小田急新5000形初乗車

首相による緊急事態宣言が発令してから2日目、会社近くの商店街では一部店舗が休業になっただけで、ランチタイム時の賑やかさはあまり変わっていません。周辺企業でテレワーク導入により減ってはいますが、たいして目立っていない感じです。

テレワークは今回のコロナウイルス感染対策の様に、PCB対策(事業継続)としても有効です。IT会社に勤めてはいても、部署によってはテレワーク化が難しいので、結局は出勤せざるをえません。できる対策は時差通勤ぐらいです。

 


今朝の通勤時は新5000形に乗ることができました。2007年の新4000形以来、12年ぶりの新形式通勤車で、「より広く、より快適に」をキーワードにした拡幅車体が特徴です。

2001年の3000形(2代)ですそ絞りをやめて直線的な車体になっていたので、拡幅車体の採用は18年ぶりになります。2007年の4000形(2代)では千代田線直通のため、地下鉄の狭いトンネルに対応するためですが。

拡幅車体ですから、車内はもちろん広くなっています。先頭部は流線型でスピード感を醸し出していますが、前面非常扉がないので、千代田線直通には対応しておらず、地上線専用となります。

3月26日から営業運転を開始しましたが、3月21・22日に試乗会が開かれる筈でした。新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいましたが、1編成しかないので試乗会は狙って走行写真を撮れるチャンスでした。

2020年度の事業計画では10両編成6本が増備されるので、撮影・乗車のチャンスは増えるでしょう。その代わり、8000形またはリニューアル対象から外れた1000形ワイドドア車に廃車が出そうなのは確実です。

8000形は初期車で製造から38年が経過し、最終製造車でも33年になります。昨年6月の本厚木~愛甲石田間で発生した踏切事故被災車が8000形で、今回の5000形デビューで廃車が確定といわれています。事故のダメージはもちろんですが、製造後30年以上経過して老朽化が進んでいるため、修理されずに休車となっているそうです。修理して運用復帰させるよりも新車を投入した方がトータルコスト的には安上がりとの判断でしょう。

今はまだ遭遇確率が低いとはいえ、8000形を撮影できるうちに撮っておく時期にきているでしょう。通勤時に乗車。撮影できても、5000形が増備されて廃車が進めば、遭遇確率が減るのは目に見えていますので。