菌床産卵セット

7月最終日、午前中はLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました。

 

産卵セット 産卵セット
新潟県産オオクワガタの♀を更に1頭持って行き、菌床産卵セットしました。使用した菌糸瓶は先週に羽化新成虫を取り出した後のもので、一度幼虫が食べたものであることは変わりません。

一度幼虫が食べたものなら産卵に都合がいいだろうと思い、試してみることにしました。

 

産卵セット
先週セットしたものはどうか気かがりですが、餌交換の際に確認したら菌糸瓶に掘り返した痕がみられました。

♀が産卵行動を起こしたといっても過言はなさそうです。ただし、野外採集ものなので菌床は幼虫の時に食べたことなどある筈はありません。ブリード個体なら幼虫の時に食べているので、菌床産卵は上手くいく確率が高いでしょう。野外採集個体の場合は五分五分といったところです。

菌床の中で孵化した幼虫は最初から菌床を食べることになるため、大型個体で羽化しやすくはなるでしょうか。初めての試みなので、実践あるのみです。

2021年6月分画像復旧

今日は高校時代の部活の顧問だった先生と灯火トラップ採集しました。採集地の都合上から、自分は灯火の貸し出しによるお手伝いのみで、カブトムシが来ても採集せず、撮影だけにとどめました。先生が雑甲虫を中心に調査・採集しており、灯火でないと採集できない種類もいる可能性があったためです。

また、今季からカブトムシのブリード飼育は現フィールド産に切り替え、すでに種親を採集しています。

 


日中は2021年前半以前の画像復旧作業をしました。その結果、2021年6月分が復旧しました。すでにカブトムシやクワガタムシの採集シーズンに入っているので、進めるのは難しい状況です。基本的に5~9月は夜間樹液採集がメインであり、東北遠征することもあるからです。

2021年前半分はまだ手付かずでしたが、6月分が復旧できたことで一歩前進ともいえるでしょう。すでに真夏であり日中は猛暑なのでモチベーション維持が難しいですが、8月遠征までにはどれくらい進められるでしょうか。

最後のカブトムシ羽化

やっと花金です。本日も青森代替地候補からはまだメール返信が来ていません。何のために不明点問い合わせの電話番号やメールアドレスを公開しているのか、意味が分かりません。運営者にとっては、問い合わせを無視することにメリットがあるのでしょうか?

もう思い切って秋田にするしかないでしょうか。田沢湖は田沢湖抱返り県立自然公園に指定されており、採集候補地が特別保護地区に入っていないか、あるいは自然公園指定区域に入っていないか等を確認する必要があります。その他にも色々確認しなければならないことも多く、一筋縄ではいきません。8月後半以降を想定しても、時間的余裕はだんだんなくなってきていますので…。

 

カブトムシ♀ カブトムシ♀
テレワーク業務終了後、カブトムシを掘り出しました。6月11日のグリーンボランティア活動時に幼虫の状態で見つけたもので、8月近くに羽化がずれ込むとみていました。

7月も終わりに近いので、確認してみることにしました。もう羽化していて、出たのは♀でした。これで♂は1頭だけ、あとは♀ばかりの結果となりましたが、無事に羽化してよかったです。

本来ならすぐにでも採集地へ戻したいのですが、ペアリングの際に♀が殺されたことがあったので、予備として残すことにしました。

まずは高蛋白ゼリーで栄養をつけて貰い、8月の旧盆前にペアリングを考えています。

今季からは現フィールド産に切り替え、初のブリードとなるでしょう。少しでも現フィールドでの生息数増加につなげれば本望です。

近所産コクワガタ産卵セット

今日は通常出社日でした。青森の代替候補としている宿には不明点を問い合わせ中ですが、まだ返信がきていません。秋田も検討中だし、田沢湖は25年前に親戚の伯父さんに一度連れて貰ったことがあります。

かつての特急「たざわ」そして開業初日の新幹線撮影で行ったのは仙岩峠で、駅間でいえば田沢湖~赤渕間になります。こちらは1995年8月と1997年3月で、湖に行ったのは後者です。この時はまだ雪が残っていました。

仮に秋田になったとしても、田沢湖は25年ぶり、オオクワガタがいそうなポイントが未知数なことです。青森は何度か行くうちに採集地を見つけましたが、秋田の場合はまだ右も左もわからないのでGoogle活用がカギとなりそうです。

 

コクワガタ産卵セット コクワガタ産卵セット
新潟遠征から帰って最初の週明けとなった25日、テレワーク業務終了後の餌交換でコクワガタ産卵セットしました。現行フィールド産です。すでに稲城市産は採集およびブリードを取りやめました。

まずは神奈川県産で、産卵木を半分に切った後、丸一日加水しました。やや堅めだったので水に長く浸けて少しでも柔らかくしようと考えました。

材は水切りせずにセット、マットによる吸収分を考慮してお湿り程度にしました。餌ゼリーをセットし、成虫を放しました。

 

コクワガタ産卵セット
次いでは東京都側です。こちらが正真正銘の近所産で、自宅から一番近い採集地といっても過言はないです。セット終了後に成虫を放しましたが、2頭ともマットへすぐ潜っていきました。

どちらにしても割り出しは9月のシルバーウイーク前後になりそうです。材が柔らかくなるかどうかは分かりませんけどね。。。

コクワガタ産卵セット

青森の定宿からやっと返信があり、今季は予約困難と判断しました。後継者がいないのが問題だそうで、代替地は現在探しています。秋田および新潟はあくまでも代替地候補のひとつです。

 

産卵材
テレワーク業務終了後、コクワガタの産卵セットをしました。産卵材は2本に分割し、丸1日以上加水しました。

 

産卵セット 産卵セット
水切りをせずに産卵セットしました。埋め込みマットは表面が湿る程度にしました。マットが余分な水分を吸収してくれる筈です。

餌ゼリーをセットし、中に成虫を放しました。近所産で、♀はすぐにマットへ潜りました。

 

産卵セット 産卵セット
続いて福島県産です。福島産は大型が出やすいそうです。ですが、今季は行けないことがほぼ確定したので、来季以降となるでしょう。将来的にはCB獲得がカギとなります。

簡単にいうと異血統交配による累代リセットです。近親交配が進むと血が濃くなり、奇形の多発など先天性障害が出ます。オオクワガタも同様ですが、来季以降は野生個体を採集しておくことがポイントで、課題ともいえるでしょう。

稲城産カブトムシとの別れ

今日はテレワーク、午前中は大雨になったりで蒸し暑い1日でした。8月後半以降に予定されている東北遠征は暗礁に乗り上げています。

青森ではなく秋田に変更の可能性もあり、秋田の場合は田沢湖周辺がオオクワガタ多産地となっています。ただし、その場合は初めての地で灯火トラップを仕掛ける場所を探さなくてはなりません。

 

ナガゴマフカミキリ ナガゴマフカミキリ
カブトムシの産地切り替えのため、7月10日に稲城産の羽化したカブトムシを親の採集地へ戻しました。

まずはナガゴマフカミキリを見つけました。樹皮に溶け込む保護色でよく見ないと見分けがつきにくいです。

 

ウスバカミキリ ノコギリクワガタ♀
そして稲城市エリアへ。ウスバカミキリとノコギリクワガタの♀を見つけました。

 

カブトムシ カブトムシ カブトムシ
目的の木に着くと、ここで羽化カブトムシを放しました。10年ぐらい前まではピーク時にこれぐらいいることは当たり前でしたが…。小田良地区区画整理による雑木林の減少、残存雑木林の放置がによる生息環境の悪化が響いているのでしょうね。

 

カブトムシ カブトムシ
別の木ではカブトムシのペアを見つけましたが、別々の場所で樹液を吸っていました。

 

コクワガタ♂ ウスバカミキリ
コクワガタの小型♂とウスバカミキリを見つけ、撮影しました。稲城エリアでの観察は今シーズン限りだと思うと感慨深いものです。

ミッション達成後は家路につきました。

福島産♂羽化

今日は臨時出社日でした。新潟遠征明け蛾初となります。青森遠征期間はほぼ固まっているのですが、宿泊を想定している宿から返答はありません。

「改めて、担当より連絡をさせていただきます。」とはるものの、無視され続けているのは間違いありません。運営側の姿勢としては問題あり、何日も無視され続けるようであれば、今後はその宿は利用しない・他の宿泊施設利用も視野に入れなくてはなりません。

数年前から何度か利用してきた常連客なのに、このような仕打ちをされるのは屈辱的です。

 

オオクワガタ♂
LUMBERJACKレンタルBOXにて、先週羽化が確認された福島県産オオクワガタの♂を取り出しました。

すでに1週間経過しているのでほぼ黒くなっています。

 

オオクワガタ♂ オオクワガタ♂
取り出した♂です。腹がまだ赤いですね。。。湿らせたティッシュと一緒にプリンカップへ移しました。まだ腹の先が出ていますが、あと数日経てば引っ込んでくるでしょう。

体長は…60mm台後半は確実ですが、70mmいっているかどうかは微妙です。WF1の場合、幼虫が菌糸慣れしていないため、F2が更なる大型化が期待できるといったところでしょう。

菌床産卵セット

今日は午前中、LUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました。先日の新潟遠征でいただいたオオクワガタの産卵セットも兼ねて行きました。

 

オオクワガタ産卵セット オオクワガタ産卵セット
最初の2頭は今月頭に採集したものだそうです。今回は菌糸瓶を産卵木代わりに使用しました。菌糸瓶を作りすぎて余っていたので、ちょうどよかったのかも知れません。

 

オオクワガタ産卵セット
最後の1頭は遠征当日に採集したものですが、大顎が片方なくなっていました。産卵は絶望的かなと思っていましたが、友人の話だと柔らかい材か菌床だと産む可能性があるとのこと。菌床産卵の挑戦はこのためです。ただし大顎が両方なくなったり折れたりした場合は不可能です。

 

オオクワガタ産卵セット
新潟県産3党全て産卵セットを終え、棚に格納しました。これからの時期、大暑から立秋までは1年で最も暑い時期です。今年は6月下旬に梅雨明け宣言が出たと思えば、7月には戻り梅雨で継続中です。1993年のように梅雨明け宣言が撤回される可能性もありそうですが。

菌糸は暑さに弱いので、真夏は冷却の必要があります。採集地が豪雪地帯の山間部で、ミヤマクワガタもいる環境です。そのような環境であれば真夏は冷却の必要がありそうです。

初の菌床産卵。果たして産卵してくれるうでしょうか。

第7回グリーンボランティア講座

今日は第7回グリーンボランティア講座でした。今回は多摩センター駅近くのグリーンライブセンター中心で、駅から近いので昼食は駅近辺で可能なことから、お弁当は作らずに参加しました。そもそも猛暑が予想される日にお弁当を作れば傷むのは目に見えていました。

 

竹林
昨日まで新潟遠征に行っており、翌日は研修ですからある意味ハードスケジュールです。8月には青森遠征も控えています。

メインとなるグリーンライブセンターに集合、1時間ぐらい竹の伐採について講義がありました。その後、歩いて5分ほどの亀ヶ谷緑地に移動、竹伐採の実習です。

竹林は遷移の過程に入ることもあり、その場合は雑木林から照葉樹林への遷移期間が150~200年に延びることがあります。花が咲いて枯れるのが60~120年だからです。

 

竹林
管理団体の人と合流、説明後に実習開始です。まずは伐採前の状態です。

 

竹林 切り口
講師の説明の元、伐採開始、各班2本で、今回はいわゆる間伐です。間伐とは、間引きのことで、育ちの悪いものを伐採します。

 

竹林 切り口
伐採後はすっきりした感じです。伐採後は枝払い、 1.8mの流さに切りました。

 

アオスジアゲハ卵 アオスジアゲハ幼虫
約1時間で実習終了、グリーンライブセンターに戻りました。シロダモの木にアオスジアゲハの卵及び幼虫が付いていたので撮影しました。

 

植生調査
昼食後は植生調査です。事前説明後、多摩中央公園に移動。各班で10m四方に杭うち及びロープを張って調査区域を作りました。直角三角形の作り方にピタゴラスの定理が出ましたが、中学校で習ったとはいえ35年近く前なので忘れてました…。しかしながらここにも数学が使われているものです。

杭打ちの移動の際、植生を見ていたので、他のメンバーが見落としていたものについて後のまとめで役立つことになります。

1時間で調査終了、グリーンライブセンターに戻って各班でまとめ、発表がありました。

15時30分頃に全て終了、名札を返却してから解散となりました。

今回唯一のコカブト

1泊2日の新潟遠征から帰ってきました。

 

コカブト♀
今回の新潟遠征は友人おすすめの宿に泊まりましたが、湯沢泊だった前回(2020年9月)と違い、成果はほとんど上げられませんでした。

外灯巡りでしたが、LEDになったものとそうでないのが半々、湿度もそこそこだったのですが、蛾を除いて虫があまり飛んでいませんでした。普通種すらもいませんでした。

唯一採集できたのがコカブトの♀でした。全国的に数が少なく、灯火にも樹液にも集まらないので採集は困難を極めます。近所のフィールドでも滅多に採集できないので、ある意味レアでしょう。

友人からは野外採集済のオオクワガタ♀を3頭いただいたので、せめてのものの救いでしょう。第7波ともいえる感染拡大で、ワクチンを3回打ったとはいえ安心はできません。ワクチン接種後日数が経つと予防効果は薄れてしまいますが、2日に接種してからまだ20日あまりしか経っていません。

今年は梅雨期間中の降水量が少なく、戻り梅雨の降水量が多いので昆虫たちも混乱しているのかも知れません。リベンジできるのはいつになるでしょうか。