朝食

今日で8月は終わり、明日から9月です。今夏は異常気象で不完全燃焼に終わった気がします…。あ、9月23日は虫屋の同窓会ことインセクトフェアがあります。

新潟遠征の報告はあと、1~2回で完結しそうです。早ければ来週から秋田遠征の報告となります。

 

朝食 朝食
7時30分から朝食時間です。旅館によくある和食スタイルの朝食です。

 

朝食
朝食のメインは焼き魚でしょう。焼き鮭にたらこ、きんぴらごぼうです。もちろん全て残さず、完食しました。

 

コカブト♀
唯一の成果だったコカブトの♀です。前夜に友人から戴いたWDのオオクワガタ♀3頭もお持ち帰りです。後に友人から聞いた話だと、普通種さえも少なかったそうです。6月の猛暑を挟んで梅雨が続いていたので天気がおかしかったともいえます。

十日町駅まで車で30分。帰りの新幹線に乗るには10時21分の電車に乗らなければなりません。9時45分ごろには送迎バスで宿を出るため、部屋に戻った後は帰りの準備等を始めました。

秋田遠征終了

今日の夕方、2泊3日の秋田遠征から帰ってきました。今年は青森で連泊の予約が取れず、代替地を探して行き着いたのが秋田県田沢湖です。

 

E6系「こまち18号」
秋田県では青森県と県境を接する十和田湖周辺の他、田沢湖周辺にオオクワガタが生息していることが知られています。

しかし、結果は惨敗でアカアシクワガタが1♂2♀採れただけです。

原因は今季の異常気象もその一つに数えられるでしょう。梅雨が明けたと思ったら戻り梅雨が長く、安定した夏空も長続きしませんでした。また、田沢湖高原温泉は標高が650mほどで、田沢湖の湖面海抜249m程度に対して400m高く、2.4度気温が下がる計算になります。

田沢湖周辺でぎりぎり18度でも田沢湖高原温泉郷では15.6度になります。敗因は夜間の気温が低かったのが大きかったです。秋田や青森といった北東北では夏でも採集に適した日が少なく、採集が難しいことを思い知らせてくれました。

梅雨明け直後の7月下旬から8月頭を狙うしかなさそうですね…。同時に来季の課題とリベンジを誓うことになりました。

クニマス&辰子姫

秋田遠征2日目は湖畔に行き、クニマスを見てきました。バスで湖畔に着き、田沢湖クニマス未来館はどこにあるか案内図を見たら…なんと遠いではありませんか!辰子姫像もほぼ半周しとところにあります。そこで、レンタサイクルを借りて行くことにしました。

約35分で到着、生きているクニマスとのご対面です。

 

田沢湖クニマス未来館
田沢湖クニマス未来館です。ここに山梨県から貸与されたクニマスが展示されています。入館料は大人300円ですが、仙北市民および身体障害者は無料です。

 

クニマス
生きているクニマスとご対面です!田沢湖では80年以上前に絶滅しましたが、山梨県の西湖に移植されたものが生き残っていました。ヒメマスと似ていますが、体が黒くて斑点がありません。決定的な違いは鰓耙(さいは)数と幽門垂数の違いです。

鰓耙(さいは)数がヒメマスの27~40に対し、クニマスが31~43と若干多く、幽門垂数はヒメマスの67~94に対してクニマスが46~59とかなり少ないことです。

田沢湖が魚の棲む環境としては決してよくない貧栄養湖であり、餌に不自由していたことによります。

絶滅した筈の幻の魚に出会えるとは思ってもいなかったことでしょう。

 

辰子像 辰子像
クニマスを見終わった後は未来館を出て、次の目的地である辰子姫像に行きました。ここは1997年3月に秋田の伯父さんに連れて貰ったところで、25年ぶりの再訪になります。

当時は3月でまだ雪が残っていましたが、今回の再訪は夏です。

 

ウグイ
湖面は透き通っていて、魚が泳いでいるのが見えました。泳いでいるのはウグイです。水が透き通っていることは、貧栄養湖である証です。魚の餌となるプランクトンが少ない訳で、クニマスが独自の進化を遂げていたということになります。

残念ながら湖の水質はph5.2でまだサケ科の魚が棲める環境ではなく、クニマスはまだ田沢湖に戻れません。中和処理施設があるのですが、一度壊してしまった自然環境を元に戻すことが難しいことを証明しています。

しばらく辰子姫像付近で撮影した後は来た道を戻り、13時近くには田沢湖湖畔バス停付近に戻ってレンタサイクルを返し、遅い昼食にしました。

25年ぶりの田沢湖

2022年東北遠征先は秋田県で、30日までの2泊3日です。

 

田沢湖
東京駅11時20分発の「こまち21号」で発ち、田沢湖駅で下車しました。田沢湖駅からバスでおよそ12分で田沢湖です。田沢湖は日本一深い湖で有名で、最深部の湖底が海面より低いため、冬でも水が凍りません。

田沢湖は1997年3月に一度、秋田の伯父さんに連れて貰ったことがあり、25年ぶりとなります。しかし、オオクワガタ採集が目的のためであることと、湖周辺が「田沢湖抱返り県立自然公園」に指定され、一部が特別保護地区となっているため、実際には湖畔には宿泊していません。

自然公園にも国立、国定公園にも指定されていない地区を選ぶ必要があり、田沢湖高原に定めました。

クニマス未来館には山梨県から貸与されたクニマスが展示されているため、明日の日中には湖畔へ行き、見てくるつもりです。この瞬間こそが実に25年ぶりの再訪となります。

当時はオオクワガタが生息していることも考えたことがないですが、まだ20代前半の若造でした…。年取る訳ですし。

第8回グリーンボランティア講座

今日は第8回グリーンボランティア講座でした。当初、一本杉公園の予定だったのが暑さ対策で多摩センターのグリーンライブセンターへ変更になりました。

天気予報でも猛暑が予想されていたので、賢明な判断と言えるでしょう。

午前中はほぼ土壌に関する講義でビデオ上映もありました。

 

ワラジムシ

午前中の後半では採取された土壌の観察もあり、ワラジムシを見つけました。

 

カタツムリ カタツムリ
小さなカタツムリも見つけました。小石が食い込んでいるものは残念ながら死んでいるようです。日本本土に生息している在来のカタツムリも寄生虫・広東住血線虫の中間宿主となっている可能性があるので、素手で触らない方が賢明でしょう。

 

雑木林
昼休憩を挟み、午後は懇談会、団体紹介、講師・スタッフ紹介の後、多摩中央公園に出て樹木活力度調査をしました。懇談会では1時間ほどですが、市長も参加されました。

 

クヌギの木 クヌギの木
班ごとに対象木が選ばれ、調査をしました。初めはクヌギかコナラか種類が分からず、講師の方が自分に聞いてきました。隣にコナラの木があったので葉の形を比べて最終的にクヌギと判定しました。

調査終了後はセンターへ戻りました。

 

謎の植物
戻る途中で撮影しましたが、何の植物かはわかりませんでした。

 

ヒメミミズ
戻った後、何やら小さいミミズが出てきたので撮影しました。ヒメミミズだそうです。

 

調査票
班ごとに調査結果を発表しました。見る限りでは概ね良好です。病気で葉の一部が壊死したり、虫食いなのか判断に迷ったメンバーもいましたが。虫食いがあるということは栄養があって美味しいということでしょうか。

発表後は次回講座の説明と集合場所等の連絡をし、解散となりました。残りは2回、本当にあっという間ですねぇ…。

2022年新潟遠征【3】:灯火採集

やっと花金です。いよいよ秋田遠征が明後日に迫ってきました。田沢湖の天気予報は28日が雨のち晴れ、29日は晴れの予報です。

採集条件は一見よいように見えますが、夜間の気温が微妙な感じです。最低でも18度あれば灯火採集には向きますが、それ以下に下がると採集数が減ります。2019年7月の福島遠征がそうで、終了時には15度台まで下がりました。

 

ノコギリクワガタ死骸 コクワガタ死骸
日が完全に落ち、夜の帳が下りた時点で採集に行こうと思った途端…雨が降ってきました。にわか雨のようですが、雨が止みかけたタイミングで採集することにしました。

友人から聞いたところ、条例等で禁止している自治体ではないため、灯火トラップは可能なのですが、今回は宿へ送っていないので、外灯巡りだけです。ただし、保養センターは条例で禁止されている自治体にあるため、灯火トラップ採集はできず、必然的に外灯巡りだけとなります。

宿から歩ける範囲内であらゆる外灯を見回りましたが、蛾すら来ておらず、全然虫がいません。LED化は進んでいないのですが、後に友人から聞いた話だと今年は梅雨明けが異常に早かった影響もあるそうです。

コクワガタやノコギリクワガタの頭部パーツが落ちていたので、ここにきている証ということで拾いました。

 

コカブト
やっと見つけたのはコカブトの♀1頭だけでした。コカブトはあまり飛ぶことがなく、徒歩移動することも多いので、LEDになっていようが関係なさそうです。

22時過ぎに友人と合流、採集されたオオクワガタの♀を戴いた後は宿の門限の関係もあり、部屋に戻りました。

整理等をしてから2回目の温泉に入り、0時過ぎには就寝しました。

2022年新潟遠征【2】:夕食

今日は通常の出社日でした。明日1日働けばいよいよ秋田遠征です。とはいっても28日からですが。会社帰りに田沢湖までの乗車券を買っておきました。

 

六日町駅から15分ほどで十日町駅に到着、ほくほく線側の駅前ロータリーには宿からの送迎バスが待っていました。

 

夕食
約30分で今夜の宿に到着、チェックインしました。持参したパソコンを出してWi-Fi接続し、写真等を取り込んだりしました。この後は温泉に入り、18時には夕食タイムです。道の駅併設なので、食事場所は宿泊者用の食事処が別にあり、かなり広かったです。

新潟県の食材がふんだんに使われており、中央の魚はのどぐろでしょうか。正確にはアカムツという魚だそうです。

 

夕食 夕食 夕食 夕食
左上から天ぷら、肉と豆腐、きのこ、水菜の鍋もの、左下から鮭の炊き込みご飯、味噌汁です。

 

夕食
〆はアイスクリームです。全て残さずに完食、部屋に戻って暗くなるのを待ちました。しかし雨が降っていて先行きを不透明にさせてくれます。泣いても笑っても今夜1泊しかありませんので。

つづく

2022年版カブトムシ産卵セット

今日のテレワーク業務での昼休憩時、ライト類を宅配便にて秋田の宿へ送りました。28日の午前中到着指定となっています。

テレワーク業務終了後、今年のカブトムシ産卵セットをしました。土産み種は気温が少し下がる頃に産む傾向があるので、処暑を過ぎたタイミングとしました。旧盆明けまでは猛暑のことが多いので…。とはいえ、今年は安定した夏空があまり長続きしなかったですが。

 

産卵セット
今年はシイタケ栽培場の廃ホダ木捨て場と似た状況を再現するため、底マットより上は朽木マットや小さな木片をカブトムシ用マットと一緒に混ぜました。転倒防止用を兼ねて大きな木の破片をセットしています。

 

カブトムシ交尾 カブトムシ交尾
今年から産地を切り替え、まずは神奈川県側のカブトムシペアを放しました。♀の上に♂を乗せたら交尾成立しました。

 

カブトムシ♂
夕食後に見たら雌雄が離れていたので、♂を別容器へ隔離しました。♀殺しが稀に起こるので、安全のためです。

 

産卵セット 産卵セット
続いて近所産です。ペアを放しましたが、♀がすぐに潜ったため交尾は成立しませんでした。採集した時点で♀は交尾済ということでしょうか。1カ月半も経っているので、精子ストックが残っているとはいいがたいです。

しばらくは様子見としました。今の時期なら野外採集した♀はほぼ100%交尾済なんですけどね…。

今年度は2産地でどれくらいの幼虫が取れるでしょうか。どちらも近所同士は変わりませんけどね。

ご臨終…

今日はテレワーク業務終了後、若葉台のドコモショップに行ってきました。

 

旧スマホ
先週末にスマホが”ご臨終”となったためです。日曜日にショップへ持って行き、故障相談した結果、修理は不可、ケータイ補償サービスで交換となりました。

前回サービスを利用したのは2017年7月ですからほぼ5年間使用していました。バッテリーは1度も交換したことなく、3倍以上の期間ももったことななります。

一般的にスマホのバッテリー寿命は概ね1年半程度ですから、それだけ長持ちしたことになります。しかしながらスマホ寿命の兆候は最近になって現れ、顕著なのが勝手に再起動を繰り返すこともその一つでした。

ドコモ独自の宅配で本来は翌日にショップへ届くのですが、昨日(月曜日)はテレワーク業務終了後にやることがあったため、今日にして貰いました。

新しいスマホになりましたが、2年前に販売終了した機種のリフレッシュ品です。中身はほぼ新品ですが、完全な新品よりは安価です。

5年間1度もバッテリー交換しなかったので、次回は2024年2月から8月を目途に交換も考慮に入れておくことにしますか。

処暑前夜

明日は二十四節気の「処暑」です。暑さが終わる頃の意味で、日中は残暑で暑さは残っていても、朝夕の涼しさに秋の気配を感じられるようになります。

処暑前夜となる今夜は20時45分と出撃は遅めでした。

 

キボシカミキリ
広場のカシの木ではキボシカミキリを見つけました。発生時期が5~11月と長く、秋遅くまで活動している模様です。幼虫の時はイチジク、クワの木を加害しますが、クワの木があるので生息は申し分になかったでしょう。触角の長さからして♂と判定しました。

 

木屑
都県境を越える前のクヌギの木には何もいませんでした。下の方に木屑が溜まっていることから、カシナガ加害木でしょうか。カシナガにやられた木は木屑が根元に溜まることもよくあります。

 

カシの木 ノコギリクワガタ♂
都県境を越えて最初のカシの木では上の方に虫がいました。小さく見えるのでわからず、木を蹴飛ばしたら落ちてきたので拾い上げたらノコギリクワガタの♂でした。

撮影後はリリースし、他の木も見ましたが、全然いませんでした。

切り上げて帰る途中、雨が降り出したので足を急ぎ、ほぼまっすぐ帰宅しました。