオクワガタとノコギリクワガタです。

オオクワガタのうち、♂幼虫2頭が3年1化に突入してしまいました。原因は昨冬の時点でLUMBERJACKから持ち帰らず、寒さ経験させなかったので、冬を越したか分からなかったそうです。

東北産は元々、奥羽山脈中心に生息しており、豪雪地帯なので自然状態であれば必ず寒さを経験していることになります。

仮に温度管理されている環境下の場合、夏22度、冬18度と仮定すれば、気温の差が小さいので、個体によっては季節の変化を感じ取れないんものが出てくるでしょう。

準備として飼育ビンに新しいマットを詰め、幼虫を移した後にラベルを貼りました。更に雨雪対策として、ブックカバーフィルムを張り付けてから屋外バルコニーへ出しました。少なくとも2か月ぐらい寒さを経験させておけば、来年にはきっと成虫になることでしょう。

3年1化で来年羽化しても、交尾産卵ができるのは再来年なので、大人になるまで足かけ4年ということになります。

成虫になるまで時間がかかるのですから、クワガタムシはカブトムシより長生きする訳です。再来年に活動開始して7年生きたとして卵から11年の計算になるので、オオクワガタは日本のクワガタムシで卵から10年以上の寿命を寿命を有しうる可能性があるといっても過言はないでしょう。