最終日の朝

今日で8月終わり、明日から9月です。いよいよあと1カ月で夜間樹液観察シーズンは終わりに近づきつつあります。

遠征採集美の朝は朝食後、少し外に出て撮影しました。2日目の夜は突然の雷雨で灯火トラップ採集ができませんでしたからね。

田沢湖 田沢湖高原
展望台に上がり、眼下の山の様子を確認しました。駐車場といった広いスペースなら灯火トラップ採集には向きそうなのですが、初日の夜にやったところは眼前の木々が成長し、いずれは灯火の光が遠くへ照射できなくなりそうです。

外灯を補助に使えればと思ったのですが、LEDではないにも関わらず外灯には虫が虫が来ていませんでした。

補助というよりは競合になりそうなので、高台?のような場所から照射できれば可能性がある…と見ました。青森の時は照射した場所が外灯が付いていない、または.距離があり充分暗い場所でした。

 

死骸
宿近くでは虫の死骸がわずかながらありました。腹の一部のパーツからオオクワガタとみられるのもあったので、望みが出てきました。

バッテリーを大容量に変更、ライト増備が次回への課題となるでしょう。

秋田犬

明日は通常出社日です。今日はテレワーク業務終了後、ヤブキリの餌用にバッタを数匹採集しました。ヤブキリは雑食性ですが、肉食傾向が強いので生きた昆虫を採集する必要があります。

ただし、カマキリの様に毎日生きた昆虫を採集、用意する必要がなく、キュウリやナス、カボチャといった野菜の餌も食べます。

 

秋田犬 田沢湖
秋田犬の無料見学券も貰ったので、食事後は秋田犬を見学しました。自分は犬が苦手で猫派ですが。

ですが、今夏は北日本でも猛暑で、暑さに参っているのか、寝ている様子でした。見た感じでは柴犬とよく似ていてわかりにくいです…。

バスの時間も迫ってきているので、キリのいいところで切り上げました。

今年は台風7号が持ち込んだ暖湿流の影響で雲が多く、瑠璃色の田沢湖…とはいきませんでした。

バスで田沢湖高原の宿に戻り、夕食後は灯火採集…に行こうとしたら雷雨となり21時ころまで降り続きました。2日目の夜は灯火トラップ採集ができず、雨が止んだ後に灯火巡りしましたが成果はゼロで終わりました。

田沢湖一周達成、稲庭そば

今日も厳しい残暑でした。しばらく暑さが和らぐ気配はなさそうです。

 

御座石神社 御座石神社
辰子像から5kmほど自転車を走らすと、御座石神社に着きました。この神社周辺には辰子姫伝説にちなんだ名所がいくつかあります。

鳥居バックに持参したあるモノを撮りました。

時間がなく、鳥居と道路向かいの神社にはお参りできませんでしたが。この近くにはたつこが水を飲んで龍になった「潟頭の霊泉」もあるそうです。クニマスがキノシリマスと呼ばれているのは、両親が龍に姿を変えた娘を嘆き、松明を湖に投げ込み、魚に姿をかえたという伝説からです。

 

稲庭そば
ここまでおよそ15㎞、田沢湖を3/4周したことになります。ラスト5㎞はそのまま自転車を走らせ、13時過ぎにスタート地点へ戻りました。これにて田沢湖一周達成しました。

青森の場合、焼山から休屋まで片道22km、往復44kmを4時間半ぐらいでいたが、仮に十和田湖一周すれば5時間はかかります。

自転車を返却し、昼食にしました。昼食は今年も稲庭そば、自転車で汗だくになったうえに腹ペコだったのでとてもおいしかったです。

辰子像

週明けも厳しい残暑でした。日中の最高気温が30度台前半なのがましですが(35度以上が猛暑)。

 

辰子像 漢槎宮
クニマス未来館から5km、今年も辰子像にやってきました。これで田沢湖を半周したことになります。26年前はここから角館方面、昨年は折り返していきました。すぐそばには漢槎宮があり、多くの観光客が参拝していました。

浮木神社とも言い、流れついた浮木(大木が湖面から2メートルぐらい顔を出し、斜めに水底に深く消えている流木)を祭っているといわれています。

まだ製造業を中心に旧盆休みなので家族連れとかは結構います。それでも前半期間よりは少ない方ですが…。自分は有休を取得して来ていますが。

 

辰子姫 辰子姫
相変わらず辰子像は鎮座しています。永遠の若さと美貌を願い、湖神になったと言われています。クニマスの伝説も辰子姫伝説と同時に生まれたとされています。クニマスが「キノシリマス」と呼ばれているのはそのためです。

一通り撮影を終えると、次の目的地・御座石神社へ向けて自転車を走らせました。

2023年度カブトムシ産卵セット

昨日の疲れをかなり引きずっており、今日は午後に1時間以上も昼寝してしまいました。

 

カブトムシ産卵セット
すでに8月も終わりに近づき、そろそろカブトムシの産卵セットをしなければなりません。

盛夏の猛暑を鑑み、近年は8月の処暑過ぎにセットするようにしています。昨夏は飼育ケースをコンクリートの上に置いたのが良くなかったようです。コンクリートの表面温度は外気温に+20度であり、気温35度の時は55度以上にもなっています。

コンクリートの上に直接ケースを置かなければいい訳で、今年はベランダの棚を少し整理しました。

幼虫を育てた時のそのままで、餌ゼリーをセットして野外採集♀を放しました。8月後半以降に採集したものならほぼ100%交尾済だからです。ただし、8月旧盆以降は目立って少なくなるため、8月前半の旧盆ぎりぎりにまで採集できれば理想です。目安としては旧盆の迎え火ぐらいでしょう。

現フィールドは稲城フィールドより少ないのか、夏休みには先行して親子連れに採集されてしまっているのか分かりませんが、なかなか採集できません。落ち葉囲いで幼虫は沢山みているのですが…。

2年ぶりの採卵成功なるでしょうか?

グリーンボランティア活動

今日はグリーンボランティア活動でした。前回は12日にあったのですが、高熱で寝込んでいたため、1カ月以上ぶりの参加です。

 

コブシの実
まずはコブシの実です。早春に花が咲くのですが、結実は晩夏から初秋です。複数の実が結合しているので瘤のようです。

 

ダイミョウセセリ
本日の作業内容の一つにアジサイの剪定および周辺の草刈りです。ダイミョウセセリが止まっていたので撮影しました。

ある程度選定してから散らばった枝および刈草を回収し、落ち葉囲いに運びました。

 

キノコ キノコ
落ち葉囲いにある木に生えたキノコです。種類は分かりませんが、食用と毒キノコは非常によく似ているので、無闇に食べない方が賢明です。そもそも食用かどうかは分かりませんが。

 

落ち葉囲い
落ち葉囲いはあっというまにいっぱいになりました。やがては腐葉土になります。時期柄、底の方にはカブトムシがもう卵を産み付けたのでしょうか。

米糠を混ぜ合わせての発酵、カブトムシの幼虫による腐葉土の食用で次第に土に還っていくことになります。そうして雑木林を育てる糧にもなったりします。

残暑が厳しく、木陰中心での作業とはいえかなり汗だくになりました。

昼前には終了、ハーブティーをいただいた後は自主解散となりました。

久しぶりのフィールド

今夜は久しぶりにフィールドに出ました。カブトムシの♀が現在1頭のみ、幼虫から育てたものなので無事に交尾が成立しているかは不安でした。

そこで、今の時期に採集した♀ならほぼ100%交尾済のはずで、野外♀探しも兼ねることにしました。

 

ハラビロカマキリ ハラビロカマキリ
現実は甘くなく、すでに8月も終わりに近づいているため、秋の虫へ主役が交代しつつある頃でした。まずはハラビロカマキリを見つけ、撮影しました。

 

ゲジゲジ
樹液の出ている木を片っ端から見ましたが、カブトムシやクワガタはさっぱりませんでした。ゲジゲジもいて、餌のゴギブリを探しているのかのようでした。ムカデと違い、人に危害を加えることはないようです。

 

カブトムシ♀
ようやくカブトムシの♀を見つけ、撮影後にキープしました。もちろんブリードに使います。

 

コクワガタ♂ コクワガタ♂
都県境を越えて久しぶりに神奈川県側に出ました。こちらも虫は少なく、やっとコクワガタを見つけた程度でした。

コオロギは9月になってからでしょうか、まだ出ていないようです。今年は山道ポイントにまだ行ってないので、週明け以降に行くことにしますか。フィールドが変わるきっかけとなったスジクワガタ発見から5年になるものですね…。

クニマス未来館

今日は通常出社日、晴れて厳しい残暑でした。

 

クニマス クニマス クニマス クニマス クニマス クニマス
まずは最初の目的地であるクニマス未来館に着きました。途中、う回路が工事で通行止めになっていたので、急坂の方を通らなくてはなりませんでした。電動自転車でないので一旦下車して押さなくてはならず、時間をロスしました。

今年もクニマスと対面です。♂の婚姻色でピンクに見えるのも、ヒメマスと共通しているようです。ですが、ヒメマスと違って斑点がありません。クニマスとヒメマスの決定的な違いは鰓耙数と憂悶垂数ですが、かつて田沢湖で漁をしていた漁師は外見だけで区別できたそうですが、これも貴重な経験といってもいいぐらいです。

 

ヒメマス ヒメマス
比較用のヒメマスです。体に斑点があるので、クニマスとは違います。ヒメマスは降海性が残っており、海に下ればベニザケとなります。しかし、クニマスは完全に降海性を失っています。

ヒメマスの親に当たるベニザケは途中に湖がある川でないと遡上しない性質があり、ヒメマスの一部が田沢湖で一生を過ごすうちに独自の進化を遂げたのがクニマスではないのでしょうか。

 

クニマス未来館
クニマス未来館です。湖がすぐそばにあるのですが、まだpHが5.3でクニマスを始めサケ科の魚が棲める状態ではありません。2030年ぐらいまでには元の水質を取り戻し、クニマスが再び棲める状態にしたいとのことですが、あと7年しかありません。

クニマスが再び田沢湖へ帰れる日は来るのでしょうか?

未来館を出た後は辰子像を目指して自転車を漕ぎました。

田沢湖一周スタート

今日は二十四節気の「処暑」ですが、名ばかりで厳しい残暑の1日でした。

 

田沢湖 田沢湖
2日目は田沢湖一周すると決めており、10時前にはホテルを出てバスで麓に下りました。所定の料金を払ってレンタサイクルを借りて田沢湖一周の旅がスタートです。

26年前に伯父さんに連れて行って貰った時および昨年も半周しかしていなかったので、今回はその悲願を達成するためです。

普段自転車に乗りなれていても、重いカメラ機材を積んだリュックを背負っていては上り坂で漕ぎきれないこともありました。体力が落ちているのか、年は取りたくないものです。

しかも台風7号が持ちこんだ暖湿流の影響で湿度が高く、汗ばむ上に雲も多めです。

まずは第一の目的地、クニマス未来館を目指して自転車をひたすら漕ぎました。電動自転車を借りればよかったですが、青森の時と違って料金が高いので、普通の自転車でした。

クニマス未来館まではおよそ5㎞の道のりで、順調にいけば30分ぐらいかかる筈でした…。

1日目の夜は…

今日は不安定な天気の1日でした。テレワークは2週間ぶりです。

 

ホテル 和シングル
バスで35分かかって到着。ホテルはもう目前です。

チェックイン手続きの後、部屋へ案内されました。先に発送しておいたライト類は台車に乗せて運びました。

部屋は今年も和シングルです。和室にベッドとソファがありますが、洋室シングルと違うのは床に寝転がれることです。

 

田沢湖
パソコンを起動、ホテルのWi-Fiに接続設定、無事にネットワーク接続できたことを確認してから今夜の灯火トラップ採集のための下見をしました。1日目と2日目で場所を変えてみるのもよさそうだな…と思いました。しかし、2日目の夜はまさか…になるとは想定していませんでした。

 

カメムシ コクワガタ♀
18時15分ごろに夕食、済ませた後はライトトラップを仕掛けに行きました。

セットして19時過ぎにはスイッチオン!近くに外灯もありますが、補助的として使うことにしました。温度計をセットしたら…

気温は20度台あり、今年は条件がよさそうだと思っていましたが…。湿度が高すぎて虫があまり飛べないのか集まりが悪いです。羽虫が集まっていても翅が湿っていて飛べなさそうでした。それもその筈、台風7号が暖湿流を持ち込んでいるためです。

外灯を見回って成果を稼ごうとしましたが、結局はリーチとなるコクワガタ♀1頭が採れただけでした。

22時近くに消灯し、片付けて撤収、ホテルに戻ってお風呂に入りました。