福島産ノコギリクワガタ

福島から返送のライト一式が届いたので、午後のLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行く途中でトランクルームへ収納しました。

同時にミヤマクワガタを2♂4♀持って行きました。梅雨明けが遅れ、暑くなる前に持って行った方がいいとの判断からです。産卵セットは8月後半以降になる見通しです。

 


福島遠征ではノコギリクワガタが1♂2♀採集できました。これまではたまに飛来しても♂だけだったので、♀の飛来は初めてです。

ミヤマクワガタが圧倒的に多い環境下でノコギリクワガタは劣勢とならざるをえないのでしょう。ノコギリクワガタの少なさがそれを証明しているのです。

しかし、青森遠征時はノコギリクワガタ6:ミヤマクワガタ4ぐらいの割合でやや優勢ですが、共存しています。

ノコギリクワガタとミヤマクワガタは幼虫時代の利用部位が同じなので、競合関係にあるといえるでしょう。ミヤマクワガタが暑さに弱い体質なので、熱帯夜の多い低地では暑さに比較的強いノコギリクワガタが優勢で、ミヤマクワガタは山地や寒冷地で棲み分けているのかもしれません。

今回採集した♂は58.2mmで大顎の湾曲がかなり強くなっています。

 


♀は26.9mmと32.0mmの2頭が採集できました。福島県産のブリードは今回が初めてとなります。ただし、土産み種は少し涼しくなってから産む傾向が強いので、8月後半以降となります。

青森の場合は標高400m程度、今回の福島は標高800m程度なので、一概に比較はできません。温暖化でノコギリクワガタやコクワガタの高山進出により、ニッチェ争いでそれまでの高山種を駆逐しているのも事実です。

昨年とほぼ同じ場所で1♂が採れただけで、まだ2シーズンしか記録がないので、回数を重ねるしかないでしょう。回数の積み重ねで環境の変化もわかりますし、少なくとも5年、10年のスパンも必要になってきます。

同じ場所でも地道な観察そして回数の積み重ねが後々に重要となっていくのは変わりません。