久しぶりのフィールド

今日は久しぶりに晴れ間が覗き、気温も上がりました。関東甲信越地方の梅雨明けはもうすぐです。

夜の気温もそこそこ、湿度もあったので、久しぶりに夜間観察へ出撃しました。

 


…が!!メインフィールドの山道では虫が全然おらず、都県境を越えて都内に戻り、最後の巡回ポイントで辛うじて見つけました。

コクワガタの周りを取り囲むようにアカアシオオアオカミキリが集まっていました。

 


折れた方にはノコギリクワガタの小型♂もいました。昨年の晩夏まではここからも樹液が出ていたんですよね…。

 


上の方にはコクワガタの♂が、さらに上にはカブトムシがいました。例年ならカブトムシが発生ピークなのですが、今年はまだ少ないです。8月になったら急に増えるのでしょうか。区画整理事業の影響で少なくなってきたとも言い切れません。梅雨が長引いたことも一因かもしれませんが。

 


撮影を終えて撤収、足元のキノコを撮影しました。種類は分かりませんが、毒キノコと食用キノコはよく似ていますし、むやみに食べない方が賢明です。

偏西風の蛇行で冬は記録的暖冬でしたし、今夏は梅雨明けの遅れもあるので、生育状況に影響も出ているのでしょうか。

明日から8月、どのような虫相を見せてくてるのでしょうか?

材飼育おさらい

明日は健康診断受診のため、出社予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、巡回検診が中止となり、出社理由がなくなったので、結局はテレワーク変更になりました。5月に引き続き、7月は出社日ゼロが確定です。

出社しないとできない仕事がほとんどないので、8月以降についてはいつ出社できるかわかりません。ワクチンも有効な治療薬もまだないですし…。

 


今季は一部の幼虫を材飼育することが決まっており、10年以上前には材飼育で65mmの大型♂を羽化させた実績があります。

写真は12年以上前になる2008年1月7日のもので、材交換時に割った時のものです。前年の晩夏から秋ぐらいに幼虫を材にセットしていました。この時の体重は3g、お尻に卵巣マークが見えたので、♀だった筈です。

 


続いては♂幼虫で、交換時の体重は14gでした。材飼育でここまで肥大化できれば上等でした。材は一般的なシイタケの廃ホダ木で、菌糸や発酵マットに比べると栄養価に乏しく、70mmオーバーの大型個体を羽化させるのは困難です。

 


2日後の2008年1月9日交換のもので、体重は13gでした。

当時飼育していたのは山梨県産で、ショップで養殖個体を買っていました。今は福島遠征で採集したWD個体からブリードしていることを考えると、隔世の感があります。

この時にオオクワガタ飼育のスキルを積んでおり、材飼育で65mmオーバーの♂個体を羽化させたのは紛れもない事実です。

材飼育で65mmオーバーを羽化させるなら、最低でも15g以上は必要でしょう。幼虫期間を2年1化に延ばし、じっくり育てることがカギです。今年は関東以北の梅雨明けが8月にずれ込むとはいえ、暑くなる前に避暑させておき、9月以降に材セットしなければなりません。

2年1化に引っ張るには…

9月に材投入後、第1回交換が来年の6月、第2回が10月、第3回が再来年の3月と、2年の生育期間中に3回ぐらいに交換頻度を抑える必要があります。

最も自然に近い飼育方法なので、羽化した成虫は格好がよいとされるので、形を追求するにはもってこいですね。

ただし、羽化まで2年かかるので根気も必要です。これからは菌床飼育を基本としつつ、材飼育を併用するスタイルとなるでしょう。

第2回新潟産割り出し

今日はテレワーク業務中にキーボードが突然無反応となり、文字入力ができない事象が発生しました。昼休憩を挟んで復旧に2時間かかりました。原因は静電気による帯電で、Windowsアップデートも併せて実施の上、放電により解決しました。

6月上旬にHDDをSSDに交換して以来、テレワーク業務に支障をきたす深刻なトラブルは発生していませんでしたが、日頃からトラブル予防は大切ですね。

 


テレワーク業務終了後、新潟産で春瑚血統の割り出しをしました。材が結構齧られていましたが…

 


材が堅く、幼虫が全然いません。やっと幼虫1頭と卵1個を見つけました。

 


先日の五十鈴血統に続き、春瑚血統は寂しい結果となりました。卵が孵化してくれればいいのですが…。

材が堅すぎたのと、1本しかなかったことが敗因でしょう。今は高蛋白ゼリーで休養して貰っていますが、最低でも2週間程度は休養させないと、♀が疲れ果てて死亡するリスクが高まります。

再度セットするなら山の日あたりになりそうです。旧盆前ですし、時期的にもぎりぎりとなります。

材の堅さを吟味しつつ、よく見て選ばないとダメですね。残るは夏海血統となりますが、どれくらい産卵しているのでしょうか。

新潟産飼育日記

昨夜(7月27日)からGF(仮)にて奇数月月末のイベントとなったカリスマ戦が始まりましたが、遂に…!!

 


主人公の従妹でもある奈木野さくらのカードが登場しました。4月25日の聖櫻学園ストーリ公開と同時に登場し、いつカードが出るか楽しみにしていました。

部活対抗戦での月隈林子、おねがいハンターズの酒井田夏海先輩に続いて3人目、残る白水六花は次回イベントでの登場が濃厚となりました。

主人公にこんなかわいい従妹がいるなんて羨ましいぞ、こいつ…といいたいところですが、自分自身の分身なんですよね。ドラクエシリーズもそうですが、主人公は自分自身なのです。簡単にいえば、自分の名前もしくは考えた名前を主人公につけるのです。

彼女の名前をオオクワガタ♀に使う日は来るのでしょうか?上条るいに続いてもう1人の幼馴染と言われている真白透子もそうですが、できれば自己採集個体につけたいものです。

 


昨日の新潟産割り出しで幼虫がでてきたことから、新潟産飼育日記公開の目途がたちました。

早くて8月頃ですが、現在はまだGW前までの分しか作っていません。

ペアリング⇒産卵セット⇒割り出しまで2か月半もかかっているので、ブログ記事からHTML転記する必要があります。青森産もそろそろ割り出さないといけませんし、次の週末は厳しい見通しです。

今季から福島産だけでなく、新潟や青森産もブリードが本格的に始まっているので、更新時の負荷分散が課題となります。

新潟産の飼育日記公開日は…

8月10日

とします。山の日に合わせた格好となりますが、時間的にも余裕を持っての設定としました。

新潟産はまだあと2つ割り出さないといけないセットもありますので…。

第1回新潟産割り出し

テレワーク業務が終わった後、新潟産のうち五十鈴血統ものを割り出しました。新潟産では今回が初めての幼虫割り出しとなります。

 


結構いい感じに齧られています。しかし、その期待は見事に裏切られるとは思ってもいなかったことでしょう。

 


早速割り出すも、産卵木が堅くてなかなか出てきません…ようやく幼虫が出てきました。新潟産幼虫割り出し第一号です。

 


割り進むと、幼虫が少ないながらも出てきました。産卵木が堅すぎたようです。それでも少ないながら産んでくれました。

オオクワガタは堅めの産卵木に産むといっても、堅すぎてもダメですね。この堅さだと、ヒメオオクワガタ向けでしょうか。ヒメオオクワガタの場合、ナラ材かブナ材でないとダメですが。

 


結果的には6頭取れました。しばらくはプリンカップで育て、春瑚血統の割出結果次第で飼育方法を決めます。

仮に菌糸としても、羽化は来夏になります。どのような形の♂が羽化するでしょうか。

新潟産オオクワガタ産卵セット

4連休最終日、戴きものの新潟産オオクワガタの産卵セットを組みました。

 


前日(7月25日)LUMBERJACKにて30cmの材を買ってカットし、加水しました。

 


朝には加水していた容器から引き上げて陰干ししました。

 


樹皮を剥いてセットし、マットで頭が出る程度に埋めました。マットには産まないので、安価な朽木破砕マットで十分です。

元はシイタケ栽培に使っていたので、コマ菌を打ち込む際にあけた穴があります。多少面倒ではありますが、穴を掃除しておくと種類によっては産卵数が増える場合もあります。

 


餌ゼリーをセットし、♀を放しました。結果が出るのは1か月半後、9月中旬頃になります。ペアリングしておいたので、大丈夫でしょう。ただし、まだペットネームは付けていません。これから考案することになります。

昨秋に友人から送っていただいたものはまだ割り出していませんが、週明け以降となるので、これからです。

新潟産の飼育はまだ始まったばかりですし、飼育日記はすでにある程度まとめていますが、公開はまだです。

数次第によっては一部を材飼育にすることもありえるでしょう。

ヒメオオクワガタ産卵セット

今日は午後、LUMBERJACKへレンタルBOX虫メンテに行ってきました。

 


昨日(7月24日)、ネット通販でブナカワラ材が届いたので、ほぼ丸一日、加水しておきました。

 


店舗に到着後、セット前に埋め込みマットを買っておきました。買ったのはフォーテック社製の「産卵1番」です。ノコギリクワガタでも採卵実績があり、ヒメオオクワガタは本来根食いの食性であることを考慮しました。

 


袋から材を取り出し、鉈で樹皮剥いてからセットしました。水切りはしていないのは、堅めで水分多めでないと産まないそうです。

 


マットで2/3近く埋めて餌ゼリーと転倒防止材として樹皮を敷いてから♀を放しました。

マットは表面が少し湿る程度でほとんど加水していません。材からの余分な水分吸収を見込んでいるためです。過湿ぎみでも、マットによる吸水で適度になる筈です。ノコギリクワガタやミヤマクワガタといった根食い系で材を加水後に水切りせず、マットに埋めても加湿していないのもそのためです。

過去に1度だけ成功しても満足のいく結果は得られていないので、数年ぶりのリベンジです。超難しいのでチャレンジし甲斐があるのですが、今度は産卵してくれるでしょうか。

F2幼虫割り出し

本来なら今日が東京オリンピック開会式でした。貰いものの新潟産等をブリードするため、ケースを空ける必要が生じ、福島産F2を割り出しました。

 


まずは産卵材を1本取り出しました。ぼろぼろになりすぎて別容器に保管していました。幼虫の食痕が見え、まずは成功したといってもいいでしょう。

 


早速割ると…出てきました!!るい血統のF2幼虫です。

 


割り進むと幼虫が次々と出てきました。ペアリング時、雌雄での喧嘩もありましたが、しっかりと交尾までは済んでいたので杞憂に終わりました。最初の材からは11頭の幼虫が得られました。

 


続いてコンテナBOXの産卵材に着手しました。あまり齧られていないように見えます。。。

 


2本目の材にはあまり幼虫がいませんでした。材が少し堅すぎたのでしょうか。結果は5頭のみでした。

 


最後の材はゼロでした…。

 


♀を取り出し、新しい高蛋白ゼリーを与えて休養セットを作りました。産卵後の♀は肉食傾向が強まるため、♂とは別にした方がいいのです。

♂との再同居については9月になったら考えますが、来春まではない可能性が高そうです。

 


割り出し時、材の破片はミキサーで破砕し、微粒子マットとして再利用しました。さらにマットから2頭の幼虫が見つかりました。

 


最終的には18頭のF2幼虫を得ることができました。このうち1/3程度は材飼育にする予定です。材飼育だと、成長は遅く2年かかりますが、自然本来の体形を得ることができます。羽化まで2年ということは、2022年羽化・性成熟は翌2023年春として、合計3年かかります。

卵から羽化までの生育期間だけでなく、成熟期間を入れれば、大人になるまでの期間といえます。自然ではそれぐらいかかっているということでしょう。

材飼育は8月末から9月にセットしますので、夏の間は猛暑を避けるため、冷却して幼虫期間を2年に延ばすしかありません。

明日(7/25)には菌床飼育グループを持っていきますので、飼育準備はこれからです。

スズメバチガシャポン

今日から4連休、午後になってようやく楽天市場で発注したスズメバチガシャポンが届きました。

 


宅配便は60サイズで、荷物を開梱してみると、ガシャポンが3つ入ってました。コンプリートセットで発注していたのです。

 


まずはクロスズメバチから組み立てました。本物は2cmぐらいの小型種です。旧フィールドでは数が少なく、高校時代には2回しか採集例がありません。「ジバチ」ともいい、幼虫や蛹は食用になるので、長野県ではよく食べられているそうです。

 


次はキイロスズメバチです。本物と違って毛がないです。本物は北海道に生息するケブカスズメバチの本州以南亜種となっており、「キイロスズメバチ」の亜種和名は広く一般にも浸透しています。

人家の軒下など様々な場所に営巣し、都市部にも適応しているので、刺傷例が最も多いです。

オオスズメバチとの対決シーンを再現したく、アタックモードで組み立てました。

 


真打ちは…オオスズメバチです!!

日本で最も大きいハチで攻撃性が高く、非常に危険な種類です。女王バチで体長は5cmオーバーになるので、こんなのに刺されたらただでは済みません。

実際にガシャポンやった人の話ではレアだそうです。

 


オオスズメバチとキイロスズメバチを対峙させて対決シーンを再現してみました。青バック内に入りきらないみたいですね…。

 


バックを変えて撮影してみました。空中戦に見えなくもないですね。オオスズメバチは秋になるとキイロスズメバチやミツバチの巣を襲撃することでも知られています。

スズメバチがスズメバチを攻撃…信じられないかもしれませんが、オオスズメバチは繁殖力の強いキイロスズメバチが増えすぎないようにする役割も持っています。キイロスズメバチにとってオオスズメバチは天敵でもあるのです。

本物は怖いのに、フィギュア化されると人気が出るのは分からなくもないですね…。

ガシャポンでダブっても当たりですので、一気にコンプリートできるとは思ってもいませんでした。

スズメバチガチャ

明日から4連休です…が!!本来は24日が東京オリンピック開会式なのですが、コロナ禍のため来年に延期されました。まだワクチンも治療薬もないため無事開催できるかはわかりません。

新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけ、東京都民は外出自粛を要請されているため、無駄に長い4連休になりそうです。

 


楽天市場にて昨夜、話題のスズメバチガチャを発注しました。本物は怖いのに、本物そっくりで精巧にできていることが話題となり、人気があるそうです。

オオスズメバチ、キイロスズメバチ、クロスズメバチの3種が全て揃ったコンプリートで、「あす楽」により明日(7/23)に届く予定です。

本物同様、腹の先から針を出し入れ可能であり、18か所可動なので、飛行モード、アタックモードの再現が可能とのこと。ということは、オオスズメバチvsキイロスズメバチの対決も再現可能ということになります。なぜなら、オオスズメバチは秋になるとキイロスズメバチの巣を攻撃することでも知られています。

スズメバチがスズメバチを攻撃…実はオオスズメバチは繁殖力の強いキイロスズメバチが増えすぎないようにする役割を果たしているともいえるでしょう。

スズメバチをむやみに怖からず、共存する道を探っていくことも大切でしょうね。