点灯開始、しかし・・・

6月最終日は夜、雨に見舞われました。明日はほぼ終日雨模様になりそうです。

 

蛾
夏至を過ぎたばかりなので19時を過ぎてもまだ明るさは残っていました。近くの樹液では蛾が来ていました。

 

ライトトラップ
18時45分ごろに点灯、夜の帳が下りる頃にはライトの光だけが闇に浮かぶだけとなりました。ゴールデンタイムは20時ぐらいになるとみていました。

 

ケシキスイ コガネムシssp
ライトトラップにはぼちぼちと虫が集まってきました。しかし、肝心の先生がまだ戻ってきていないので、一足先に写真だけは撮らせて貰うことにしました。専門外以前に採集を取り止めたフィールドなので。ケシキスイは分かりますが、黒くて丸っこいコガネムシは何でしょうか?

 

ヒゲコガネ
ヒゲコガネも飛来してきました。6月のうちから成虫が発生しているということでしょうか。“死に虫屋”は標本目的で集めている訳ですし、時期を変えて採集しているのもわかる気がします。

数年前の多摩川ライトトラップで多数飛来していたので、すっかりおなじみとなってしまいましたが。

夕刻のスズメバチ

今日は日中、猛暑でしたが夜になると一転雷雨となりました。夜間観察ができるのは2日になりそうです。

 

モンスズメバチ
まだ明るいので樹液ポイントを中心に撮影しました。夜になればクワガタが来るかもしれない希望もあったためです。クヌギの樹液ではモンスズメバチがいました。撮影後に気づかれ、飛ばれた時はびっくりしました。刺されなかっただけマシでしょう。

相変わらず丸腰状態では怖いです・・・。

キノコ
下のポイントへ戻る途中でキノコを発見しました。カワラタケですが、傘の状態から菌糸の勢力は強いです。

 

ヒメスズメバチ
ヒメスズメバチがいたので撮影しました。比較的おとなしいのである程度近寄って撮影できました。オオスズメバチとの違いはお尻の先が黒いです。

ヒメスズメバチがおとなしいのは、巣の営巣規模が小さいことも影響しており、防衛行動にあまり労力を割けないためです。

 

オオスズメバチ オオスズメバチ
しばらくすると入れ替わりでオオスズメバチが来ていました。女王バチか働きバチかはわかりませんが、6月も下旬となるとすでに羽化している可能性があります。働きバチの羽化後、女王バチは産卵に専念するようになります。

攻撃性が強い種類なので怖くてあまり近寄って撮影ができませんでした。

つづく。。。

2週連続の灯火採集

明日は通常出社日です。しかしながら予報では今季初の猛暑になりそうです。

 

オオスズメバチ 灯火トラップ
17日に引き続き、24日も灯火トラップ採集でした。もちろん、自分は機材貸し出しだけで採集はしていません。16時前に先生と合流、機材を預けた後に稲城駅近くのコンビニで飲料等を買ってから採集場所へ向かいました。

今回は大型ブラックライトだけでなく、HIDライトを併用することにしました。7月11・12日は福島遠征が決まっており、併用時の成果を見極めるためです。もちろん、本来の用途は東北遠征時のオオクワガタ採集です。とはいえ、東北遠征は7~9月のシーズン中~終盤で、初盤は使い道がありません。いわゆるアルバイト運用で貸し出しとなっています。

採集場所に着くとシーツなどはセットされており、ライトを組み立てました。テスト点灯し、電源の残量とワット数から日没直前に点ければいいとの結論になりました。

電源の1時間定格出力をライトのワット数で割れば、おおよその持続時間が分かるのです。先生に報告、相談して点ける時間を決めました。

近くの樹液ではオオスズメバチが樹液を吸っていました。怖くてあまり近寄って撮影できませんでしたが・・・。

灯火採集の成果

今日も蒸し暑い1日でした。2年ぶりの福島遠征まであと2週間となりました。きっぷの手配等、色々と準備もしなければなりません。

17日の灯火採集の報告は本日が最終回です。

 

ホタルガ
ホタルガです。子供の頃に持っていた昆虫図鑑にも載っていたので、なんとなく覚えていました。

 

小甲虫
小甲虫です。専門外なので種類までは分かりません。

 

コガネムシ コガネムシ コガネムシ
コガネムシの一種です。小甲虫が多い最中、比較的大きい方でしょう。カブトムシもコガネムシ科なので同じ仲間に入ります。

 

小甲虫
カミキリムシに似ていますが、全然違う虫のようです。カミキリムシモドキか、ジョウカイボンのどちらかでしょう。

 

カミキリムシ
カミキリムシです。種名は後で調べる前提でしたが、なかなか時間が取れずにいます。この日はクワガタが飛来せず、一番の大物でした。

ノコギリクワガタが発生ピークに向かいつつあり、前回(2022年7月)はカブトムシピークで飛来したことがあることから、来てもおかしくはなかったのですが。東北遠征時でも灯火に飛来することがよくありました。

持参したのは大型ブラックライトのみでしたが、紫外線照射のため暗くても虫を引き寄せる力があるのは驚きました。

21時には終了、撤収して先生と別れ、帰宅しました。

キマダラカミキリ飛来

週明けは蒸し暑い1日でした。いよいよ明日で福島遠征2週間前となります。遅くとも来週の今頃までにライト発送依頼をすることになるでしょう。

ライト使用にも制限があり、ハンディライト限定、100W以上の出力があるライトおよび発電機の持ち込み使用が禁止されています。自分のは出力が50W前後、電源はポータブル電源を使用しているので制限はクリアしていると思いますが。

 

コメツキムシ
近くの樹液もみましたが相変わらずの状態で、大型甲虫はいませんでした。時期的にはノコギリクワガタが発生ピークに向かうのですが、放置による環境悪化もあるからなのでしょうか。アズマネザサの繁茂および竹害もありますので。

 

キマダラカミキリ キマダラカミキリ キマダラカミキリ
ライトトラップに戻るとキマダラカミキリが飛来してきました。しかし、何かがおかしい・・・翅が閉じ切られていないのです。

もしかして羽化不全個体?いや、まてよ。この開き具合だとしたらどうやって木の中から出てきたのでしょうか。脱出口を相当大きく掘らないと出てこれない筈です。謎が謎を呼びますねぇ・・・。

夜間観察

今日は23日以来、2日ぶりに現フィールドへ夜間観察に出ました。金曜日は気温が低かったですが、今日はそこそこ気温があったので、虫が少しはみられるかと期待はありました。

 

アカアシオオアオカミキリ
まずは東側から遊歩道に入りました。しばらく行くとアカアシオオアオカミキリを発見、撮影しました。すでに稲城フィールドからは撤退しているので、今季初確認です。

 

ノコギリクワガタ
クヌギの樹上にノコギリクワガタがいたので撮影。かなり高いところにいたので撮影後は網の中にネットインさせて確認、リリースしました。

 

コクワガタ コクワガタ
遊歩道をしばらく進み、チェックするとコクワガタが少しいました。小型個体もいたのでこれも撮影しました。

 

コクワガタ コクワガタ
樹上の高いところにいたのは大型個体で、ネットインさせて確認後、木に戻して再び撮影しました。しかしながらせわしなく動き回るので撮影に苦労しました。

 

コクワガタ
山頂付近のポイントに着きましたが、コクワガタのみでした。樹上高いので撮影後に大型個体であることがやっと確認できるのみでした。

少し奥のポイントも確認しましたが、虫が全然いなかったので引き揚げ、帰宅しました。

グリーンボランティア活動

今日は午前中、グリーンボランティア活動でした。本日の活動内容はさざんかの広場中心で、枯れ木伐倒や草刈りです。

 

コアオハナムグリ
まずは集合場所の広場にてコアオハナムグリを見つけました。

 

枯れ木 枯れ木
大半のメンバーが作業場所のさざんか広場に異動しました。今回伐倒対象の枯れ木です。

 

草刈り作業
伐倒準備と並行して広場の草刈り作業です。刈草は落ち葉囲いに搬入しました。

 

伐倒作業 伐倒作業
休憩時間を挟み、いよいよ伐倒作業が始まりました。作業中は木の倒れる方向によりますが、その間は遊歩道を通ることができません。う回路もありません。通行人がいないタイミングを見計らって伐倒するしかありません。

 

切り株 切り株
伐倒後の切り株です。年輪を数えたら少なくとも35年ぐらいは経っていました。枯れてからの伐倒なので萌芽更新は望むべくもありません。このまま朽ちるだけで、地中部はやがてノコギリクワガタ等根食い系の幼虫の餌となります。

 

草刈り後の広場
草刈り作業が終わり、すっきりしました。

 

遊歩道
作業が終了時、戻る途中での遊歩道です。少数のメンバーが刈笹垣を撤去しました。垣根となっている笹がある程度再生したためです。

戻った後はハーブティーをいただき、その後は自主解散して帰宅しました。

本領発揮?

今日は花金、昨日の雨で湿度があるからと夜間観察に出ましたが、気温が低かったせいか、あまり虫はいませんでした。

7月11・12日の1泊2日でに福島遠視が決定、今回は単独遠征となります。

 

灯火トラップ
夜の帳が下りる頃になると、ぼんやりと光が目立ってきました。

 

スズメバチ
昨年にカブトムシを見つけた木は今年も樹液が出ていますが、虫はほとんど来ていません。上の方にスズメバチがいましたが、休んでいるようでした。

 

コメツキムシ 小甲虫 小甲虫 コガネムシ
コメツキムシをはじめ、小甲虫がぼちぼちと集まってきました。ゴールデンタイムは20時ころからで、上の方で採集していた先生が戻ってきました。

自分はもう稲城市では採集しないのと、カブトムシやクワガタ専門なので先生が採集される前に来た小甲虫の写真を撮りました。あくまでも機材貸し出しだけですので。

6月なのでノコギリクワガタが発生ピークに向かいつつあり、集光性があることから期待はありましたが。東北遠征時にノコギリクワガタやミヤマクワガタがよく飛来していたのもそのためです。

点灯開始

今日は通常出社日でした。夜には雨が降り出したので、湿度も上がっている訳で・・・次回観察時には虫が期待できるでしょうか。

 

ライトトラップ
18時過ぎには点灯しました。しかし、夏至前なので日没が遅く19時頃です。暗くなり始めるのは19時15分過ぎでしょうか。

 

スズメバチ
上に上がり、樹液が出ていそうな木を探しました。時期柄、ノコギリクワガタが発生ピークに向かいつつあるのですが・・・。7月下旬から8月旧盆前まではカブトムシが発生ピークで追い払われるため、8月後半以降が第二次ピークとなります。

期待とは裏腹にオオスズメバチが樹液を吸っていました。女王バチか働きバチかは分かりませんが、今の時期はまだ少ないのは確かです。昼間にスズメバチがいることは夜、期待ができるということでしょうか。

 

ケシキスイ
先生と遭遇し、採集した虫を見せて貰い、写真に撮りました。ケシキスイでかなり小さいです。大小様々な雑甲虫を採集されており、少なくとも数百種は網羅されていることでしょう。

点灯前の雑木林

今日は夏至、1年で最も昼が一番長い日です。冬至にはかぼちゃを食べ、ゆず湯に入る風習がありますが、逆に夏至はこれといった風習がないです・・・。

 

雑木林
来る7月15日にはイベントがあり、子供たちが考えるきっかけになるよう、暗くなる前に雑木林等を撮影しました。

高校入学した30数年前より雑木林は少なくなりましたが、残った雑木林は放置されて荒れる一方です。林床はアズマネザサに覆われ、背も高くなっています。

 

山道 山道
山道も人がやっと1人通れる幅で、他は雑草に覆われています。

 

雑木林
夕暮れの雑木林です。炭焼きをしなくなり、伐採による萌芽更新もしなくなったので、木々の背が高くなっている気がします。ほとんどが40~50年以上の老木で、やがては寿命を迎えて枯れることでしょう。その後はカシ等の常緑照葉樹にとって代わられていきます。

 

アズマネザサ
よく見るとアズマネザサが人の背丈よりも高くなっています。農業面でも利用されなくなり、草刈りしないとどんどん伸びるという一例です。

雑木林維持の多摩市と放置の稲城市。この差はどこから出てくるのでしょうか?