茶色の電機機関車

昨日(2月14日)はバレンタインデーでした。facebookではこの日にあやかってチョコレート色の電気機関車等の写真が投稿されたりしていました。

しかし、過去に撮った写真を見ても、EF64-1001やEF55-1、EF58-89、碓氷峠鉄道文化むら展示車程度で、少ないのです。特にEF55やEF58に関しては現役時代に走行写真は撮っていますが、フィルムなのでデジタル変換にはスキャンが必要です。もう20年ぐらい経っているので、劣化する前にスキャンするしかありません。フィルムを止めてデジタルに完全移行したのが2007年ですので、もう13年になります。

 


※寝台特急「あけぼの」/東北本線日暮里~鶯谷間にて

まずは2010年7月25日に撮影した寝台特急「あけぼの」です。機関車が青いじゃないか!と突っ込まれそうですが、実は牽引機のEF64が1052号機で、2017年から茶色塗装になっているのです。茶色塗装になる前ですから、参考として出しました。

 


碓氷峠鉄道文化むらでの展示車両です。左側のEF53-2は国鉄が戦前に製造した電気機関車で、当時の鉄道車両は茶色が標準でした。国鉄部内では「ぶどう色2号」と定めており、茶色にちかいものでした。

奥のEF63-1も新製当初はぶどう色でしたが、のちに青とクリーム色になっています。本来のぶどう色は赤紫系統ですので、かけ離れていますねぇ…。

近年はイベント用やリバイバルカラーとして主に機関車が塗装されるケースが多いですが、実際にまとったことのある形式だけとは限らず、EF64もその一例でした。

本来の赤紫系統とはかけ離れた茶色系統ですので、捉え方は人それぞれではないでしょうか。EF58やEF55の現役時代の写真はまたの機会に紹介します。