ようやく別離、悲劇が…

明日から3日連続で出社です。

昨日のテレワーク業務終了後、青森県産オオクワガタを個別飼育に分離しました。

 

青森県産オオクワガタ
分離したのはWF1のトリオですが、悲劇がありました。

2頭いた♀のうち1頭がバラバラ死体になっていました。幸い1♀は無事でした。♀は41.8mmと44.8mmの2頭がいたのですが、バラバラになったのは前者の方です。

同居期間が長すぎたのが原因で、あと2週間早ければ悲劇は避けられたことでしょう。産卵木も用意してあるのですが、昨年のインセクトフェアで買ったWDの♀がいるので、余分になることはなさそうです。

新潟県産もWF1のトリオが2組いますが、こちらは小型個体です。大型個体になる程、悲劇が起きやすいのかもしれません。

コクワガタの場合は比較的多頭飼育に向くそうですが、大型種は短期間にしないといけないようです。

♀がいるので、WF1およびF2は取れそうです。昨シーズンの失敗から産卵木は堅すぎないものを選ぶが、初夏は店頭で品切れになりやすいので早目の確保がカギとなりそうです。

ようやく、稲城でも…

今夜も夜間樹液観察に出撃しました。今夜は稲城エリアを含めたコースとしました。

 

コクワガタ♀ コメツキムシ
まずはいつものエリアへ。メインフィールドが変わって4年目、新たなエリアを昨シーズンより加えていました。

グリーンボランティア活動エリア内のポイントにてコクワガタとコメツキムシ等の雑甲虫を見つけました。クヌギと違い、コナラは樹液を出す量が少ないです。

 

コクワガタ♀
コクワガタの♀が動いたのですが、なかなか写真を撮らせてくれません。

 

キマダラカミキリ
別ポイントではキマダラカミキリを見つけ、撮影しました。触角の長さからして♂です。

 

ゲジゲジ コクワガタ♂
自転車を置いたところへ戻り、稲城エリアへ。放置によってアズマネザサが伸び放題になっており、笹薮をかき分けなければなりません。樹液ポイントにたどり着くのも一苦労です。

ゲジゲジが蛾を食べているところに出くわし、撮影しました。木をよく見まわし、ようやくコクワガタの♂を発見しました。稲城エリアでもようやく確認、高校入学時から30年以上で最も遅い確認です。

放置の影響が出ているのでしょうか。小田良区画整理で雑木林が減少しており、市街地化調整区域でも放置が進んでいます。

稲城エリアから撤退が現実となるかはわかりませんが、ノコギリクワガタやカブトムシの発生状況次第となります。稲城エリアで確認したのはこの1頭のみ、これ以上探しても見つかる見込みがないので帰宅しました。

初夏のコクワ天下

今日は日中30度超えの猛暑日だったことと、梅雨入り前の貴重な好天だったことを考慮し、夜間樹液観察に出撃しました。

 

コクワガタ♂
最初のポイントではコクワガタを見つけました。写真を撮る準備に手間取っているうちに分散してしまったので上にいた♂を見つけて撮影、その後にキープしました。

 

コクワガタペア
都県境を越えて神奈川県側に移動しました。木を1本1本照らしながら確認、コクワガタのトリオを見つけました。

 

コクワガタ&キマダラカミキリ コクワガタ&キマダラカミキリ
コクワガタ♂がキマダラカミキリのペアに突っ込んでいるように見えます。彼女を他の♂に取られた腹いせ?なのでしょうか。どっちにしても第三者への八つ当たり?はやめてほしいです。

 

コクワガタ♂
木を下りてゆくコクワガタ♂です。その後はどうしたのか知る由もありません。

 

キマダラカミキリ
今、まさにキマダラカミキリが交尾しようとしています。カミキリムシは羽化後に脱出・活動した成虫が再越冬する種類はいません。成虫の寿命は1年で、ノコギリクワガタやミヤマクワガタ等と同じです。

羽化後にすぐ出てくるのではなく、一度越冬してから出てくるので、野外活動期間は短いのです。余命いくばくもない状況なので子孫を残すのに必死なのでしょう。

 

小甲虫
場所を移動しましたが、小甲虫がいるだけでした。昼間はスズメバチが餌場を独占していましたが。その後は来た道を戻り、最初のポイントでコクワガタの♀を見つけてキープし、帰宅しました。

3回目の豚にも角にも角煮弁当

今日は第5回目グリーンボランティア講座でした。

多摩センター駅周辺を除けば、講習・実習場所は店舗がないところばかりで、昼食は持参の必要があります。

 

豚にも角にも角煮弁当
今回作ったのは長野の「豚にも角にも角煮弁当」です。作るのは3回目です。

豚の角煮弁当ですが、一般的なものと違ってタレの甘味が特徴です。とはいうのも、リンゴのすりおろしと蜂蜜を入れています。長野県はリンゴの産地でもあり、青森県に次いで全国第2位の収穫量があります。栽培南限は山口県の徳佐です。

リンゴのコンポートもその一つですが、すでに事業撤退で調整元がなくなって15年以上が経ちます。

玉ねぎの高騰で玉ねぎを使わないメニューを考えた結果、行きついた訳ですが、3回目となるとレシピをほぼ覚えました。タレを作る時の調味料の分量も覚えてきたので、人数分に合わせて調整もできます。

講座も折り返しとなり、途中真夏を挟みます。特に7月が最も暑くなる時期なので弁当を作っても傷みやすくなることが想定されます。幸い7月は多摩センター駅付近なので、昼食休憩時は駅へ行って食べることも考えられます。

8月は下旬となれば幾分和らぎますが、もちろん何らかの対策を考える必要がありそうです。

明日の弁当

今日は午前中、バケツをひっくり返したような雨でした。朝の出社時は大変でしたが…。

会社帰りに弁当の材料を買ってきました。

 

調理中の鍋
作っているのは…長野の角煮弁当です。夕食のおかずでも作っているので通算4回目です。

明日は第5回目講座があるため、その昼食用です。しかも遠いので1時間ぐらい前に出て行かなければなりません。自転車で所要時間は45~50分でしょう。

ですが、今度の講習場所はスジクワガタがいる可能性があります。多摩境駅近くの小山内裏公園から連続的に生息しているとなると、町田⇒八王子市⇒多摩市と尾根幹線沿いにいる可能性が非常に高いです。

今回は八王子市で、京王堀之内駅と南大沢駅の間に位置します。高尾山にミヤマクワガタも生息していますし、過去に八王子城址でもスジクワガタを見つけています。

毎回、講習場所は多摩センター駅周辺を除けば店舗等はありません。昼食には弁当を作って持参しなければなりませんが、偽物駅弁を作る機会でもありますので、その分料理のスキルも上がることでしょう。

放置のツケ

今日は通常の出社日でした。明日も出社です。

 

倒木 木
昨夜の観察ではコクワガタが確認できた・できなかったでエリアによって明暗が分かれてしまいました。

コクワガタが確認できなかったのは稲城エリアで、市街地化調整区域だけフィールドに残しました。この区域以外は撤退済です。

その一つに区画整理および雑木林の放置による環境の変化が主因ではないかと考えています。放置するとアズマネザサが伸び放題になるのはもちろんですが、木も老木化が進みます。

撤退エリア内で2019年9月の台風で折れてしまいましたが、木が高くなりすぎたことと、折れた付近では幹の腐食が進んでいたことが重なっていました。

高校の時に見つけて30年以上、変わらずに放置されていた訳です。昨シーズンは虫が少なかったうえ、樹勢に衰えが見えていたことから撤退を決めていました。

 

雑木林 雑木林 雑木林
再掲となりますが、市街地化調整区域でも放置によりアズマネザサが伸び放題になっています。草刈りされたのは2019年5月ですが、3年間も放置されていたことになります。

放置で伸び放題になれば、林内をカブトムシやクワガタが飛び回りにくくなります。蝶とは違い、体が重いので飛ぶのは大変なのです。

まだ5月下旬ですし、シーズンが始まったばかりなのですが昨シーズンは少なかったのは確かです。

例年シーズン終了宣言は11月ですので、結果を見て判断することになります。稲城エリアからの完全撤退により「さようなら、稲城のフィールド」は現実となってしまうのでしょうか?

放置と維持の明暗

今夜も夜間樹液観察に出撃しました。ただし、探索範囲は昨日と違うところになりました。

 

樹液食堂
よこやまの道に入った後、昨日とは反対方向に山道を進みました。いつもグリーンボランティア活動しているエリアです。

コクワガタとキマダラカミキリが一緒に食事しているではありませんか!?都内エリアでは今季初です。とはいうのもの、山道沿いに都県境があるためです。

 

樹液食堂 樹液食堂
コクワガタ♂は離れたところにいたので、拡大撮影ではコクワガタの♀2頭でした。♀2頭で一番おいしいところを独占している感じですね。

 

卵のう
カマキリの卵のうです。種類までは分かりませんでした。

 

オオゴキブリ オオゴキブリ
先に進むと…カシナガ対策で不織布を巻いた木が多く、樹液に来る虫はいませんでしたが、その代わりにオオゴキブリがいたので撮影しました。イエゴキブリとは全くの別種で、文字通り野生のゴキブリです。

家の中に発生するものは衛生害虫として嫌われる傾向がありますが、新薬作りに役立っている一面もあります。

 

コクワガタ♂ コクワガタ♂ コクワガタ♂ コクワガタ♂
もう一つの落ち葉囲いがあるところの木で更にコクワガタ♂1頭を見つけました。越冬成虫なので大顎の先だけでなく内歯がすり減っていました。

 

コクワガタ♂&ゲジゲジ
先に進むとコクワガタの♂とゲジゲジが一緒にいるところを発見しました。

 

コクワガタ♂ コクワガタ♂
かっこよく撮ろうと奮闘しましたが、光に驚いたのか動き回ってなかなか撮らせてくれません。撮り終えて高校近くへ向かいましたが、こちらはクワガタさえいませんでした。

雑木林の放置が進んでアズマネザサが伸び放題になっており、明暗が分かれた格好になったようです。まだ5月下旬ですし、結論を出すには早すぎます。

来春で高校卒業からちょうど30年、今シーズンいっぱいは見て、状況から撤退するか継続観察するか決めます。

この後は家路につきました。

2022年シーズン開幕

今日は天気も比較的安定し、気温もそこそこだったので20時過ぎに夜間樹液観察に出撃しました。

 

雑甲虫 コクワガタ♂
都県境を越えて最初のポイントでは雑甲虫が多かったですが、今季初のコクワガタを発見しました!2022年シーズン初モノなのでとりあえずキープしました。

 

キマダラカミキリ コクワガタ♂ コクワガタ♂ コクワガタ♂
更に移動すると…多くのコクワガタを発見することができました。キマダラカミキリもいました。ここでコクワガタのペアを確保できました。今季初の成果としてペアを持ち帰ることにしました。

ペアから外れた最初の♂は後で元の場所に戻さなけらばなりません。乱獲を避け、資源保護のためにも1シーズンで採集するのは1~2ペア程度に留めています。なぜならブリードを前提としているからです。

 

蛾 キマダラカミキリ
他にも樹液が出ている木は多かったのですが、虫はほとんどいませんでした。樹液にも美味しい・不味い蛾あるのでしょうか。人間がなめたって美味しくないですけどね(^^ゞ

ただし、甘酸っぱいアルコール臭がするのだけは分かるので、臭いの有無が樹液の味を左右している可能性があります。

来た道を戻り、最初の♂を元いた場所へ戻し、木々を見ると…蛾やキマダラカミキリも来ていました。

 

キマダラカミキリ
この後は自転車に戻り、一度里へ下りてから別の山道を経由して多摩よこやまの道へ戻りました。山道ポイントではキマダラカミキリが交尾していました。2018・2019年にスジクワガタが見つかっており、メインフィールドが変わるきっかけになりましたが、新しく樹液が出ている木が多いので期待はできるのでしょうか。

 

看板 ゲジゲジ
よこやまの道に戻り、カシ類の木に何か看板らしきものがあるで照らしたら…なんと!「ハチ注意」の看板でした。樹液が出ているのでスズメバチがなめに来ることがあるからなのでしょうか。

ゲジゲジがゴキブリを食べていたので撮影後は帰路につきました。

昨シーズンは虫が少なかったですが、今年は幸先のよいスタートになりました。これにて2022年樹液採集シーズン幕開けとなりました。

取り組み

今週は28日に第5回講習があります。数日間続いた第4回講習の報告はやっと完結です。

 

キンラン保護区域
キンラン保護区域はこのようにロープ等で囲い、みだりに立ち入れないようにされていました。誤って踏まれる危険も減ります。

 

木漏れ日 ナラ枯れ対策
再度木漏れ日にチャレンジしました…が、上手く来ませんね。梅雨の走りの走りで雲が多いですし。

周りにはナラ枯れ対策木も何本かありました。

 

キンラン どんぐり
キンランものびのび?と育って花を咲かせていました。地面にはカブトムシの幼虫の糞らしきものがありましたが、この緑地にもカブトムシが生息していそうです。シイタケ栽培が終わった後(3~4年)の廃ホダ木捨て場から幼虫が見つかることが多いことから、生息環境は整っているといえます。また、落ち葉囲いがあることもその一つです。

 

山道 ナラ枯れ対策
説明が終わった後は来た道を戻りました。またナラ枯れ対策木を撮影しました(^^ゞ 先ほどの緑地と同じトラップです。

全日程を終えた後は次回集合場所の連絡などをし、解散して家路につきました。

シイタケ栽培

今日は午前中、LUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました。来週あたりにはコクワガタの羽化新成虫を取り出そうか画策中です。

 

丸太 丸太 丸太
雑木林の一角ではシイタケ栽培もされていました。植菌前の丸太もおかれており、伐採してからすぐとはならないようです。

むしろをかけていない丸太もあり、栽培が終わって捨てたのか、害菌がついて使い物にならずに放置されたのでしょうか。ついているキノコ菌はニクウスバタケの様です。カワラタケだったら薬用になりますが。ニクウスバタケは食用にも薬用にもなりませんが、木材腐朽菌であることは変わらず、オオクワガタが産卵することでもよく知られています。

 

木漏れ日
上の方を向いて木漏れ日を狙ってみました。木々の背丈が高く、少なくとも30~50年は経過していそうです。

 

シイタケ栽培 シイタケ栽培
シイタケ栽培エリアです。雑木林が炭焼きに利用されなくなった後の利用法として注目されています。現フィールドでもシイタケ栽培していますし、この後に自分もシイタケ栽培にかかわるとは思ってもいなかったことでしょう。