再越冬コクワガタ

今日は夕方に知り合いと会い、福島産オオクワガタのペアを譲りました。2018年羽化で昨夏に一度交尾・産卵していますが、もう1シーズン可能と判断しました。ブリードに失敗しているのと、在庫整理が合致したので、今回の譲渡となりました。

一方。こちらには野外採集ものがいるので、あと1シーズンはいける筈です。福島の他に新潟、青森もいますし。

 


昨日(2月15日)の午前中、近所フィールド観察に行きました。昨シーズンからメインフィールドになったところです。

新規開拓も兼ねて先月からマークしており、倒木を起こしてみました。もちろん、朽ち木割りはしません。

最初に起こしてみたところ…なんと!コクワガタの♀がいるではありませんか!?

新成虫だったら朽ち木の中の蛹室でそのまま休眠しますので、1シーズン活動した成虫であることは間違いありません。羽化後2~3年の寿命がありますが、2度目以降の越冬は体力的にきつく、越冬室が凍り付いたりする等で命を落としていきます。

撮影後は元に戻しましたが、今年は暖冬なので越冬室が凍り付くことあまりなさそうですが、無事に春まで生き延びれるでしょうか?

近所のフィールドはスジクワガタが多い代わりにコクワガタが少ないので、貴重な記録になりました。

 


倒木ほ転がっていますが、相変わらず削られた痕も多いです。コクワガタしか見つからないのと、生息環境保護の観点から原則として材割採集はしないことにしています。

 


別の場所では倒木を起こすと…なんと!!カブトムシの幼虫がいました。冬は地中深く潜っていますが、暖かい日は地表近くまで出て朽ち木を齧っていたのでしょうか?いずれにせよ、暖冬の影響が濃厚です。

 


幼虫を1頭ずつ至近距離で撮影してみましたが、でかいですね。夏の終わりに♀親が卵を産みつけ、孵化したばかりは小さいのが2か月ぐらいで8cmぐらいになるのですから、成長は早い方でしょう。春になったら目覚め、まるまる太って最大10cmになります。

 


発見時、倒木というよりは切り株でしたが、接地面は凸凹になっていました。幼虫が齧ったためです。撮影後は元通りにしました。

 


重機?で壊された枯れ木の方は欠片の坑道から何らかの虫がいた可能性が高いですが、鉈などを持参していないので知る由もありません。

ですが、坑道跡の幅から大型甲虫がいた可能性もありますが…。

 


梅の花が咲いていたので撮影しましたが、曇り空バックだと映えないですね…。

帰りは行きとは違うルートで帰宅しました。