イオウマメクワガタセット

今日は午前中、LUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました。作業終了後はイオウマメクワガタを持ち帰りました。

餌ゼリーをあまり食べておらず、鈴虫用の餌(魚粉)や魚肉ソーセージ等を試す必要があると判断したためです。それらの動物質の餌は早くにカビて腐敗しやすく、頻繁に交換しなければなりません(概ね2~3日おき)。

 

産卵材 産卵セット
LUMBERJACKからの帰りに産卵材を買い、加水しました。加水後は水切りせず、斜めにセットして大半をマットで埋めました。

 

イオウマメクワガタ
採集時の材の派遣をよく見ると・・・潜っている成虫を見つけました。イオウマメクワガタと初対面です。

 

イオウマメクワガタ イオウマメクワガタ
手に乗せてみると・・・かなり小さいことが分かります。マットの中を捜索したら数匹の成虫が出てきました。もちろん、♂と♀の違いは外観からは分かりません。正確に区別するには交尾器を確認する必要があります。

 

イオウマメクワガタ イオウマメクワガタ
材の破片を配置し、マットをケース内に散布した後、成虫を移しました。餌は鈴虫用の魚粉フードで、水を少し加えたら釣りの練り餌みたいになりました。

これで食べてくれるでしょうか?魚肉ソーセージや鰹節、煮干し、鶏肉の皮などもいけそうです。

今回セットしたのはWILD個体です。野外採集ものなのですぐに産卵はしてくれる筈です。雌雄の区別がつかず、肉食性で餌は動物質、成虫になっても朽木から離れることが少ない、極めつけは一般人立ち入り禁止のため自衛隊関係者以外は採集・観察が不可能なことです。

初飼育となるので、ブリード可能でしょうか。まだ挑戦は始まったばかりです。

新潟県産オオクワガタ分離

今日は天候回復し、晴れ間が覗きました。昨日の大雨の影響もあり、山道のコンディションはまだ悪そうでした。昼間、明るいうちなら確認ができますが、夜に暗くなってからだと危険があるためです。

 

オオクワガタ♂ オオクワガタ
明日は下膳中、LUMBERJACKへ行き、午後は立川で四季島撮影を考えています。

先週の福島県産オオクワガタペアリング前に新潟県産は飼育ケースから取り出し、分離飼育としました。同居期間は1週間程度としており、それ以上同居させると悲劇が起こる可能性があるためです。

悲劇とは♂が♀を殺したり、♀による♂捕食です。♀が♂を捕食するのはカマキリでよく見られますが、オオクワガタの様に長命なクワガタでも起こりえるのです。

♀は卵を産みますが、産卵時には栄養をかなり使うのです。その栄養分は・・・タンパク質で、産卵すると不足します。そのため、いつも餌ゼリーは高蛋白のものが欠かせません。

明日は2セット作ることになります。あと、イオウマメクワガタもですが。

福島産オオクワガタペアリング

今日は出社日、朝から雨の1日でした。定時で帰ることはできましたが、雨の降り方によっては影響が出た可能性もあります。

 

ペアリングセット 福島産オオクワガタ
新潟県産オオクワガタのペアリング期間が過ぎ、個別飼育に切り替えた後は福島県産オオクワガタのペアリング準備をしました。

餌台は一度洗浄して新しいざりーに交換、ペアを投入しました。しかしながら羽化後3年が経過しており、産卵は厳しいかもしれません。♀は人間でいえば40代、ぎりぎりです。卵巣に卵がどれくらい残っているかは未知数です。

 

福島産オオクワガタ
もう1ペアも別のケースにて投入しました。こちらは♀がまだ若いので、期待できそうです。♂には♀殺しの“前科”があるため、事故が起こらないことを祈るばかりです。雌雄の血統が違うので、採卵できれば幼虫はCBF1になります。

昨シーズンは福島へ行けず、新潟が代替となりましたが、今シーズンは行けるでしょうか。夏休み前だと予約が比較的取りやすいですが、血を薄くしたいので野外採集の必要はあるのです。

青森産オオクワガタ産卵セット

今日から6月、木曜日なので通常出社日でした。

 

産卵セット 産卵セット
LUMBERJACKでアカアシクワガタの産卵セットが終わった後は青森県産オオクワガタの産卵セットも同時に行いました。

産卵材は正月の初売り時、高校の先輩より分けていただいたものを使用しました。加水後、水切りはしていませんでしたが、乾燥状態のマットをそのまま使用することで、吸わせることにしました。こうすると、マットが材からの水分を吸収することで、加湿状態とほぼ同じになる筈です。

オオクワガタはやや乾燥気味のに産むので、水分過多状態では卵が腐る恐れもあります。マットに吸わせればセット時に霧吹きでの加湿作業が省略できるので、自然に任せるのもいいかもしれません。ただし、水分は少しずつ蒸発するので時々は霧吹きで加湿も必要ですが。

 

産卵セット
剥いた樹皮を転倒防止材代わりに敷き、ゼリーをセットした後は♀を放しました。まだ羽化して2年なので産卵は可能な筈です。人間でいえば30代に相当するので、まだ大丈夫でしょう。

今季はどれくらい産卵してくれるでしょうか。

アカアシクワガタ産卵セット

今日で5月は終わり、明日から6月です。衣替えと同時に梅雨の季節で、カブトムシやクワガタの発生数が増え始めることでしょう。8月の秋田は決まりましたが、7月の遠征はまだ決まっていません。

 

産卵木
日曜日のLUMBERJACKレンタルBOX虫メンテでは、アカアシクワガタの産卵セットをしました。産卵木は前夜から加水し、自宅から持ってきました。

 

産卵セット 産卵セット
産卵木の樹皮を半分以上剥き、マットに頭が出るぐらいまで埋めました。マットから出る分だけ剝かなかったのは転倒防止を兼ねているためです。

自宅から持ってくる際、材は水切りしていませんですが、マットに吸わせる分を勘案し、無加湿で使用しました。

マットが材の水分を吸うことで、自然にマットが加湿されるとみているためです。セット完成後、♀を放しました。

 

アカアシ♀
♀の写真を撮ろう…と思ったら、そそくさと潜って行きました。

 

産卵セット
もう1頭の♀も産卵セットしました。アカアシクワガタの産卵セットはオオクワガタ、コクワガタとほぼ同じです。

昨夏に秋田で採集しましたが、夏も終わりに近づいている時期だったので、ひと冬越させてからがいいと判断しました。ヒメオオクワガタ同様、晩夏以降に採集される成虫は新成虫の可能性があるためです。

充分に交尾も済ませていますし、うまく産卵してくれるでしょうか。

増え始めたノコギリクワガタ

今日は夜間の気温が20度近くの予想なので、夜間樹液観察に赴きました。

 

ノコギリクワガタ♂
今夜の観察ルートはグリーンボランティア活動範囲内で、広場とは逆方向から入りました。最初のコナラポイントでノコギリクワガタ♂を見つけ、撮影しました。

撮影後に採集しようとしたら…茂みに落ちてしまい、見つかりませんでした。他にカシの樹液も見ましたが、発生が始まったばかりなので数が少なく、1頭もいませんでした。

 

ノコギリクワガタペア ノコギリクワガタペア
場所を移動し、交尾中のノコギリクワガタペアを見つけて撮影に成功しました。いざ採集しようとすると♂が真っ先にポロっと落ちてしまい、♀だけのゲットとなりました。

 

ノコギリクワガタ♀
ゲットしたノコギリクワガタ♀です。前回採集したものよりやや大きいので、キープとしました。30mmは確実に超えていそうです。

 

ノコギリクワガタ♀
サミットのポイントではノコギリクワガタ♀を見つけました。こちらは撮影後に確認後、リリースしました。

 

テントウムシ羽化
広場に戻り、桑の木を見ました。テントウムシの蛹がどうなっているのか気になっており、なんと!羽化していました。しかし、翅がしわくちゃです。羽化直後であれば無紋なので、模様があることから羽化失敗でしょうか。

撮影後は家路につきました。

新ストロボ

週明けは止み間があったものの、雨の1日でした。台風の進路も引き続き注視が必要です。

 

ストロボ
19時前に宅配便が届きました。Twitterでの知り合いからで、中古ストロボ2台の嫁ぎ先をツイートにて募集していたので手を挙げることにしました(もう1台は嫁ぎ先が決定)。

メーカーもキヤノン製で、しかも純正なのでちょうどいいと判断しました。現在使用している外付けストロボが老朽化していることも一因でした。

機種はスピードライト430EXIIです。ガイドナンバーは43で、旧機種(380EX)は38だったので、数値が大きくなった分、光量が増すことになります。

しかしながら、向こう1週間は雨の降る日が多く、夜間観察で本領を発揮するのはしばらくお預けになりそうです。夜間観察以外にも日中シンクロ撮影等、色々使える場面はあると思いますが。

新品だったら数万円するところを格安の3000円(送料別)で譲ってくれた方にこの場を借りてお礼を申し上げます。

イオウマメクワガタ

今日は午前中、LUMBERJACKレンタルBOX虫メンテに行ってきました。

作業終了直前、イオウマメクワガタを店長より渡されました。WILDとブリード個体です。

 

イオウマメクワガタ イオウマメクワガタ
体長は1cmぐらいの小さなクワガタで、マット内に潜っているのか成虫の姿を拝むことはできませんでした。

それにあまり時間もなかったです(;^_^A

採集地はもちろん、硫黄島です。「東京都小笠原村硫黄島」となりますが、自衛隊関係者および元島民以外は入島が禁止されているため、我々一般人は採集できません。それもその筈、硫黄島は第二次世界大戦末期の激戦地でした。

米軍の空襲もあり、今までも無数の不発弾が埋まっており、自衛隊員でも立ち入りが規制されているエリアもあります。

 

イオウマメクワガタ
生態は採集者しか分かりませんが、チビクワガタやマメクワガタ同様に成虫は動物質のものを食べる傾向があるとみています。

とりあえずは高蛋白ゼリーを入れてみました。個体の大きさが小さいからといって、小さいケースに多数飼育すると共食いしそうです。早急に対策が必要ですね。

夜間観察3日目

今日は午前中、グリーンボランティア活動でした。

20時15分頃には今夜も夜間樹液観察に赴きました。シーズンが始まったばかりですが、週明け以降は曇りや雨の日が多くなり、台風の動向も注目されています。

 

コクワガタ♂
まだ虫は少なく、都県境を越えて神奈川県側のポイントへ行きました。ここでは辛うじてコクワガタを見つけました。

 

コクワガタ♂ コクワガタ♂
別の木では大型♂もいました。大きさからして40mm台前半でしょうか。

 

コクワガタ♂ コクワガタ♀
更に場所を移動し、奥のポイントへ行きました。こちらもコクワガタ、ノコギリクワガタの発生はまだの様です。赤い光を当てたのですが、それでも驚くものですかね…。昆虫類は赤色が認識できず、赤ゼリーが食いつきが一番よいとされているそうです。

昔、スイカを餌にあげた時もそうでしたね…。水分が多すぎて今ではよくない餌とされています。

それでも写真を撮ることができました。時間の都合で写真撮影後は引き揚げて帰宅しました。まだ見ていないのは山道ポイントで、平成最後の晩夏にスジクワガタが見つかったことで、フィールドが変わるきっかけにもなりました。

明日はそちらも見ることになるでしょう。

ノコギリ・コカブト今季初確認

今日はプレミアムフライデー、明日はグリーンボランティア活動です。今夜はコースを変えて夜間観察に赴きました。

 

コクワガタ♂
昨日とは反対方向から雑木林に入り、樹液の出ている木を1本1本丹念に見ました。しかしながらなかなか見つからない…。ノコギリクワガタを今季初発見、写真を撮ろうとしたら振動を察して落ちてしまいました。

コクワガタは踏ん張ったのか?写真を撮ることができました。

 

コクワガタ
木の根元で隠れようとするコクワガタ。赤い光だからといって、驚かないとは限らないようです。

 

ノコギリクワガタ♀ ノコギリクワガタ♀
ノコギリクワガタの♀を発見!これをもって今季初の確認としました。♂のメイトガードで落ちるまで分からなかったようです。ブリード用に持ち帰りましたが、いずれは♂を見つけて追いがけする必要もありそうです。

 

コカブト♀
場所を変え…今度はコカブトを見つけました。胸の凹みから♀と判定しました。市内での発見は2018年8月ですから4年9ヵ月ぶりです。現フィールドでは初です。

この後も数か所、樹液の出ている木を見ましたが、何も見つからず、引き揚げて帰宅しました。