雪の上越新幹線

京王百貨店新宿店で開催されていた「元祖駅弁うまいもの大会」が今日で最終日を迎え、昼飯は富山の「ぶりかまめし弁当」にしました。2週間の会期中、実際に昼飯に買ったのは9日間です。これは会社の出勤日と一致しています。

どんな駅弁を食べたかは後日、何らかの形で紹介したいと思います。

3年近く前になりますが、去る2017年2月12日に上越線へ行った時、新幹線の写真を撮っていましたが、今まで紹介していませんでした。今年は暖冬・少雪ですし、Maxの動向も気になりますので、紹介したいと思います。

 


貨物列車のダイヤ上から、始発の「Maxたにがわ401号」で上毛高原駅へ向かいました。スキーシーズンに加え、8両編成なのでグリーン車も満席になるほどの乗車率でした。

MaxはE1系とE4系の2車種が作られましたが、前者は2012年に全廃しました。現在残っているE4系は8両編成で定員は817名ですが、2本連結した16両編成での着席定員は1634名となり、1本の高速列車では世界最大の輸送力を誇っています。N700系「のぞみ」が16両編成で1323名の定員ですから、およそ1.3倍の輸送力ということになります。

通勤・通学時間帯と多客時には2本連結の16両編成、閑散時と輸送断面が大きく末端区間で輸送量が減る場合は8両編成と柔軟に対応できます。実際、東北新幹線で運用されていた頃は、山形新幹線「つばさ」との併結だけでなく、仙台まで16両編成、以北は8両編成と増解結も行っていました。

分割・併合と増解結は全く異なります。分割は1つの列車を異なる行先に分け、併合は異なる始発駅からの2つの列車を連結し、1つの列車とすることです。

それに対し、増解結とは編成両数の増減をいいます。A駅からB駅までは輸送量が多いが、B駅からC駅までは輸送量が極端に減る場合、付属編成をB駅で切り離してC駅へ、その逆の場合はB駅で連結してA駅へ向かうといった具合です。

 


※E4系「Maxとき313号」/上越新幹線高崎~上毛高原間にて

大雪による運転見合わせで撮影を諦め、上毛高原駅に戻って最初に撮影したのが「Maxとき313号」です。大雪で在来線が運転見合わせになっても、新幹線は平常通りの運転でした。

 


E2系「たにがわ83号」/上越新幹線高崎~上毛高原間にて

場所を移動し、通過したのはE2系「たにがわ83号」です。金網があるので、レンズをぎりぎり近づけて絞り開放で消すといったやり方でした。しかし、完全には金網を消せませんでした。

東北新幹線へのE5系投入でE2系が上越へ転属してきていますが、一部に廃車が発生しています。E4系の全廃がささやかれている昨今、E2系も数を減らしつつあるので、来るもの拒まずで撮影しておきました。

1997年のデビュー当時は200系の置き換え用も兼ねていましたが、今度は後継車両に置き換えられる番になったのは、新幹線の世代交代が早いということでしょう。新幹線車両の平均寿命は15年前後です。

 


※E4系「Maxとき316号」/上越新幹線上毛高原~高崎間

逆方向から「Maxとき316号」が通過しました。レンズが金網から若干離れたため、わずかに写りこんでしまいました。

 


※E4系「Maxとき315号」/上越新幹線高崎~上毛高原間にて

続いては「Maxとき315号」です。雪もほぼ止みかけてきていました。

 


※E4系「Maxとき316号」/上越新幹線上毛高原~高崎間

反対方向へ場所を変え、「Maxたにがわ410号」を狙いました。この頃には雪が止み、晴れ間が次第に覗いてきました。

2020年度末までにE4系MaxをE7系に全て置き換える予定でしたが、昨年10月の台風19号による千曲川氾濫で長野新幹線車両センターが浸水した結果、E7系8本・W7系2本が水没により廃車となったので、現在上越向けに投入済または新造中のものを北陸へ転用、当面はE4系を延命して充てる方針が検討されています。

E4系の全廃時期が少なからず伸びることになりますが、撮影する機会を作っておかなければならない時期に来ているのは間違いないでしょうね。